当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではなかったという話はよくあります。健康だった人が突然倒れたり。小学校、中学校で頑張って剣道に取り組んでいた子が剣道をしなくなったり。昨日まで通勤していた会社が今日には倒産するかもしれません。
先日、知り合いの息子さんが突然亡くなられたという話も聞きました。今まで私にとって当たり前だと思っていたことが当たり前ではなかったということに気が付いたのです。ですから、今置かれている状況に感謝しよう・・・
今日もポチッとお願いします。
にほんブログ村
「あたりまえを疑え」というテーマの書籍もよく見掛けますよね。自分が何らかの目標を定めて突き進もうとすると、今まで当たり前とされていたことを疑う必要があるそうです。例えばこちら。
たった20人の会社でロケットを作ってしまったという人の対談が書かれています。リアル下町ロケットです。下町ロケットにおける佃製作所のモデルとなっている企業は存在しないと発表されていますが、こちらの植松電機がモデルなのではないかとも言われています。
植松社長は「どうせ無理」と言う人はやったことがないというだけと言います。そういう人には、「だったらこうしてみたら」と返してみようと言っています。今まで当たり前だと思っていることを疑うということも大事なのかもしれません。
SPONSORED LINK
小学生でもできることが大人になるとできない
当たり前だと思っていることを疑うのも大切だと感じると同時に、当たり前のことを当たり前に行うということも大切だと感じています。剣道をしていると、当たり前だと思っていることができなくて困ることがありませんか?
例えば面打ち。
子供達には
なんて言っていた私も、そんな当たり前のことができていないのです。
って思っているかもしれませんが、そうではありません。残念ながら本当にできていないのです。先日のスポ少の講習会の時にもI木先生から注意を受けてしまいました。
小学生ができる当たり前のことがおっさんにはできないのです。
本当にお恥ずかしい限りでございます。『メーン!』って打ち抜けるだけの簡単なことができない。もしかするとあなたも同じようなことで悩んでいるかもしれませんね。
勿論、基本稽古の時には一応できます。基本稽古の面打ちで打ち切れないということはありません。(本当は時々ありますが)では、地稽古や立ち会いになるとどうしてできないのでしょうか。それは、恐らく今までの経験によって自分の中に作られた常識が邪魔をしているのだと思います。
何十年も剣道をやってきて、
- 自分の打ったタイミングが少し遅い
- 自分の打った打突が打突部位を捉えなかった
- 渾身の一撃を避けられた
などということを瞬時に感じ取ってしまい、そこで終わってしまうのです。その結果、打ち切ることができずに中途半端な打突になってしまいます。小学生のように、純粋に打とうと思ったら最後まで打てるように出直しです。
SPONSORED LINK
高段者の先生は必ず打ち切っている
高段者の先生になると、打突部位を捉えていなくても打ち切っているという印象が強いです。OB会でしか会えない先輩が七段に合格された後に稽古をお願いしたことがあるのですが、合格前と合格後では全然違っていた記憶があります。
迷い無く打つ!
打つと決めたら打つ!
これが捨てて打つということでしょうか。とっても簡単なことのように思えます。ただそれだけのことなのに、なかなかできないのは何故でしょうか・・・
当たり前を疑う前に、当たり前のことをできるようになりたいと思います。そうすれば、立ち会いにも抑揚ができて見ている人にも時間を感じさせない面白い立会いができるかもしれません。
これができれば半分〇が4分の3くらいの〇になるかな・・・
SPONSORED LINK