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剣道の審査!六段合格の秘訣!

稽古仲間のH君が春の京都で六段審査に挑戦するそうです。と言っても、何回目かな?Hくんの年齢は現在37歳。

H君は大学時代には全日本学生選手権(団体)にも出場していたし、現在の実力的にも僕なんかより遥かに上だと思います。でも、そんな彼でも何度も不合格を重ねているのが事実。
 
合格絵馬
 
六段審査ってそんなに厳しいの???
 
って思いますよね?僕も自分が六段なるまではそう思っていたのです。でも、受けてみたら簡単に合格してしまいました。

では、僕とH君の違いはどこにあったのでしょう?それを考えるとおのずと六段合格の秘訣が見えてくるような気がします。
 

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審査員の目を養えば六段合格が見えてくる!!

まずはこちらの動画をご覧ください。こちらの動画は剣道七段審査の様子なので、六段審査よりはレベルが高いですね。ちょっとピンボケで酔いそうですが、とても参考になると思うので是非見てください。
 

 
審査員の目線になって動画を見ることができたでしょうか?この動画の続編の20の立ち合いでは立ち合いの後に合否判定を表示させているので、こちらの動画で合否のポイントがわかった方は挑戦してみてください。
 
私は久々に見てみたら正解率は5割程度でした。非常に難しいですね。しかし、何度も何度も動画を見ていると、合格のポイントというのが見えてくるのではないかと思います。

七段審査の合格のポイントがわかれば、六段審査の合格ポイントはとても簡単ですね。
 

初太刀一本、千本の価値あり

上の動画は最も若い受審者(36歳~39歳)の第一会場の模様です。しかも、最初の方なので、本当に若い人達。つまり、殆どが剣道のプロのような方達の立ち合いということになります。

上の動画で最も解り易かったのが最後の立ち合い(102A-102B)ではないでしょうか。一つ感じたのは、やはり初太刀だということです。合格されている方の初太刀は本当に素晴らしいとは思いませんか?

勿論、初太刀を取っているという方でも不合格になる場合もあります。そして、合格されている方でも初太刀をものにできなかったという方も居られます。しかし、合格者の多くは初太刀をものにしているという印象を受けました。

ここで言う初太刀とは、自分が打つ最初の太刀という意味合いです。立ち合いの最初の太刀という意味ではありません。つまり、相手が不十分な状態で打ってきても、無理に合わせる必要は無く、凌げば良いと思います。

できることなら、立ち上がりの一本目は自分から攻めを効かせて打ち込めれば言うことがないでしょう。しかし、相手の方もレベルが高いのでそう簡単に打ち込めるとも限りません。ですから、相手の打突は封じればいいわけです。
 
昇段審査2
 
初太刀一本 千本の価値あり
 
という言葉がありますが、正にその通りだと思います。竹刀ではなく刀だと考えた場合、初太刀を打ち込まれた時点でその勝負は終わっているのです。真剣とはそういうものなのです。
 

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「打ち過ぎてはいけない」のウソ

私が剣道の六段審査を受ける前に、とある先生からアドバイスを頂きました。
 
打ち過ぎてはいけない!!
 
というものです。一度の立ち合いで4本か5本打てば良いと仰っていましたが、私としては審査において打ち過ぎということ自体がないという考えです。しかし、実際に自分の立ち合いの動画や他の方の六段審査の動画を見ても、やはり5本程度しか打てません。

第一会場の若い人達は手数が多いと言われますが、それでも6本程度ではないでしょうか。打ち過ぎがいけないのではないのですが、実際に6段審査の1分間という時間にしっかり攻めて打つということを意識すれば、打ち過ぎなんてことは有り得ないのです。

私が三段を受けた時に恩師に「打ち過ぎてはいけないのでしょうか?」と質問したところ、

「何本打ってもいいよ。全部当たればいいんだ!」

と仰っていました。正にその通りだと思います。六段審査でも七段審査でも同じではないでしょうか。無駄打ちをするから打ち過ぎと思われるのです。数打ちゃ当たるということではなく、「確実な打ちを打つ」これに尽きるのではないかと思います。

ですから、打ち過ぎということを考え過ぎるのは良くないでしょう。逆に、しっかり攻めて打てば何本打ったって良いのです。
 

打たれ過ぎてはいけない!

六段合格者への独自のインタビューによると、
「不合格の時より相手に打たれることがなかった」
と仰る方が居られました。

実は私もこれは感じていました。私が六段に合格した時、動画を見ると何本かは打たれているように見えますが、立ち合いの後には打たれたという印象が全くありませんでした。

そう言えば、とある先生が審査のポイントとして
 
「有効打突は1、2本あればいい。あとは相手の打突を凌げば良い。」
 
と仰っていたことを思い出しました。

そうです。打たれなければ良いのです。但し、打たれないという技術を磨くことも大事。この技術は日頃の稽古で身に着ける必要があります。
 

六段合格した人の動画を見てみよう!!

先に七段審査の動画を紹介しましたが、ここで改めて六段に合格された方の動画を見てみましょう。運営者情報のところに私の立ち合い動画もありますので、そちらもご覧ください。

YouTubeで「剣道 六段合格」という動画を検索すると多数ヒットします。ほんの一例としてこちらの動画をご覧ください。
 

 
七段審査を見た後で六段審査を見ると、なんだかほっとしますよね。(笑)レベルの違いは一目瞭然です。私も六段審査を受ける前に、何人かの六段合格者の動画を拝見しました。

しかし、合格されている方には申し訳ないのですが、「これが六段合格のレベルなんだ・・・」という印象だったのです。自分が実際に合格できるか否かはわかりませんでしたが、考えていたよりもレベルが低く、頑張れば何とか合格できるレベルの試験だと認識することができました。

六段合格の動画を見ていると、立ち姿もイマイチ、着装もイマイチという方も居られました。それでも合格されているのです。

動画を見て、何点か気が付いたことがありました。それは、

  • 五段審査は各都道府県によって基準違う
  • 30代後半になると強い人は少ない
  • ということでした。

    勿論私もその中の一員です。そして、実際に審査会場に入り、多くの方の立ち合いを見る限り、その考えが正しいということを再認識しました。
     

    六段審査の合格率の不思議

    剣道の六段審査、七段審査において、毎回合格率というものが発表されます。はっきり言って、こんなもの発表しなくても良いと考えます。

    合格率なんて関係ないのです。できている人が合格、できていない人が不合格というだけの話なのです。そして、審査されている先生に聞いたところ、審査員は合格率は意識していないということでした。たまたま毎回同じような合格率になってしまうということなのです。

    私の知り合いで、「今回は合格率が良かったのに、不合格になった」という方が居られますが、そういう考え自体がナンセンスですよね。確かに、地方審査の合格率は若干多いというのがあります。

    でも、そんな数値は大してあてになりません。気にするだけ損ではないかと思います。そんなことを気にする時間があるなら、もっと自分の駄目なところを研究するべきではないでしょうか。
     

    まとめ

    剣道において六段の昇段審査というのは、五段までと違い、全国審査となります。つまり、剣道五段と言ってもどういうレベルなのかわからない部分がありますが、剣道六段というと、ある一定のレベルに達したという証明だと思っています。

    その分、審査は厳しいと思いがちですが・・・日頃から正しい稽古を積んでいれば普通の人でも問題なく合格できる段位でしょう。
     
    合格の秘訣をまとめてみましょう。

    六段合格の秘訣
  • 初太刀を取る
  • 攻めのある打突が必要
  • 打ち過ぎということは考えない
  • 打たれ過ぎない
  •  
    但し、稽古無くして合格は有り得ないと思っています。今度、京都で審査を受けるH君は実力的には六段合格レベルだと思いますが、やはり稽古が足りません。稽古、即ち自信です。

    自信がなければ審査会場で自分の力を発揮することはできないのではないでしょうか。彼が不合格の回数を重ねている理由はただそれだけだと思います。

    社会人になり、仕事が忙しく稽古をする時間が捻出できないということもあるでしょう。しかし、そこを工夫してレベルアップしていく必要があると思います。

    例えば自宅で一人稽古をしておけば、稽古ができなくてもある程度の体力維持はできますし、やはり自信にも繋がります。自信というのが一番大きな部分ではないでしょうか。
     
    合格
     
    また、「審査は面を打たなきゃ合格できない」なんてことを仰る先生が居られますが、それは違います。違うのですが、面を打つという気持ちが大事なんだということですね。

    面は捨て身でなければ打てません。そこには自信が必要です。そして、面を打つという気迫。面を打つということが大事なのではなく、面を打つという気迫が大事なのです。

    実際は面でも小手でも胴でも相手を圧倒する技が出せれば問題ありません!!
     
    稽古さえすれば六段はきっと合格できますよ。頑張りましょう!!
     
    他にも昇級審査・昇段審査関連の記事を書いていますので、是非ご覧ください。
     ⇒ *剣道の昇段審査!四段・五段を見学して思ったこと!
     ⇒ *審査関連記事一覧

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     - 昇級・昇段審査

    Comment

    1. 横田トミ子 より:

      剣道中毒のリンク 見させて頂きました。
      私も今 六段審査挑戦しているところです。
      合格の秘訣を参考に 頑張ってみたいと思います‼︎

      大変 勉強になりました
      ありがとうございます♪

      群馬 67歳

      • 野川 より:

        横田様
        コメントありがとうございます。
        偉そうに書いてしまって申し訳ありません。

        自分の理想とする剣道に近付けるようにすれば合格は間違いないと思います。
        御武運をお祈りしています。

    2. くぼ より:

      大変、参考になりました。来週の京都に向け、最後の1週間を先生のコメントを胸に、頑張りたいと思います。

      • 野川 より:

        くぼさん
        コメントありがとうございました。
        審査頑張ってください。
        御武運をお祈りいたします。

    3. 田島 栄作 より:

      剣道中毒様のサイトを偶然拝見させていただきました。サイト運営の野川先生の剣道歴の苦労を見て、私の剣歴にかなり似通っていた為、大変共感いたしました。私は、三段を4回目で合格。
      四段は、8回目にて合格。五・六段は、1回で合格させて頂きましたが、それからが苦労の連続で2年前に、やっと19回目の挑戦にて7段合格させていただきました。四段を7回目に落ちた時と7段を17回目落ちた時は、竹刀を置く覚悟をしました。少年・少女剣士であった2人の子供たちも今では、社会人となり、現在一人楽しく剣道稽古に勤しんでおります。野川先生の6段審査の立ち合いを動画で拝見し、先生のご苦労がきれいな構え・さえた技に表出されており、ますます共感いたしました。福岡県在住、54歳男性です。

      • 野川 より:

        田島先生
        コメントありがとうございます。
        竹刀を置く覚悟・・・私も同じ思いをしましたが、今となってはその苦しい時期があったからこそ今があるのだと実感しています。

        しかし、七段審査は合格できる気が全くしません。もう、3年後には受けられるのですが受けたくないですね。(笑)

    4. 田島  より:

       野川先生
       拙いコメントに対して、ご返信ありがとうございます。
       私の下手な腕前とは違い、スムーズな七段昇段をなされることと確信致しております。
       自分は、今後、8年後の八段審査に向けて日々精進していく所存です。
       遠く離れた九州の地から、先生のご活躍をお祈り致しております。      田島

      • 野川 より:

        田島先生
        私の場合、本当に七段がイメージできなくて、凄く遠く感じています。そろそろ七段を見据えた稽古をしなければならないのかもしれませんが、難しいですね。
        ついつい気を抜いてしまいます。(笑)

        8年後と言うと、かなり先の話のように感じますが、きっと「あっ」と言う間なのでしょうね。私も田島先生の後を追いかけて頑張りたいと思います。

    5. 宮下チエ子 より:

      千葉にいる同級生妻です。
      息子&娘が中学で剣道を始めました。
      息子はこの夏部活引退しました。
      娘は部員が少ないため、この夏から大会デビューしました。
      最近親指に血豆ができて、どうしたものかとサイトで検索していたら偶然見つけました!
      とっても解りやすく書かれていて参考になります!

      • 野川 より:

        宮下様
        コメントありがとうございます。
        少しでも参考になったようで良かったです。
        娘さんも頑張っておられるようで、応援に熱が入りますね。

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