昨日は地域の小中学生の大会でした。
朝から準備、午後から大会、そして夜は内輪で反省会ということでとても忙しい一日を過ごしました。ちなみに、反省会というより、気の知れた仲間との飲み会という感じでしたが、スペシャルゲストも参加でとても楽しい反省会でした。
全然反省してないやん・・・
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午前中の準備からバタバタ。一番びっくりしたのが、看板屋さんが作ってきた看板が間違っていたことでしたね。「第17回」なのに「第16回」って書いてあるし・・・
急遽、自宅に帰ってプリンターでそれらしい大きさの文字を印刷して看板に貼り付けました。いや~~、家から近い会場(徒歩圏内)だったので助かりました。そして、午後もなんだかバタバタした感じのまま。息子と娘は共に個人戦準優勝。あと一つが勝てませんでしたが、二人ともよく頑張ったと思います。
というわけで、二人の試合の感想など。
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誠に残念なお知らせですが、私は家族内剣道選手権では最下位です!
まずは娘の個人戦。中学生女子の部に出場しました。
硬いんです。特に初戦は。しかし、硬いながらも何とか勝ち進むことができました。そして、準決勝では同じ少年団で切磋琢磨しているライバルとの対戦。手の内を知り尽くした者同士でしたが、2本勝ちで決勝へ。
続く決勝戦は同じ中学校剣道部のライバル。団体戦ではうちの娘が先鋒、そしてその子が大将としてチームメイトとして頑張っています。小学生の頃からお互いに切磋琢磨してきたライバルとの戦いは延長戦の末、ほんの少し気が緩んだように思われた瞬間に面を放たれ敗北となりました。
試合時間は約20分。お互いに凄い精神力ですね。私なら、10分も試合したら諦めてしまいそうです。本当に凄いと思います。娘は負けてしまいましたが、よく頑張ったと思います。
娘の試合が長引いたので、隣の会場では既に息子が快進撃中でした。(笑)
息子は5年生ですが、5・6年生の部での準優勝。6年生の強敵に挑んで勝ち進んだことは凄いと思います。決勝戦では負けてしまいましたが、凄く惜しい試合でした。
後からビデオで確認したのですが、小柄の息子が頭一つ分違うような6年生に面で挑んで行く姿に感動すら覚えます。ビデオで見ると、本当にギリギリの勝負を勝ち進んでいる様子が良くわかります。
と審判のH先生に言われたそうですが、もしかして竹刀が短かったのか?35と36じゃ3cm違うから。(笑)
しかし、大きな選手相手に相面(出端面)で打ち勝つって、私には怖くてできません。ということで、精神面では完全に娘にも息子にも完敗の父でありました。
実は先日、娘・息子・私の3人で試合をしたのですが・・・
順位は
- 娘
- 息子
- 私
という結果になりました。最下位ですよ、最下位。家族内剣道選手権最下位はツライですね。もう偉そうにアドバイスできませんね。(笑)
しかし、子供たちに打たれるのもまた愉し・・・というところでしょうか。
ところで、試合の度に思うのですが、
『剣道の試合では一本取った後にガッツポーズをしたら有効打突を取り消される』
という話は結構有名じゃないですか。テレビでも度々取り上げられますし。それってどうしてなのか、考えたことはありますか?
剣道で礼節を重んじるのは試合者だけじゃない!
実際に審判をしていても、試合を見ていても、試合者でガッツポーズをする人っていませんよね。素晴らしいです。
では、何故ガッツポーズをしてはいけないのでしょう?
最も重要なのは全日本剣道連盟の理念の中の「相手の人格を尊重する」という部分です。剣道は一人で試合ができるわけではありません。ですから、相手に対して感謝の気持ちを持って試合に臨むべきなのです。
そして、一本を取ったからと言って、ガッツポーズで喜びを表現することは相手への思いやりの無い行為であるということになります。つまり、礼節に欠けた行為というわけですよね。
しかし、礼節を重んじる必要があるのは、試合者だけではなく観戦している人達にも言えると思います。地域の小さな大会は特に観戦者の声が良く聞こえますので気になるのですが・・・
残念ながら、中には礼節を重んじるという考えが全くないように感じる保護者の方も居られるのが事実。自分の子供が試合に勝てば嬉しいです。負ければ悔しいです。それは誰しも同じだと思います。
しかし、試合には必ず相手の選手の存在があることを忘れてはなりません。応援している保護者も選手と同じように相手の選手への礼節を重んじることこそ必要なのではないでしょうか。
勝った瞬間に大喜び、その逆も然り・・・
剣道ってそういうものではないと思います。ですから、頑張っている子供達と同じように、保護者である我々も修行が必要だとつくづく感じました。
最近では剣道に限らず、他のスポーツでも取り沙汰されることが多くなってきているように思います。フィギュアスケートなんかは本当に良い技に対しては敵であっても褒め称えると言いますよね。剣道を観戦する側もそうあるべきかもしれません。
もう一度原点に立ち返ってみては如何でしょうか?
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