講習会

二日間の「地域社会武道指導者研修会」に参加しました

昨日と今日の二日間、「地域社会武道指導者研修会」という講習会に参加してきました。内容が全く分からない状態で申し込んでしまったのですが、参加して良かったです。かなり濃い内容の講習会でした。

講師は全剣連派遣の梯(かけはし)先生濱崎先生でした。地元講師が脇本先生と仮屋先生。皆さん、凄く優しく教えてくださったのですが・・・

きっと普段は怖い先生なんだろうなぁ~

って。(笑)
 
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講習の内容は

  1. 講話
  2. 素振り・足さばきなど
  3. 木刀による基本技稽古法
  4. 日本剣道形
  5. 審判法

でした。1日目の最後に合同稽古があり、回り稽古形式だったということもあって、八段の先生5人に稽古をお願いすることができました。当然何もできませんでしたが・・・

今日は、折角なので講習会で学んだことをシェアしておきましょう。
 

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「またこの先生と稽古したい!」と思われる稽古を心掛けよ

梯先生の講話の中で

なるほどっ!!

と思ったのが、

  • 「またこの先生と稽古したい!」と思われる稽古をしなさい
  • 自らが率先して稽古をしなさい(師弟同行)
  • 負けてばかりの子が伸びる
  • 負けても惜しまれるような試合ができるように
  • 回っている駒のような勢いで!

などなど。

一番心に残ったのが、一つ目の項目ですね。「また稽古をしたい」と思われる人になりたいです。そう思われるような人になるには、

  • どんなタイプの人にも対応できる強さ
  • 美しく正しい剣道
  • 掛かり手と共に成長していけるような稽古

が必要なのではないかと考えました。よく、望まれていないのにしごきのような稽古をされる方がおられますが、そういう人のところには二度とお願いしたくないですよね。自分が望んでいるのなら別ですが。

自分自身、全然できていないので努力しなければ・・・と思い知らされました。師弟同行という部分にも繋がりますが、師だからと言って、偉そうな稽古をしてはいけません。ま、そんなことはできないのですが・・・

稽古にわざわざ遅れて参加するようなことも良くないと言っておられました。重役出勤というやつですかね。子供達と一緒に最初からきちっと稽古するなんて難しいですが、年を重ねてもできる限り取り組みたいと思います。

それから、切り返しの受け方について、ある人が質問をされました。やはり、自分がやって打ち易い方法はどれか、相手にとって打ち易い方法はどれかと言う部分を考えるということも必要ということですね。

上級者には、打ち落とすような受け方をするようにと聞いたこともありますが、個人的にはその受け方はやめようと思った次第です。間違いではありません。個人的な考えなだけです。

全てひっくるめて、「またお願いしたい」と思われるようになれるように努力したいと思います。
 
さて、2日目は日本剣道形と審判法についての講習でした。
 

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小太刀の形は初めての人には無理ですよね

申し込み時の要項には「日本剣道形」の講習があるとは書かれていなかったので、ノーマークでした。(笑)

段位と身長が大体合うように相手を作るということでしたが、シャイな私は知らない人にお願いすることもできず、三段のK田先生とペアを組ませて頂きました。

何と、K田先生は小太刀の形については初体験だったようです。当然わかりませんよね。しかも、講師の先生も「全員できる」と聞いていたらしく、さら~っと解説を流された感じです。

やってみて、「あれ?」ってなったのでしょう・・・

梯先生
あなた何段???

と聞かれました。「この人が初めてなんです!」という助け舟に助けられました。一応言い訳しておきますが、私自身は形講習に積極的に参加していますので、そこそこできる方だと思います。

そして、時間を少し延長しての指導となりましたが、最後は「帰ってからも稽古をしてください」という感じで終了。しかたがないですね。
 
その後、審判法の講習。
 

午前は二刀で試合してみましたが・・・

審判法については、午前の残りの時間を1つの試合場で、午後は六段以上と五段以下で試合場を分けての講習となりました。

午前中、試合者の担当が回ってきました。審判の勉強の為にと、二刀で出場し、1勝1敗。

2試合目で、狙っていた小刀での打突をしてみました。相手の方が大刀側への小手を打って来られたので、上手い具合に鍔元で受け、そして、小刀で面を。

DVDで見た通りの展開!そして、ばっちり当たったのですが・・・全く旗は上がらず。(笑)

小刀での打突というのは基本的に有効打突と認められないという認識なのでしょうね。打突も軽く見えますしね。仕方がないのですが、試合審判規則には大刀で相手の太刀を制し、肘の伸びた打突は有効と書かれているので、もう少し突っ込んで質問してみれば良かったと後から思いました。

どうも、多くの方が「小刀での打突は無効」と勘違いされているという側面もあるので、審判員の認識の違いだったのか、それとも有効打突の要件を満たせなかったのか、その辺りを聞けば良かったですね。
 
午後は五段以下と六段以上に分かれたのですが・・・

明らかに私が一番ヘタクソなんですよね。本当に六段持ってるっていうのが恥ずかしいくらいのレベルなんですよ。ちなみに、六段の参加者は少なくて、同年代でも七段の人が多かったように思えました。

そして、個人試合は1敗1分け。引き分けた試合も、試合時間が2分だからってだけで、それ以上長ければ確実に負けてたと思います。

そして、少し時間が余ったということで、最後に団体戦をすることになりました。試合結果はこちら。

もう、ドリームチームの中に入れて貰った感じです。本当に申し訳ない。

私の相手は吉田先生。上段の選手です。一本目の小手は全く見えませんでした。そして、この角度から入ってくるのか~?という驚きもありました。

良い経験をさせて頂きましたが、団体戦なんだから、次鋒が2-0で負けてきちゃ駄目ですよね。本当にごめんなさいって感じです。

結局、試合は大将戦までもつれこみ(明らかに私のせい?)、そして代表者決定戦。最後は見事な小手でチームは逆転勝利というドラマチックな演出となりましたが・・・

団体戦で自分だけ不甲斐ない試合をして、周りの人に助けられた選手の気持ちが凄く良くわかりました。これからはそんな選手の気持ちに寄り添ってアドバイスできる大人になりたいです。(笑)
 
しかし、本当に皆さん強い方ばかりだったので、講習会から帰宅して一夜明け、何故か今になって凹んでおります。六段以上の部に潜り込んでいましたが、どう考えても最弱王なんですよ。

これからは、気を引き締めて稽古に取り組まなければ・・・
 
 
というわけで、ブログ記事を楽しみにしてますと言って頂いたM木先生のコメントお待ちしております。ちなみに、M木先生とは午前中に試合をさせて頂き、2本負けでした。

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  • この記事を書いた人

剣道中毒管理人

剣道錬士七段のしがないサラリーマン。 子供と一緒に稽古をするのが唯一の楽しみです。

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