OB会

変わらないもの(OB会にて)

土曜日は市民大会の駐車場係!
試合を数試合だけ見て会場を後にしました。向かった先は、福井県・・・

OB会でした。

  • 剣道部創立50周年
  • OB・OG会創立40周年

ということで、記念剣道大会と祝賀会に参加してきました。皆年齢は重ねたものの、あの頃と何も変わらない・・・懐かしかったです。

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色んな出来事があったので、一度に書き切れません。長文を書くのは嫌いなので、何記事かに分けて書きたいと思います。(市民大会についても、また書けたら書こうと思います。)

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記念剣道大会

記念剣道大会は思ったよりも厳かな雰囲気というか、重々しい印象でした。そりゃぁ、そうですよね。50周年ですからね。

まずは開会式。そして来賓の祝辞など・・・
と、言っても、私はそこに参加する余裕はありませんでした。

その後、

  1. 日本剣道形公開演武
  2. 現役とOBの試合

という流れでした。

公開演武はバタバタ・・・

数日前の出来事。日本剣道形の演武を一緒にすることになっている坪田君から連絡がありました。

坪田君
当日は1時半頃に着くと思いますので、形の稽古をお願いします。

あれ?何時開始やったっけ・・・
2時開始やで!ギリギリやん!?

坪田君
すみません、鹿児島をその日の朝に出発することになるので、どうしてもその時間になってしまうんです。ご迷惑をお掛けします。

とは聞いていたものの、何とかなるような気がしていたので深くは考えていませんでした。というか、鹿児島を朝出発して1時半に到着できることに驚きました。

私はちょっと早目に到着して、他の人にお願いしてでも軽く稽古しようと思っていたのですが、着物を着るということができずに苦労してしまいました。後輩のS君に手伝って貰いながら、YouTubeの動画を見ながら、何とか着ることができました。

しかし・・・

本当に時間がなかったんです。とりあえず、坪田君が到着して、そそくさと着替えて(坪田君は自分一人でちゃっちゃっと着ていたので驚きました)、会場で軽く位置の確認と通しで日本剣道形を一回だけ合わせました。

流石坪田君!初めて合わせたけど、初めてとは思えないくらいぴったりやん!!

という感じでした。不安材料は刀を扱うという点。私、普段は刀というものを触ったことがありませんので、抜刀・納刀が特に不安でした。というか、全然できないんですよ。

その後、坪田君が着物の着付けを手直しするということで、その間はずっと延々と抜刀・納刀の稽古。そして、ギリギリになって軽く小太刀の形3本だけは合わせましたが、その他のことを確認する時間もありませんでした。

で、本番の映像が・・・

合わせたのは本当に一回だけということを考慮すると、なかなかの出来栄えだったと思います。そりゃぁ、色々と指摘すべき点はあると思います。自分達でも気が付いていることも多いので、そこはぐっと抑えて頂いて・・・
 
高評価お願いします。
 
その後、現役とOBの試合が始まりました。私は出場しなくて良いものと思っていたのですが、Bチームの大将にされてしまいました。ちなみに、坪田君はBチームの中堅。

恩師からの衝撃発言!

紋付袴から剣道着に着替え、防具を着用して会場に向かうと、4チームのトーナメント形式で試合をしていたようでした。

  1. 現役Aチーム VS OBのAチーム
  2. 現役Bチーム VS OBのBチーム

で、勝ったチームで決勝戦。結果、決勝戦はOBチーム対決となりました。

個人的には、1試合目は1本入れられて、取り返して引き分け。2試合目は1本入れられて2本入れて勝利。チーム的には最後は本数差で負けてしまいましたが、なかなか健闘したと思うんですよね。

しかし・・・

最後の試合が始まる前に恩師が到着。そして、これは夜の祝賀会の時に言われたのですが・・・

恩師
最後の試合で出小手を打たれとったな。あれが全てや!

ということでした。そして、その後衝撃発言が。その場に居たのは、私と2年後輩のS君。S君は全中にも出場したことのある優秀な選手・・・でした。
恩師
お前には才能が無かった。Sには才能があった。Sの稽古は簡単だった。ただ、体を動かせておけばよかった。それだけでできた。
お前にはもっと技術を教えるべきだった。でも、先生にはそれができなかった。先生には、お前に技術を教えるだけの技量がなかった・・・

結構な衝撃発言ですよね。30年以上経ったから言えるのかもしれませんが、『才能が無かった』って・・・

まぁ、薄々気が付いてはいましたね。例えば、こちら。

いくら頑張っても最弱なのは、才能が無かったからなのかも。あの頃と何も変わっていなかったのかもしれません。ちなみに、才能を認められたS君は年に1回か2回竹刀を握るだけの人。稽古はしない。試合に呼ばれて出場するだけという人。

でも、

S君
全然稽古してないのに、七段の先生とかにも試合で勝ってしまうんですよ。本当に申し訳無くて・・・

って言ってました。才能のある人を羨む・・・というわけではありませんが、その差は埋まることが無いのかもしれません。

まとめ

才能の有無というものは確実にあると思いますが、剣道の楽しみ方は人それぞれ。才能が無くても、コツコツ努力をすれば、ある程度はカバーできると思っています。

S君は言います。

S君
剣道は続けたモン勝ちですよ!

確かにそうだと思います。剣道は自分との闘い。試合で勝った、負けたということよりももっと大事なことがあるんだなぁ~と思ったOB会でした。

しかし、凹みますよね。

つづく・・・

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  • この記事を書いた人

剣道中毒管理人

剣道錬士七段のしがないサラリーマン。 子供と一緒に稽古をするのが唯一の楽しみです。

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