昨日は県の剣道連盟が日本剣道形講習会を開催されたので参加してきました。締め切りまでには申し込めなかったので、飛び込み参加という形ですが事前に連絡しておいたので名簿に名前はありました。色々とお世話になりました。
実は今年度最初の事業だったようです。4月(5月?)に開催予定だった講習会が7月に延期になり、更に昨日に延期になりました。
と思っていたのですが、開催されて良かったです。
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講習会は段位毎に別れて行われました。僕は五段以上の部です。基本的に「五段以上になったら自分で勉強して稽古しなさい!」という印象なのですが、今回の講習会はいつもよりも更にそんな感じでした。
いつもは1日掛けて行うところを半日で行うということで、時間短縮の影響も大きかったとは思いますが、講師の先生が最初に
と、言い切ってしまわれました。びっくり発言です。(笑)
講習会の内容は技術的なことではなく、「心法」がメイン。ある意味、凄く濃い講習会でした。空調も無く暑い体育館の中で、マスクをして。そして、違う意味でも非常にアツい講習会。凄く勉強になりました。
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心法って何?
まず、勉強不足を痛感しました。「心法」なんて言葉を聞いたことがなかったので、帰ってから調べてみたのですが、インターネット上には殆ど記事がありません。専門的な論文の中にはこんな風に書かれているものも。
武道における心法は,名人達人といわれる人々が,実践を通して体得したものを仏教・儒教・道教 などの思想を基盤 に言語化したもので「無念無想」「西江水」など観念的・比喩的なものが多く,その内容は非常に難解なものである。
武道における「心法」についての一考察
まぁ、難しいことなんだということだけはわかりました。(笑)そして、宗教的な部分とも大きく関わっているということも。個人的には特に禅との関りが大きいのではないかと感じます。
心法については非常に難解だということですが、昨日の講習内容は凄く解りやすかったです。そして、僕自身に足りないと思える部分がはっきりとわかったので、参加して良かったです。
なんて冗談でも言っていた自分が恥ずかしいです。
講習会の内容についてはここではあまり触れませんが、打太刀と仕太刀の関係性についての理解度が非常に深まりました。弟子は師匠を越えなければならないんだと。師匠を超えるような気力で稽古に臨まなければならないということ、普段から全然できていませんでした。
日本剣道形で気力を養う
そう言えば、日本剣道形では小太刀も使用しますが、以前から疑問に思っていました。
と。しかし、こんな浅はかな考えも単なる勉強不足だったことを痛感。反省ばかりです。
不利な状況でも、それを乗り越えて打ち勝つような気力を養う為の稽古だったんですね。それだけでは無いかもしれませんが、何というか今までの疑問が無くなった瞬間でした。
まとめ
今回の講習会では、日本剣道形の流れを覚えることよりも重要なことを学べました。これも理合の一部分なのかもしれませんが、理合という言葉では足りないという印象です。
高段者の講習会などではしきりに日本剣道形の稽古をしなさいと言われますが、その理由が自分なりに理解できました。武道の領域へようこそ・・・という感じでしょうか。
しかし、今回の剣道形の講習会では、形の講習会なのに実際に形を打った時間の短さには衝撃を受けました。(笑)時間が無かったのは仕方がないとは思いますが、よく考えたら最初から最後まで通してやってないんですよね。
ちょっと形の稽古に参加しよ~という軽い気持ちで参加してはいけないということです。「知らないから講習会に参加して勉強しよう」というものではなく、普通に形が打てることは参加の最低条件のようになっています。その上で疑問点や自分の思い違いなどを修正するという場のようです。
そういう認識なんですね。日頃から稽古しなければ・・・とは思いますが、なかなかできませんよね~~~。
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