計算機を使ったことってありますよね。私は工学部だったので関数電卓が必須でした。社会人になってから紛失してしまいましたが・・・
パスカルと言えば、『人間は考える葦である』という意味の分からない言葉を残した人と言った方が有名かもしれませんが、私の中では
でした。
学生時代にパスカルの計算機というものが学校に置いてあり、触ったことがあります。ガチャガチャと押したり回したりすると答えが出るみたいな、凄くレトロ感のある機械式計算機。世界で初めて作られた計算機だったそうです。
学校に置いてあったのは、トップ画のようなタイプでしたが、どうやらこれは初期型ではないみたい。パスカルは50個以上も作ってようやく完成したということなので、我々が触っていたのは恐らく完成形のやつだったに違いありません。
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そんなパスカルがある人に手紙を書いたとき、最後にこんな文章で締めくくったそうです。
今日は時間がなかった為に、このように長い手紙になってしまったことをお許しください。
なるほどっ!
という感じですね。本来なら時間を掛けて、手紙の内容を吟味するということでしょう。余計な言葉を極限まで削ぎ落し、必要なことを魅力的な表現で伝えたい。思っていてもなかなかできないことです。
それには多くの知識を持ち、試行錯誤をして目的地に辿り着くための最善策を見付けなければなりません。剣道も同じではないでしょうか。
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東龍杯の応援
日曜日は県の中体連主催の東龍杯という大会が開催され、息子の学校も参加しました。息子の頑張っている姿を見ようということで、応援に行くことに。
剣道人口の減少とは裏腹に参加団体は年々増えているようで、今年は男子90チーム、女子70チームの約1,000人の参加があったようです。びっくりですね。勿論県内だけではなく、近畿は勿論かなり遠くの学校も数多く参加されていました。
面白かったのは、各府県で選抜チームが出場していたことです。紀ノ國選抜、やまと選抜、まほろば選抜、近江選抜などなど。さすがに選抜チームは強いですね。
息子はチームの先鋒として出場。予選リーグは2勝1敗でギリギリ決勝トーナメント進出を果たしましたが、決勝トーナメントでは1回戦で兵庫県のチームに完敗でした。やはり遠くから参加しているチームは強いですね。気合が違いますよ。
で、息子が勝った試合と負けた試合を見比べてみると・・・
負けた試合は相手の選手の手数が少ないと感じました。無駄打ちが少ないというか、きちんと攻めて、相手の隙を見付けてから打っているという印象です。ただ、おっさんのように動かないというわけではなく、機敏な足さばきと剣線で攻め合いをしているという感じでしょうか。
息子もどちらかと言うと相手に出させて後の先の技で勝つパターンが多いのですが、まだまだ「何となく」打っている場合が多いようです。そこで打たれたというわけではないのですが、もう少し余計な部分を削ぎ落していく必要があるように思えました。
しかし・・・
偉そうなことは言えません。私自身も稽古の中でまだまだ無駄打ちが多いと感じています。ただ、「何となく」打つということは流石に無くなりましたが・・・
おわりに
剣道は時間を掛け、何度も何度も繰り返して基本稽古を行うことで余計な部分を削ぎ落していく必要があります。また、相手との攻め合いという部分においても同様です。
攻めから打突というのはパターンマッチング。ジグソーパズルのようなものですね。
つまり、相手がこう動いたらこうするという、自分の中の決まり事の通りに動けば良いだけの話。正しいパターンマッチングができるか否か。そして、そのパターンを増やしていくことも必要でしょう。
インプットを増やし、適切なアウトプットを行う。たったそれだけのシンプルなことなのですが、それがなかなかできません。もっともっとインプットを増やして適切な状況判断を行うことができれば、無駄打ちは無くなることでしょう。
今日は時間があった為に、このように長い文章になってしまったことをお許しください。
全然ダメですね。まだまだ修行がたりませぬ・・・
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