講習会

やればできる?~六・七・八段受審者講習会にて~

昨日は子供達はほたる杯の本戦に参加。私は子供達とは離れて六・七・八段受審者講習会というものに参加してきました。

土地勘がなくてわからなかったのですが、ほたる杯の会場と講習会の会場は6kmしか離れてなかったんですね。1台の車で行けば良かったと後悔・・・

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そして、講習会の会場に着いて着替えようとしていたら、講習会の参加者がかなり少ないということがわかりました。どうやら、ほたる杯の審判などに行かれているようで・・・

講習会の参加者は驚くことに8名!!しかも、

  • 長浜市3名
  • 大津市5名
  • 講師2名(八段)
  • 相談役1名(八段)
  • 役員2名

ということで、ほぼマンツーマン講習会・・・

やべっ!
申し込まなきゃよかったよ・・・

と思いましたが、最終的には参加できて良かったと思えました。

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講習会の内容は立ち会いメインでした

講習会の内容としては主にこんな感じ。

  1. 日本剣道形の模擬審査
  2. 実技の模擬審査
  3. 基本稽古
  4. 地稽古

まずは日本剣道形です。

日本剣道形はなんとなく大丈夫そうだが・・・

日本剣道形については、木曜日辺りにちゃんとYouTubeで勉強して行ったので、ほぼ間違えることもなくできました。ところどころ曖昧な部分はありますけど・・・

講評としては、『形の審査としては合格するだろう』とのことでしたが、七段としての心構え的な部分が全くなってないと厳しく指導頂きました。YouTubeでさらっと見てるようなのでは全然駄目ってことですよ。深く反省しております。

しかし・・・

問題は日本剣道形よりも実技審査ですよね。実技審査はどうだったでしょうか・・・

実技審査1回目は全然駄目!2回目は・・・

実技の模擬審査は午前に1回(それぞれが2回の立ち会い)と午後に1回行われました。もしかすると、いつもは1回だけなのかもしれませんが、参加者が少なかったので2回開催されたのかもしれません。初参加だったので、その辺りについては全くわかりませんが・・・

私の立ち会いの相手は、若手バリバリM木先生と先日七段に合格したばかりのF田先生。F田先生はいつも一緒に稽古しているのですが、七段合格されてからは本当に苦手なタイプの人になられました。何とか克服したいと思っていつも稽古をお願いしているのですが、未だに克服できず・・・

そんなお相手との立ち会いだったわけですが、結果を言うと、午前の立ち会いは全然駄目でした。午後の立ち会いはまあまあ。でも、合格ラインには到達していないということでした。

午前の立ち会い

もう、立ち会いの前から色々と迷ってしまって、結局その迷いが立ち会いにも現れてしまいました。審査員からもそんな様子が良くわかったようで、凄く厳しいお言葉を頂きました。

その時の心理状態を箇条書きで表わすと・・・

  • 重い竹刀で大丈夫だろうか・・・
  • 軽い竹刀を使用しようか・・・
  • 初太刀は何を打とうか・・・
  • 相手の打突をどうやって応じようか・・・

という感じ。こんな迷いだらけの心理状態で何をやっても駄目に決まってますよね。

迷い

迷い

結果、全てが中途半端。何もできませんでした。

午後の立ち会い

午前があまりにも駄目だったので、心を入れ替えました。午前の立ち会いの後にアドバイス頂いたことを胸に、頑張ってみました。余計なことは考えず、打とうと思ったら捨て身で打つ。ただそれだけ。

再起

くっそぉ~!やってやるぞ!

結果、M木先生との立ち会いについてはそこそこ良かったみたいです。全然内容は覚えてないのですが。小手を打ったことしか覚えてない。F田先生との立ち会いは相変わらず駄目でした。でも、午前中よりは少し良くなってたかも。

M木先生との立ち会いでは面が2本当たったみたいなのですが、不十分との判断です。打ったことも覚えてないのですが、講師の先生二人とも同じ見解『強度不足』ということでした。

ただ当たっただけでは駄目。難しいですね。でも、もう少しっぽいです。F田先生との立ち会いに関しては、どんな相手との立ち会いでも対応できなければいけないとのことでした。それができないからこうなってるわけですが・・・とは言えませんが、何とか突破口を見出さなければ先には進めませんね。

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九段の先生に八段の先生が懸る!

昼休憩で暇を持て余していた受講生達にDVDを見せて頂きました。DVDの内容は、2005年の講習会に九段の先生が来られた時のものだったようです。

九段の先生に、県内の八段の先生5人(4人?)が懸るという稽古の模様を撮影したものでした。DVDも凄く良かったのですが、心に刺さったのが講師のW先生の『先生の気を頂く』という言葉でした。

ここで自分の過ちに気が付いたわけです。自分は歳をとり、おっさんになり、七段・八段の先生に稽古をお願いする時にでも必死さがなかったように思います。大事なのはその部分なんですね。

こちらは谷口安則範士のかなり有名な動画です。見せて頂いたDVDもこの動画に近いものがありました。

今まで、この動画を見ても単純に『九段って凄いな』って思っていただけなのですが、掛かり手の方にも着目すべきだったのです。

今までは上手く当ててやろうとか、先生の打突を返して打ってやろうとか、そんな横着な考えしか持っていなかったように思います。深く反省しました。こんな状態で稽古をしても何にもなりませんよね。今度からの稽古では必死で掛かります!!

さいごに

私は来年の11月に七段の受審資格を得ることができます。しかし、正直に言うと、受けても受からないだろうから受けないでおこうかと思っていました。何故そんなことを思っていたのかと言うと、何をすれば七段になれるのかということが想像すらできなかったからです。

しかし、今回の講習会に参加して自分の足りなかった部分、これから取り組むべき課題というものが明確になったような気がしました。講師の先生からは、

先生
やればできるんだから、それをやればいいんだよ。やろうと思ってもできない人は沢山いるんだ。あなたはやったらできるんだから、それをやりなさい。

あぁ~~、これって子供にいつも言ってる言葉やん!!
ということで、何か掴めそうな感じがしました。まずはやってもできないと思い込みを無くして必死に頑張りましょう!

やればできる

やればできる

ちなみに、ほたる杯の方はどうなっていたかと言うと・・・

娘のチームは残念ながらまさかの五人抜きをされて1回戦敗退だったそうです。息子のチームは息子の大活躍により、後ろ3人残して勝利。しかし、残念ながら2回戦は五人抜きされて負けてしまったそうです。先に1本取ったのに守り切れなかったと。勝ち抜き戦は反則行為についても厳しいですし、なかなか守り抜くのは難しいですね。

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  • この記事を書いた人

剣道中毒管理人

剣道錬士七段のしがないサラリーマン。 子供と一緒に稽古をするのが唯一の楽しみです。

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