GWも最終日となりました。あっという間のGWでしたが、毎年と違って家でのんびりできて良かったです。とは言え、世の中は大変な状況に変わりはありません。医療従事者の方々はきっと休みも無く働いておられるのではないでしょうか。本当に大変だと思いますが、頑張ってください。鎬を削ってコロナに打ち勝ちましょう!ちょっと使い方間違ってる?(笑)
今日もポチッとお願いします。
にほんブログ村
GW特別企画ということで、前回の記事でも紹介させて頂きました通り3日間「剣ヱン会」さんの動画に出演させて頂きました。配信の内容は木刀による基本技稽古法。
前回の記事はこちら。
基本技稽古法についてはある程度知っているつもりだったのですが、良い機会と思い改めて勉強したところ色んな発見があったので紹介したいと思います。
SPONSORED LINK
応じ技が苦手な人の稽古方法として最適!
木刀による基本技稽古法については、今月号の剣道時代にも取り上げられていました。
今月号の表紙の「六段・七段審査集中講義」という見出しを見て購入してみたのですが、「応じて打つ」の方も非常に面白い内容でした。実は、どちらの特集の中にも「木刀による基本技稽古法」が取り上げられています。
つまり、木刀による基本技稽古法は小中学生の昇級審査の為だけのものでは無く、大人こそ稽古に取り入れるべきなのではないかと考えます。それは、竹刀ではなく木刀を使うことで非常に理解しやすくなるという点。
木刀での稽古で重要なことは色々とありますが、特に意識すると良いと思うのがこちらの2点です。
- 刃筋
- 鎬(しのぎ)を使う
刃筋正しく打つということに関しては日々の稽古で意識していますが、木刀を使うことで非常に分かり易く感じることでしょう。特に胴打ちなどは刃筋正しく打たなければ違和感を感じます。できることなら切り返しも木刀で行いたいくらいの気持ちです。
そして、鎬を使うという点。鎬を使うことで応じ技を打つことが非常に簡単になる気がしました。以前、メインサイトの方でも書いたことがあるので、そちらも参考にしてください。
鎬を使うことを意識するだけで・・・
例えば、基本技稽古法の基本8「面返し胴」なんかは非常に分かり易い例です。返し技と言うと、イメージ的に自分の面ギリギリのところで相手の太刀を受けて、そこから返して胴を打つように思っている方も多いかもしれません。しかし、先生にはこんなことを言われたことがありますよね?
前の方、前の方、前の方・・・
よくわかりません。(笑)
でもこれ、鎬を使うということを意識してみると理解が早いと思います。自分の面の上で相手の太刀を受けようと思ったら、鎬を使うということが非常に難しくなりますよね。手首をかなり曲げなければ無理です。
日本剣道形の小太刀の2本目のようなイメージでしょうか。小太刀の場合は片手で操作するので比較的容易ですが、諸手での操作は非常に難しくなります。
これを、もう少し前の方で受けてみましょう。あら不思議・・・相手の太刀は勝手に鎬に当たって受け流すことができるではありませんか。これ、大発見だと思いません?いや、そんなの知ってたよって声が聞こえてきそうですが。(笑)
鎬を使うということを意識するだけで、「小手すり上げ面」も「面すり上げ面」も簡単にできてしまう・・・かもしれません。
基本5と基本6
というわけで、5月4日にLIVE配信された動画が見られるようになったのでリンクを貼っておきますが、あなたも忙しいと思うので見なくても大丈夫です。基本6では小手すり上げ面がありますので、それも鎬を意識してみると良いのではないでしょうか。
しかし、本当にオンライン通話で相手とタイミングを合わすのは難しいです。実際に見られている動画よりも、僕の方は1秒くらい早く動いているんですよね。ですから、3回目の時には先、先に動くイメージで取り組んでみたのですが、逆に呼吸が合わないという場面もありました。
対人稽古なら基本1から5「攻め」と「ため」の稽古にもなると思いますが、リモートではちょっと難しかったです。とは言え、貴重な体験ができたので、もうお腹いっぱいです。(笑)
SPONSORED LINK