剣道中毒

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剣道の攻めパターン!基本はたった3つだけ!

剣道って難しいですよね。特に試合で一本を取るということだけでも本当に難しいです。確実に勝てる方法というものは無いのかもしれませんね。現に剣道の試合で絶対に勝てる人なんて居ないのですから。

今日は試合に悩む中学生A君からの悩み相談です。

A君
試合の度に先生から「お前はワンパターンだ」って言われるんですよ。

確かに攻めのパターンが同じに見えるね。

A君
何か良い攻めパターンがあったら教えてください。

それは難しいなぁ。
相手の癖とかそいういうのも関係するから。

私自身、それ程多くの攻めパターンを持ち合わせているわけではないので、こういう質問は非常に困りますね。

カンガルーの喧嘩

A君の試合を見ていると、前に出て面、または小手面・・・みたいな試合展開が非常に多く、ただただ自分勝手に打っているだけのような印象です。基本がそこそこできている子だけに、ちょっと勿体無いと思っていたのです。

というわけで、今日は
 
剣道試合に活かせる攻めパターン!
 
というテーマを取り上げてみたいと思います。剣道は相手がいるから成り立ちます。自分勝手にならないような試合展開を一緒に考えながら組み立ててみましょう。
 

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攻めパターンの基本はたった三つ!

攻めの目的は、打突の機会を作ることですが、「攻め」と言うと非常に難しく聞こえるかもしれませんね。でも、日頃稽古していると知らず知らずの内に身に付いているものです。最も解り易いのが

あっ!
こいつ、面打ってくる!

と思わせることだと思います。

攻めということについて詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。

 
攻めが相手に伝わり、相手が打ってくると思ったときの行動としては、

  • 避ける
  • 居着く
  • 打って出る

 
という3パターンですね。そうです、基本はたったの3パターンなんです。その相手の心理を上手く利用できるように自分で試合を組み立てて行けば良いわけですね。

そして、そういう視点で見ると面白い動画があります。凄く有名な試合なのでご存知の方も多いと思います。世界最速の面と言われる高鍋進氏と寺本将司氏の対決はどうなったでしょうか・・・
こちらをご覧ください。

 
高鍋選手は攻めに対して左手が浮く癖があります。それに対して寺本選手は何度も何度も逆胴を打ちます。また、高鍋選手の得意の面に対しても寺本選手は胴で応じようとします。

しかし、最後の最後は高鍋選手に胴を警戒させ、寺本選手が面を決めます。ほんの一瞬の居着いた瞬間を見逃さずに打ち込んでいます。寺本選手はこの短時間の間に壮絶なストーリーを描いていたわけですね。

なかなかこんな風に上手くはいかないかもしれませんが、相手に思い込ませるということは非常に有効な手段ではないかと思います。
 
では、具体的に色んなパターンを考えてみたいと思います。
 

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色々な攻め方を知ろう

攻めのパターンというのは無数にあると思います。丁度手元にこちらの書籍があったので、ペラペラっとページをめくって見てみました。

勝つ剣道のコツ55

私が良く使うような技も書かれています。例えば・・・

  • 左足を固定したまま右足だけをスライドさせれば、相手に悟られずに間合いをつめ面が打てる
  • 剣先の強い相手には竹刀を払い、戻す動きを利用して小手を打つ
  • 剣先が柔らかい相手には裏から竹刀を払い、そのまま小手を狙う
  • 意表を突いた左胴なら一本が取れなくても相手を混乱させることができる

 
などなど、55種類もの実例が書かれているのでとても解り易いです。中にはちょっとできないな~っていう技も書かれていますが、そういう技を無理に使う必要はなく、できる技や攻めパターンを色々やってみるということが大事ではないでしょうか。
 
では、そう言った技を組み立てて自分だけの攻めパターンを作るにはどうしたら良いでしょうか?
 

実際に攻めパターンを考えてみよう!

では、先程のような一つ一つの攻め方を有効に使うにはどのようにすれば良いのか考えてみましょう。

例えば、先程示した中の

  • 剣先の強い相手には竹刀を払い、戻す動きを利用して小手を打つ

という攻め方をしようとしても、実際はなかなか上手くできないことがありますよね。そういう場合、最終的に小手を打ちたいわけですから、小手以外の打突部位に意識を向けることが最も良い方法でしょう。

要するに、上を攻めて下を打つという方法です。つまり、面を打つと見せかけるわけですね。単純に面を打ちに行くと、出小手を打たれたり、胴を抜かれたりする可能性が高くなるので、やはりここは竹刀を払ってから面を打つというパターンで攻めてみましょう。

実際には、「竹刀を払って面」を何度か打ってみます。そして、その後に「竹刀を払って小手」を打ってみましょう。恐らく面に意識が向いているので、面を避けようとするのではないでしょうか。相手の反応を見ながらやってみてくださいね。

鎧

他には、

  1. 小手→面を打つ
  2. 小手→面を打つ
  3. 小手→胴を打つ

 
というのも単純ですが意外と有効です。最後の「小手胴」をアレンジして「小手→小手」や「小手→払い面」なんかも可能でしょう。また、引き技なども色々な攻めパターンを作り易いですね。

  1. 鍔迫り合いから引き胴(または小手)
  2. 鍔迫り合いから引き胴(または小手)
  3. 鍔迫り合いから引き担ぎ面

 
単純に鍔迫り合いから引いて担ぎ面を打つだけでも小手または胴を警戒されるので面が打ち易くなりますが、その技を更に有効にする為に一定の攻めパターンを見せて伏線を引いておくという感じですね。

また、あなたが小手を打ったら必ず小手面を打って返してくるような相手が居たとします。その場合はどうしたら良いでしょうか?私ならわざと小手を打ち、相手の小手面を誘います。そして、小手から胴に斬るようなイメージですね。こういった相手に合わせたパターンも作ってみては如何でしょうか。

他にも剣道の攻めパターンは無数に考えられるので、あなただけの必勝攻めパターンを何種類か作ってみてください。
 

まとめ

今日は剣道の攻めパターンについて取り上げてみました。限られた文字数内ではなかなか上手く伝えることができないかもしれませんが、少しでも参考になったなら幸いです。

では、もう一度おさらいしておきましょう。

猫の喧嘩

攻めが相手に伝わり、相手が打ってくると思ったときの行動としては、

  • 避ける
  • 居着く
  • 打って出る

 
という3つのパターンしかありません。そのパターンを上手く作り出すことができれば、思う壺ですよね。上に紹介しました動画では、寺本選手が何度も何度も胴を打ち、胴をかなり警戒させていました。そして、最終的に胴を打つと見せ掛け、居着いた瞬間を見逃さずに面を打つということを実践されていました。

このように、自分の攻めパターンを作り、相手が確実に避ける・居着く・打って出るという状況を作り出すことができれば、後はそれに対応するだけです。難しいかもしれませんが、是非挑戦してみてください。

くれぐれも、攻めパターンがワンパターンにならないように注意しましょう。
常に創意工夫することが大事だと思います。

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 - 剣道の応用技

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