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剣道で強くなる為に筋肉は必要なの?


中学生のKさん、お母さんを通じてLineから質問がありました。

Kさん
もっと速く打つにはどうしたらいいですか?剣道に必要な筋肉はどこですか?

筋肉ねぇ~。
筋肉もある程度は必要かもしれんけど・・・

Kさん
力がないから筋肉付けたら速く振れるかと思ったのですが。

色々な考え方があるけど、個人的には力とか筋肉とかは必要無いと思うよ。

剣道をするのに筋肉は必要かと問われると、ある程度は必要だと思います。しかし、中学生くらいの年齢(特に女子)なら特別その為の筋トレなどは必要無いでしょう。
 
フィットネス女性
 
というわけで、今日は
 
剣道で強くなる為に筋肉は必要なの?
 
というテーマで記事を書いてみたいと思います。但し、私は医学的な専門家でもありませんし、トレーニングを専門に学んでいるわけでもありません。ですから、あなたがそういった視点での意見をお求めならこの記事をスルーしてください。

ある程度剣道経験を積んできた剣道愛好家の考えということで読んで頂ければありがたいです。
 

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剣道は自然の理!無理な力は不要です!

偉い先生方は

先生
無理・無駄を無くしていくことが剣道!
剣道は自然の理なのです。

ということを仰ってます。私自身、まだその領域には到達できそうにないのですが、言葉の意味は良くわかりますよね。

例えば、切り返し。切り返しは斜めに面を打ちますが、打った竹刀は打った角度に跳ね返ってきます。ですから、次に打つ反対側の面打ちは跳ね返った角度に振りかぶり、手首を返すということをしますよね。これが自然の理というやつです。

では、あなたは「慣性の法則」を御存じでしょうか?高校の物理(理科?)で習うと思いますが、難しいことではありません。『動いている物体は動き続けようとし、静止している物体は静止し続けようとする』という法則ですね。

これはガリレオ・ガリレイが発見した自然の原理・原則です。そして、こんな面白い実験の動画がありましたので是非ご覧ください。

不思議じゃないですか?真っ直ぐに上がったはずのボールが放物線を描くということです。一見、剣道には関係ないように思えます。しかし、慣性の法則と剣道はとても関係が深いと考えています。

次の章で詳しく説明したいと思います。
 

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剣道は腕よりも脚の筋肉が重要?

例えば、面を打とうとした場合、竹刀を振りかぶって振り下ろしますよね。その時の、「振り下ろす」という動作に注目してみましょう。

竹刀を振り下ろす時はその場ではなく、左足で蹴り、体ごと前に移動しながら振り下ろしますよね。何かに似ていませんか?そうです。先程の慣性の法則の実験動画ですね。

この時、体が前に移動していることで、慣性の法則により竹刀も前方向に移動しようとしているのです。つまり、外部から竹刀に直接力を加えなくても剣先は放物線を描き、打突部位を捉える・・・

そんなにうまくはいかないかもしれませんが理論的には正しいと思いますよね。ですから、逆に腕の筋肉を鍛えて無理矢理竹刀に力を加えようとするのは間違いではないかと考えます。

ダンベル

つまり、打突の速度は腕の筋肉を鍛えるより、前に出る力、即ち脚力を鍛えるべきなのです。剣道部の筋トレと言うと、

  • 腕立て伏せ
  • 腹筋
  • 背筋

 
というイメージが強いですよね。実際、上半身の筋肉が必要と考える人が多いのです。上半身を鍛えることも重要だとは思いますが、それ以上に下半身の強化をすべきなのです。

特に我々のような中年剣道愛好家は筋力の衰えが激しいですよね。そんな時こそ脚力を鍛えるべきではないでしょうか。
 
筋肉トレーニングという点においては、下半身の強化と共に重要なファクターがあります。そのことについて次の章で説明しましょう。
 

剣道に必要な筋肉は柔軟性と体幹!

筋肉を鍛えると言うと、どうしても強い力というイメージがあります。例えば、重い木刀を振って腕の力を鍛えようという感じです。それが良くないとは言いませんが、速く振りたいのなら、速く振るトレーニングをする必要があるでしょう。

メジャーリーガーのイチロー選手が取り入れたことで注目を浴びた「初動負荷運動」がそれに当たります。非常に軽い負荷で素早い動作を身に着ける為のトレーニング方法です。

通常の筋トレでは筋肥大により、強い力を身に着けることができます。しかし初動負荷運動によるトレーニングでは筋肥大は期待できません。初動負荷運動は通常の筋トレと違い、しなやかに強く動作するための動きをマスターする為のトレーニングなのです。

バランスボール
 
更に付け加えるなら、体幹を鍛えるべきでしょう。インナーマッスルというやつです。体幹を鍛えることによって、打突時にブレない打突ができるようになります。そして、体当たり時にも柔軟に対応でき、崩れることが無くなるでしょう。

体幹を鍛えるということは、崩れない姿勢を作る、または崩れたところからも素早く立て直して打突に繋げることができるということです。つまり、隙のない構えを作ることにも繋がるのではないかと考えます。
 

まとめ

今日は剣道に筋肉は必要なのか否かということについて考えてみました。

結論から言うと、我々のように老いぼれていく人間にとっては筋肉を鍛えることが必要だと思いますが、Kさんのように女子中学生の場合は筋肉を強くするようなトレーニングは不要でしょう。

ある程度の筋トレはした方が良いとは思います。しかし、それに時間を割くよりはもっと剣道の基本稽古に時間を割いた方が効率的なのではないかと思います。

どちらも十分に時間が取れると言うのなら、筋トレを行って体を作った方が剣道にも効果が表れやすいかもしれませんが、なかなか時間を取るのが難しいのではないでしょうか。

筋肉

では、今日の話をまとめてみましょう。要点をまとめると以下のようになります。

  • 剣道で必要な筋肉は上半身よりも脚力だ
  • 初動負荷運動によって速い動きを身に着けるべき
  • 筋トレするなら体幹を鍛えるべき

 
一番は柔軟性ですよね。早い話が、100㎏のバーベルを持ち上げられるベンチプレスの選手が速い面を打てるかと言うと、そうではないという話です。筋肉を鍛えることが必ずしも剣道の強さには繋がるわけではありません。
 

40歳超えたら筋力維持の為にトレーニングをしないとなぁ・・・

なんて考えながらも全く取り掛かれない私が偉そうに書いてみました。
参考になったでしょうか?

この考えには賛否両論あると思いますが、

  • 打突の速度は腕の力ではない

ということだけは確かですよね。その点だけ頭の片隅に置いておきましょう。

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