よくわからないんだ、ウィルヘルム。
打って反省
打たれて感謝
剣道をしているとよく聞くフレーズだということは、きみも知ってのとおりだ。そんなことは当たり前。実践するのは簡単なことだ---。ぼくもそう思っていた。だが、これは意外と難しいことなのかもしれない。
近頃、そんな風に思うようになったんだ。
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我が家の子供たちは試験期間なんだ。高校生の娘は昨日から、来週半ばまで。そして、中学生の息子は昨日と今日の二日間、期末試験ということらしい。嘆かわしいかな、息子は勉強がそれ程好きではないらしい様子なんだ。
昨日、こっそり部屋を覗いたら、勉強もせずにYouTubeを見ていたんだ。運よく、ダイドーの鬼滅缶を持っていたから、大好きな胡蝶しのぶの応援メッセージを聞かせてやることにした。
https://youtu.be/NZww8kHcn8A?t=48
全く効果が無かった・・・
しかも、昨日の試験はそこそこできたらしいんだ。そこそこできたということで満足してしまっているなんて、どうかしているとは思わないか?きっと、できなかった問題もあったに違いないんだ。でも、それは反省材料にせずに人のせいにばかりするんだ。
打って満足
打たれて文句
そういうことだ、ウィルヘルム。きみには理解できまい。
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打たれて文句ばかり言う人にはなりたくない
なんて、子どもみたいなんだろう。自分が打たれているのに、打った人を咎めるなんて。剣道界にそういう人がいるとは思えないが、実際はどうだろうか。
ぼくはどうだろうか。
自分自身を顧みる。
ぼくの心は、ぼくだけしか知らない。だから、自分に嘘を吐くことは意味の無い行為としか思えないんだ。きみもそう感じているだろう。
横から打ってきたり、タイミングをずらされたり。それでも打たれていることは事実なんだ。それをあたかも認めないような言動はいかがなものだろうか。ぼくは、打たれたことは認めるようにしているんだ。それがたとえ刃筋正しくない打突だったとしても。
打たれて感謝以外の何ものでもない。その打突に対応できない自分に気付かせてくれてありがとう。そう思う意外の感情なんて、有り得ないんだ。
たしかに、打って反省というのはわかる。ぼくだって、完璧だなんて思ったことはない。誰しも、良い打ちがあったとしても十分反省はしているんだ。それなのに、更に追い打ちを掛けようとするのはいかがなものだろうか。
そういう人がいるのかどうかはわからない。
ウィルヘルム、もしそういう人が近くにいるのなら、なるべく近寄らない方が良いだろう。
勉強にしても、剣道にしても、他人を変えることはできないんだ。ましてや、試験問題を変えることなんて絶対にできない。変えられるのは自分自身だけ。そのことを肝に銘じておくと良い。
ウィルヘルム、きみのおかげで、ぐらつくぼくの決心も固まった。
次の試験の時には、息子がYouTubeを見られないようにしておくよ。
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