稽古日誌

慌てる乞食は貰いが少ない?

最近はYouTubeで審査の立ち合いを見たり、剣道関係のDVDを見ることが多い管理人です。こんばんは。ちなみに、今見ているDVDはこちら。


剣道昇段審査・対策プログラム~昇段審査に合格するコツの全て~

DVD5枚セットの超大作なので、全部見るだけでも大変!!日本剣道形の解説なんかもあるので、審査前に軽く見ておくだけでも為になると思います。

しかし、個人的には香田先生のこちらのDVDの方がおすすめ!

昇段審査対策なら上記のDVDが良いと思いますが、基本をおさらいしたいということなら『剣道上達革命』が良いのではないかと。前述した『昇段審査・対策プログラム』の方は日本剣道形だけでなく、木刀による基本技稽古法も学べますが、そんなに勉強する必要ありませんよね。

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ところで、私の父は生前に『慌てる乞食は貰いが少ない』と言っていました。子供の頃にそんなことを言われても、何のことかわかりませんよね。そもそも、乞食って何だ?って話ですよ。

乞食と聞くと一見差別用語のようなイメージがあったのですが、実は全然違うようです!調べてみると、このように書かれていました。

乞食(こつじき、こじき)とは・・・
本来は仏教用語で「こつじき」と読む。比丘(僧侶)が自己の色身(物質的な身体)を維持するために人に乞うこと。行乞(ぎょうこつ)。また托鉢。十二頭陀行(じゅうにずだぎょう)の一つで、これを清浄の正命と定める。もし自ら種々の生業(なりわい)を作(な)して自活することは邪命であると定める。

簡単に言うと、乞食とは托鉢のことなんですね。つまり、一種の修行であると。

乞食は修行である

乞食は修行である

そして、『慌てる乞食は貰いが少ない』という言葉は慌てて急ぎすぎると、結果的に失敗したり、かえって損をすることのたとえ。つまり、相手に欲深さを見透かされてしまうので、かえって貰い分が減ってしまうということ。

何事も心に余裕を持って行動しなければならないということでしょうか。

さて、今日は部活動が無いという娘を連れて稽古に参加しました。日曜日に県の大会が開催されるということもあり、参加者が多いかと思ったら、意外と少なくて逆にびっくり!ちなみに、日曜日の大会は審判員として参加予定です。

人数が少ないと言っても20人くらいは居られたのではないでしょうか。このくらいの人数の時って、一回の稽古が長い傾向になり、逆に稽古回数が少なくなってしまうのですが、少ない回数を集中して稽古できました。

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構え合っても焦らずじっくりと・・・

YouTubeで審査の立ち合い動画を見ていると、時間を忘れて延々と見続けてしまうので注意が必要ですね。そして、見ていてもどうもわからないんですよ。

合否判定まで表示している動画や、合否判定を自分で行って答え合わせする動画を見てもさっぱり。例えばこちらの動画など。

一つだけわかったことがあるとすれば、

焦って打ちに行ってもロクなこと無いな!!

ということです。正に慌てた乞食状態。全て相手に見透かされてしまっているのです。実は、少し前に参加した講習会でどうにも上手くいかないということで講師の先生に話したところ・・・

講師の先生
先に打つからダメなんや!
何も難しいことない。それだけのことや。

と言われてしまいました。確かに『打たなきゃ!』というプレッシャーに押し潰されそうになってしまっている状態です。そして、気が付いたら焦って先に打ち出してしまっていました。相手が打つ瞬間まで我慢できずに自分勝手な予測で打ってしまうのです。その結果、乗られる、返される・・・という悪循環。

そんな時、少し前に七段に合格されたM先輩の言葉を思い出しました。

M先輩
審査では相手が打ってくるところを打たないと評価されないよ!

M先輩も師匠に言われたそうです。やはりそうなんですよ。実際に審査をされている先生方がそう仰っているので間違いありません。そして、そういう目で再度YouTubeを見てみても・・・やっぱりわかりませんでした。(笑)

しかし、自分はそれを信じて稽古に励むのみ。

自分勝手に打突するのはもうやめよう!

今日はそんなことを考えながら稽古に取り組んだのですが、できている部分もあり、やはり我慢できずに焦って打ちに行ってしまう部分もあり。まだまだ修行がたりません。相手が動く瞬間に反応して打ってしまうと早過ぎるし、打ち始めてからでは出遅れてしまう可能性がありますよね。難しいです。

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まとめ

剣道は相手と対峙しても心に余裕を持って和することができなければ稽古になりません。いつまでも自分勝手な稽古をするのは辞めよう・・・と心に誓った管理人でありました。

慌てる乞食は貰いが少ない

を胸に、今後の稽古に取り組もうと思います。

乞食(托鉢)は、お釈迦様が約2500年前に考えた「行」。そして、お釈迦様は托鉢をするにあたり、『貧しい人々の家を回って托鉢をしてきなさい』と言ったとのこと。裕福な家を回ってはいけないと言うのです。ちょっと不思議ですよね。

これは、「ゆとりがあったら、施しができるのに」と思っている「ゆとりのない人」は、『施しをしていない為にゆとりがない』ということなのだそうです。

剣道も同じ。自分自身でゆとりを作らないと何も始まらないのかもしれません。自分勝手に慌てて焦って悪循環に陥らないようにしたいものです。

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  • この記事を書いた人

剣道中毒管理人

剣道錬士七段のしがないサラリーマン。 子供と一緒に稽古をするのが唯一の楽しみです。

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