ときどき、ぼくは歯ぎしりしたくなる。
まさか、そんなことがあるものか・・・
オシドリが実はおしどり夫婦ではなかったなんて。いい夫婦の日の話のネタくらいにしかならないかもしれないが、ウィルヘルム、きみも覚えておいた方が良いだろう。
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それを知ったとき、ぼくは驚きを隠せなかったんだ。おしどり夫婦ではないというだけではない。オシドリの雄は卵が産まれたら次の雌を探しに行くんだ。一夫多妻、しかも子育てなんか全くしない。おしどり夫婦どころか、もはや夫婦と言えるのかどうかすら疑わしい。
しかも、雌が選ぶのは美しい雄なのだ。美しければ一人勝ちできる世界らしい。考え方によっては、実に恐ろしい世界ではなかろうか。
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基本の面打ち
昨日は県連の稽古会に参加したんだ。
最初はS範士の指導での基本稽古だった。範士の打ちは全然力が入っていないし、そんなに大きな振りでもないのに、凄く良い音が鳴る。仕組みがよくわからない。ただ、言われた通り腕の内側の筋肉を使うようなイメージで打ってみたら、何故かいつもよりも良い打ちができたんだ。
ただ・・・
素朴な疑問が残るが、イメージだ、あくまで、イメージなんだ。範士も言っておられた。「そんなもの無いけど」と。おしどり夫婦ほどの疑問ではないが、よくわからないことが起こるもんだと思ったよ。
稽古後にM先生に「基本稽古ではあんなに綺麗に打てるのに、地稽古ではどうして打てないのか」と言われたんだ。そう、あのM先生だ。範士の指導もあったからいつもより綺麗に打てたのだと思うが・・・
そうだ、たしかにぼくは地稽古で同じように打てない。
きみには内緒で打ち明けよう。この問題は、ぼくだけの問題ではない。そう、ぼくは、ほとんどの人がそうだと思っているんだ。
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起こりを捉えた良い打ちを打ってましたね
昨日、稽古後にK先生に言われたよ。
ただ、打った後にのんびり抜けて、のんびり構えてますね。
そこ、そういう細かい所を詰めて行った方が良い。
私もね、言われたことがあるんですよ。
「それでは一次は通っても、二次は通らないよ」
って。だから、そういう細かい所をね。
ねえきみ。
二次って何の話だって思ったのではないだろうか。ぼくも不思議に思ったんだ。直ぐには気が付かなかった。けれども、後から気が付いたんだ。それは八段審査の話だと。
たしかに、打った後は他の人よりも遅いかもしれないんだ。勢いが無いと言われ続けているんだ。でも、以前よりはかなり改善されているとは思わないか?まだまだということか。遠い道のりだ。
オシドリは雄が凄く美しく、雌は地味な鳥だ。そして、生物学的に雌は美しい雄を選ぶのは当然だ。いかに美しく見せることができるか、そこが問題なんだ。
ウィルヘルム、多くの人の目に留まるような美しい面打ちができなければ、この世界では勝ち残れないということだ。もちろん、美しく打てば良いというだけではない。打った後も美しくなければならないんだ。難しいことだとは思うよ。ただ、それができれば一夫多妻も夢ではないのかもしれない。実に恐ろしい世界だ。
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