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剣道は身長が高い方が有利とは限らない!


身長が低い娘はちょっと悩んで、同じく身長の低いK先生に相談したそうです。

先生って身長の高い人にも強いですよね。
やりにくくないんですか?

K先生
背が低いのも有利やで。

うっそ~~。
私、身長の高い子にいつも面で負けるのに。

K先生
なんで、腕をちょっと伸ばしたら身長の高い人の面に当たるやん。

この話を聞いてちょっと驚きました。実は私も身長が166cmで男性としては小さいです。リトルジャパニーズですね。そして、身長の高い人は本当に苦手で、面なんて届く気がしないのです。

身長測定

個人的には剣道をする上では身長の高い人の方が圧倒的に有利だと思っているのですが、K先生は身長が低い方が有利だと言うのです。本当なのでしょうか?

というわけで、今日は
 
剣道は身長が高い方が有利なのか?
 
というテーマについて、リトルジャパニーズ代表の私が色々な角度から考えてみました。是非ご覧ください。
 

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剣道における身長差のメリットとデメリット

動画は第57回全日本剣道選手権大会のダイジェスト版です。この大会で内村選手は寺本選手と準決勝で対戦。最終的に優勝されています。

寺本選手の身長は184cm、一方内村選手の身長はどうやら170cmということです。実は内村選手とは一度だけ稽古でお会いしたことがあった(稽古をお願いしたわけではありません)のですが、横に並んだ感じでは私と変わらないくらいの印象でした。

しかし、内村選手だけでなく、剣道世界選手権や全日本剣道選手権を見ると、身長が高いから有利という印象は全く受けませんよね。確かに大柄な選手も多いのですが、大柄な選手が必ずしも勝ち上がっているかというと、そうではありません。

特に世界選手権を見ていて感じるのは、男子も女子も韓国の大きな選手に負ける気がしません。身長差だけでなく、パワーが全然違う印象ですが、剣道のという部分では小さな日本人選手の方が明らかに上に見えました。ちなみに、韓国の代表選手になるには慎重制限があるという噂もあります。恐らく男子なら180cm以上という感じではないでしょうか。

しかし、色んな観点から考えた結果、
 
剣道は身長が高いから有利ということはない!
 
という結論に至ります。それは何故か。身長が高い人、低い人、それぞれにメリットもデメリットもあるからです。では、それぞれのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
 

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身長が高いことのメリットとデメリット

私のように身長が低い人から見れば、身長の高い人っていうのはとっても有利に思えるものです。しかし、剣道は他のスポーツなどと比べると身長が高い人の方が有利というわけではありません。確かに、身長が高い場合にはメリットが多いように思えますが、実はメリットだけではなくデメリットもあるからです。

では、身長が高い人の場合はどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。順に見ていきましょう。

身長が高い人のメリット

まずは身長が高い人のメリットについて考えてみましょう。主に考えられるのは次の4点です。

  • 手足が長く遠い間合いから打てる
  • 懐が深く相手にとって打突部位が遠い
  • 身長差がある場合振りかぶらなくても面が打てる
  • 相対的に筋力が強い

身長の高い人の場合はとにかく手足の長さが違うので、明らかに遠い間合いからも打つことが可能です。更にその長い手足を動かすことが必要となるので、筋力的な部分にも違いが現れます。必ずしも筋力が強いというわけではありませんが、相対的にそういうイメージ。あなたの周りの人もそうではないでしょうか。

更に、身長差がある場合の面打ちに関して考えてみると、腕を伸ばしただけで面が当たるというイメージです。つまり、わざわざ振りかぶらなくても上から下に打てることになります。
 
では、デメリットはどうでしょうか。

身長が高い人のデメリット

身長が高い人にも剣道ということにおいてはデメリットがありました。主に考えられるのは次の3点です。

  • 手足が長く小さな動きが苦手
  • 近い間合いが苦手
  • 身長差がある場合小手・胴が打ち難い

 
前述した通り、身長の高い選手の中には遠い間合いからの面打ちが得意な選手が多いですよね。逆に、遠い間合いから面を打たない選手に対しては・・・

先生
もっと身長を活かしなさい!

と指摘されることが多いと思います。

しかし、逆に小手打ち胴打ちに関しては打突部位がかなり低くなるので、非常に打ち難く苦手な選手が多いですよね。 特に胴打ちは身長差が大きい場合には潜り込むような形にならないと打てません。これはかなり大きなデメリットと言えるでしょう。

では、逆にうちの娘やK私のように身長の低い人の場合はどうでしょうか。
 

身長が低いことのメリットとデメリット

身長が低い選手が剣道をする場合のメリットとデメリットについて考えてみましょう。

背比べ

身長が低い場合の剣道に関するメリット

身長が低い場合は不利というイメージが強いかもしれませんが、身長が低いことで得られるメリットもありました。それは次の3点。

  • 小手が打ち易い
  • 胴が打ち易い
  • 手足が短いので近い間合いが有利

身長が高い人は面打ちが得意というイメージと同様に、身長が低い人は小手打ちや胴打ちが得意な場合が多いでしょう。面が打てない分、必然的に小手や胴を打つことが多くなり、実際に技術的にレベルが高くなります。

また、近い間合いに入ってしまうことで、身長の高い人には打突部位が打てなくなる可能性もあります。

では、デメリットについても見ていきましょう。

身長が低い場合の剣道に関するデメリット

身長が低い場合の剣道における主なデメリットは次の3点です。

  • 手足が短いので遠い間合いから届かない
  • 面打ちは大きく振りかぶらないといけない
  • 相対的に筋力が弱い

まず、腕や足が短いので遠い間合いから打っても届かない可能性があります。実際に身長差の剣道における影響を学術的に捉えた論文を読んでみても、明らかに飛距離が短いということが書かれています。

また、面打ちは上から下に振り下ろすということが必要なので、一旦相手の面の高さ以上に振りかぶる必要があります。ですから、大きく振りかぶらなければならない(竹刀の軌道が長くなる)ので、打突に掛かる時間に関しても長くなるでしょう。

相面になると身長が低い選手は不利と言われるのはその為ではないでしょうか。実際、自分より背の低い人との稽古では同じタイミングで面を打っても有利になる印象です。

面打ちシルエット1

そして、「身長差がある=小柄」という図式が成り立ち、小柄な人は相対的に筋力が弱い場合が多いでしょう。ですから、打突強度という部分にも違いが出て来るかもしれませんが、それ以上に体当たりなどで当たり負けする可能性が高くなります。

では、身長が低い人が剣道で有利な状況に持ち込むにはどのような点に注意すれば良いでしょうか。
 

身長が低い人が高い人に剣道で勝つ方法

では、剣道の試合や稽古で身長の高い人に対してどのような点に注意すべきでしょうか。色々な考えがあると思いますが、最も重要なのは次の3点です。

  • あえて面を狙う
  • 左右の足さばきを使う
  • 相手を誘って応じ技を打つ

では、もう少し詳しく見ていきましょう。

身長の高い相手こそ面を狙え!

剣道において、試合や稽古を有利にするには相手に思い込ませることが重要となります。一般的に身長の高い人は面を打たれることが少ないので、身長の低い人との対戦では面を打たれる可能性が低いと考えている場合が多いでしょう。

もし、あなたが『身長の高い人には面が届かない』と考えてしまったら、その時点でかなり不利な状況となってしまいます。ですから、例え面に苦手意識があったとしても、あえて面を打つ勇気を持ちましょう。

そして、相手に『この人は背が低いけど面も打てるのか・・・』と思い込ませることができればかなり有利な状況となります。つまり、面を警戒することによって、小手や胴に対する警戒心が薄らぐことになるでしょう。

そうなれば、その後は本当に自分の得意な技を打つことができます。しかし、それだけではまだ不十分です。更に足さばきを使いましょう。

身長が低い場合は左右の足さばきを使おう

身長の高い選手の場合、直線的な動きが得意という場合が多い印象です。一概には言えませんが、やはり高身長を活かすには真っ直ぐに打つ面ではないでしょうか。

そんな時、身長の低い人も同じように直線的な動きをしていては不利になってしまいます。そこで、足さばきを使って直線的な動きを少なくしましょう。そうすることで、相手に的を絞らせないことになりますし、こちら側も中心を取ることが可能になります。中心を取るということに関してはこちらの記事を参考にしてください。

剣道は中心を取ることが重要!足を使うってどういうこと?
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特に重要なのは開き足です。素振りで行っている開き足を実際の稽古や試合の中で応用しましょう。開き足を使うことで、応じ技も楽に打つことができるので、じっくり研究してみてください。

身長が低い人は相手を誘って応じ技を打ってみよう!

開き足を使うことで多くの応じ技に活かすことができます。上手く利用できるようになれば、あなたの剣道の幅も拡がることでしょう。

特に、相手との身長差が大きな場合は面を狙ってくることが多いので、あえて面を打たせて応じることができれば精神的なダメージを負わせることも可能となります。特に胴を打たれた後というのはショックを受けるものです。中にはムキになる人もおられますね。

そうなったらもう、あなたの思う壺!一旦掴んだ手綱を離さないように注意しましょう。

まとめ

剣道は身長が高い方が有利かということについて検討して来ましたが、ここでまとめてみたいと思います。
 
まず、身長が高い選手、低い選手それぞれにメリットとデメリット、得意不得意があることがわかりました。このことを踏まえて、身長の低いうちの娘が身長の高い選手に剣道と言う分野で勝つにはどうすれば良いかということになりますよね。

みんな違ってみんな良い

身長の高い人との戦い方としては、次の3点が重要です。

  • あえて面を狙う
  • 左右の足さばきを使う
  • 相手を誘って応じ技を打つ

上記の点に注意しつつ稽古・試合を行ってみてください。きっと身長差など関係なくなることでしょう。

小手打ち
 
とは言え、やっぱり身長の高い選手には憧れますよね。そこまで高くなくても良いのですが、私なんかも

もう少し身長があれば・・・

と思ってしまいます。我が家の子供達はもう少し伸びて欲しいとは思っているのですが、成長を促すサプリメントなども検討しています。先日、身長を伸ばすのに必要な栄養素が入ったグミを購入しました。牛乳を飲んでおけば身長は伸びるというのはもう昔の話。それだけでは足りないようです。

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効果があるかどうかはわかりませんが、最後の望みという感じでしょうか。身長が高い方が断然有利という競技がありますが、剣道においてはそうではありません。かと言ってもやっぱり身長が低いというのはコンプレックスですよね。剣道も他のことも自信を持って取り組んで欲しいものです。

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