その差が埋まることは無い（衝撃発言その３）

楽しかった行事が終わると、何だか心にぽっかりと穴が開いたみたいになってしまいますね。ＯＢ会にはそれ程期待していなかったのですが、何だか心にぽっかりと穴が開いたようになってしまいました。

もしかすると、全日本剣道選手権大会の観戦に行かれた方もそんな感じかもしれませんね。来年は大阪で開催されるということなので、チケットを買って行ってみたいと思います！

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ＯＢ会は夜の祝賀会の後、私の周りの後輩達と恩師で近くのバーに行くことになりました。先生、ずっと呑み続けておられたので、帰ることに。たまたま同じホテルに宿泊していたので。

ホテルに着いて、エレベーターで部屋のある階まで送ったところ・・・

恩師

じゃあ、明日は朝8時に朝食な！

私

いや、この人絶対覚えてないわ・・・

という感じだったのですが、ちゃんと先生も8時に朝食会場に来られました。ちょっとびっくり。（笑）

最近は稽古で息子に打たれてばかりなのですが・・・

朝食はバイキング形式。先に朝食会場に着いたので、ある程度料理を取って座ろうとしたところ、先生登場！

サバエシティホテルの朝食

静かな朝食会場で、懐かしい話に花が咲きます。ホテルからは西山公園の綺麗な景色。とても懐かしい景色です。学校からは2kmくらい離れた場所なのですが、何故か良く頂上まで走った記憶が蘇ってきました。

今思うと、走る時間があるなら稽古しろよって思ってしまいますが、当時はそういうことも大切だったのでしょう。多分。

色々と話をする中で、こんなことを言われてしまいました。

私

最近、息子と稽古をしていても良く打たれるんですよね。面を打てば返し胴、小手を打てば返し面ですよ！！

恩師

その差は、もう埋まることは無いよ！それは息子さんからしてみればただの基本稽古だ。全部見えとるんだ。

私

えっ！？
ショック！！！

恩師

私も昔、『君とはもう稽古をする必要が無い』と言われたことがあってね。足を見れば面を打つか小手を打つか、全部わかるって言うんだ。だから、もう稽古をする必要が無いって。

才能が無いだけでなく、もう息子との差は埋まらないというのです。確かに、私はこれから歳をとって色んな制約が増えてくると思いますし、新しいことを覚えるというのも難しいでしょう。逆に、息子はまだ小学6年生。これからどんどん吸収する年代です。

確かに、その差は埋まらないかもしれません。妙に納得したと同時に、凄く落ち込んでしまいました。

帰ってから、息子に聞いてみると、

息子

うん、全部わかるわ！

相手に悟られないような攻めを研究しようと思うと同時に、

私

じゃぁ、もう後の先の技は卒業な！お父さんに面返し胴とか小手返し面とか打っても認めんから！打つのは勝手やけど、認めんから。（笑）

息子に足りないのは自分から先を掛けて出す技。先の先、先々の先の技。そう、きっとそれもすぐにできるに違いありません。私よりもセンスがあるから・・・

まとめ

ふと思ったのですが・・・

弟子は師匠に似てくるものですよね。ふとした瞬間に同じような技が出たり。

私

あぁ、先生に教わってたからじゃないですか！！

と、言っておきました。（笑）
そう思うと、うちの息子は私に似てなくて良かったです。

つづく・・・