稽古日誌

できるようになった!成果を出すには750時間必要!【稽古日誌#35】

月刊剣道時代のツイートを見てハッとさせられました。この距離ならコロナウィルスも安全圏。相手から打たれる心配もありませんが・・・

やはり何事も間というのは大切です。気が付けば近い間合いに入られてしまっていたなんてこともあるので、遠間から仕掛けていかなければ・・・と考えさせられました。

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今日も家族3人でこっそり稽古しました。高校生の娘は突然部活動が始まったらしく、家族での稽古に参加するつもりはなかったようですが、何だかんだ言って参加してくれます。やっぱり2人より3人の方が楽しいですよね。

稽古は遠間を意識してみましたが、やはり近間まで入られてしまうことも何度かありました。反省です。しかし、良いこともありました。

少し前から取り組んでいた返し胴が打てるようになってきたのです。地稽古の時にもなかなか良い感じの面返し胴が打てて良かったのですが、その直後に同じ技で返されてしまいました。気を抜くいたつもりは無いのですが・・・

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返し胴が打てるようになった!

以前から面返し胴が苦手というわけではありませんでした。でも、どうしても勢いのある人に対しては遅れてしまうような感覚があったのです。その原因は足でした。やっぱり剣道って足が大事なんですね。

全日本剣道連盟の指導要項によると、胴打ちは踏み込んで打つと書かれています。しかし、一流選手と呼ばれる方々の胴打ちを見ていると、踏み込んで打ってる人っていないような気がしますよね。まぁ、何が正しいのか正しくないのかというのは解らないのですが、面返し胴については踏み込まずにすり足で打つ方が良いようです。

剣道日本2月号の付録DVDを見てから試行錯誤しながらコツコツ取り組んでいたところ、何とかできるようになりました。

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取り組み始めた当初はタイミングが掴めなかったのですが、いつの間にかタイミングが掴めるようになっていました。そして、最初はどうしても踏み込んで打とうとしてしまうのでワンテンポ遅れる傾向があったのですが、それも直りました。

こういうことは一度できるようになると、今までどうしてできなかったのかがわからないですよね。まるで自転車に乗れるようになった子供のように・・・

ところで、取り組んでいた時間はそれ程多くなかったように思いますが、習い事で成果を出すには750時間取り組む必要があるそうです。気の遠くなるような数字に思えますが、750時間ってどのくらいなのでしょうか。

750時間稽古するのに何年掛かる?

習い事である程度の成果を得ようと思ったとき1000時間は必要だそうです。最低でも750時間ということ。ですから・・・

英会話教室に通ってるんだけど、全然英語ができないんですよね!

っていうのは当然です。1回の英会話教室が1時間だったとして、週に1時間を1年間通っても52時間にしかなりません。750時間に到達しようとすると、14年以上掛かる計算になります。

更に、残念ながら人間は忘れる生き物。エビングハウスの忘却曲線によると、1時間後には56%は忘れてしまいます。なんと、1週間後には約80%も忘れてしまっているというのです。せっかく勉強しても、次の勉強が1週間後となると、殆ど忘れてしまっている状態ですよね。

ですから、成果を出すには毎日コツコツ積み上げるしかないのです。

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1年間で750時間と考えると、単純計算で1日約2時間はその習い事に費やす必要があります。それを365日ず~~っと。2年間だとすると、1日1時間を毎日。3年間だとすると1日0.68時間を毎日。もしくは、1週間に4.76時間という考え方もあります。

つまり、1回2.5時間の教室に週2回通えば3年間で何とか750時間に到達することができるという感じです。ここまでできると、剣道二段くらいのレベルでしょうか。三段はちょっと厳しいかなって思いますが、どうでしょうか。

大人から剣道を始めた方の場合はそこまで稽古時間が無くても三段くらいなら合格可能かもしれません。しかし、やはり四段となると厳しいですね。

しかし、実際に週に1回の英会話教室に通っている人の中にも成果を出して英語を身に着けている人がいるのは確かです。その違いは何でしょうか?

英会話教室だけが学びの場ではない

週に1回の英会話教室に通って成果を出している人は、自分で英語を勉強する時間を確保している人というだけの話でしょう。

英会話教室というのは勉強の方向性が間違っていないかということを確認する場。あくまでも、勉強をするのは自分です。剣道も同じ。稽古方法は道場での対人稽古だけではありません。確かに、相手が居なければできない稽古も多いですが、正しい足さばきや基本的な打突については一人でも稽古ができます。

ですから、毎日コツコツ取り組むことができれば、750時間もの気の遠くなるような時間の稽古も可能かもしれません。今できることを一生懸命に取り組もう!!そんな稽古のヒントなどをメルマガ配信しています。

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  • この記事を書いた人

剣道中毒管理人

剣道錬士七段のしがないサラリーマン。 子供と一緒に稽古をするのが唯一の楽しみです。

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