稽古日誌

憧れとは幽体離脱のことだった

「憧れる」という言葉の意味を調べてみたところ、語源は『あくがる』なんだそうです。『あく』は場所のことで、『かる(がる)』は離れるという意味があるらしいです。日本語って難しいですね。

つまり、憧れるということは幽体離脱のこと・・・なのでしょうか。

「三省堂 大辞林 第三版」にはこのように書かれていました。

  • 理想とするものに強く心がひかれる。
  • (ある物に心がひかれて)ふらふらとさまよい出る。
  • 気をもむ。

「三省堂 大辞林 第三版」より

『ふらふらとさまよい出る』という意味があるので、幽体離脱もあながち間違いでは無さそうです。

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さて、昨夜は息子と二人で近くの少年団で 道場破り 出稽古させて頂きました。実は、その少年団にはかつて私が憧れたS先生がおられるのです。

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それはまだ私が剣道初心者だった頃・・・

私が剣道を始めた切っ掛けは中学の部活動でした。実は小学生の頃から剣道をしたかったのですが、なかなか言いだす勇気もなく、諦めていたのです。

中学に入り、入りたかった部活は

  1. 美術部
  2. 剣道部

でした。球技は苦手だし、走ってばかりもつまらないし。でも、美術部はちょっと違う気がしたので、剣道部一択となりました。

右も左もわからない状態で剣道を始めることになりましたが、初心者の私を2年生の女子部員の方々が優しく指導してくださったお陰でそこそこ上手くできるようになったような気がします。残念ながら、剣道部の顧問の先生は剣道未経験者。当然遠征などありません。

防具を着けられるようになってからは、外部から時々指導に来てくださるN先生(当時三段)に教えて頂きました。ですから、この時点で私の中の剣道観はN先生と先輩方だけ。他の剣道してる人なんて見たことない状態だったのです。

そんな時、隣の中学との合同稽古があるということで、自転車に防具を積んで隣の中学まで行きましたとさ。そしたら、そこに居られたのが顧問のS先生。

基本稽古の時にS先生が手本を見せて下さいました。

えっ!?何???
今まで見てきた剣道と全然違うんですけど・・・

今でも良く覚えています。単なる小手打ちだったのですが、めちゃめちゃカッコイイんですよ!!衝撃を受けました。

そんなS先生に憧れを抱いた少年時代・・・

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少年たちの憧れになれるように頑張ろう

時は流れ、S先生も定年されました。昨夜の稽古では私は稽古をお願いすることはできませんでしたが、隣にふと視線を移すと、息子がS先生に稽古をお願いしていました。

綺麗に面を打たれる息子・・・

見ていて清々しいくらいです。今でもカッコイイ剣風は健在でした。私が息子と稽古してもあんなに綺麗に面が打てないので、本当に凄いと思います。私はまだまだ修行が足りません。

とは言え、いつの間にか段位だけはS先生を追い抜いてしまいました。段位は抜いても、私の憧れはS先生。残念ながら、私はS先生のようにカッコイイ剣風には程遠いので、少年たちの憧れの存在になることはないでしょう。

でも、そんな風になれるようにこれからも稽古を続けて行きたいと思います。ふらふらとさまよい出るかもしれませんが、温かく受け入れて下さるとありがたいです。

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剣道中毒管理人

剣道錬士七段のしがないサラリーマン。 子供と一緒に稽古をするのが唯一の楽しみです。

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