とある剣士の物語

大人から剣道をはじめた剣道愛好家の物語

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剣道の作法!面の外し方も美しくあれ!


面の外し方の作法
面の外し方の作法

他道場の先生
先生のところはきちんと教えられてますね。感心です。

いや~、まだまだですよ。

他道場の先生
面を取った後の作法を見ただけでわかりますよ。

そうですか。ありがとうございます・・・

なんて言われてみたいですよね。現在、子供達に指導する立場ではないので、単なる妄想なのですが。(笑)

親御さんの中には、

親御さん
せっかく剣道をしてるんだから、子供には礼儀作法をきちんと学んで欲しいと思ってるんですよ!!

という意見を聞くことがあります。剣道をすると姿勢が良くなるとか礼儀正しくなるという印象が強いのかもしれませんね。

礼儀作法は、各人がその肖像を映す鏡である。

-ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ-

という言葉があるように、礼儀作法をきちんと身に着けることは剣道だけではなくその人の人生においてもとても大切なことですよね。

今日は、そんな礼儀作法の一部でありながら、あまり教えられることのない
 
剣道には面の外し方にも作法がある!
 
というテーマを取り上げてみたいと思います。剣道は面を着けないと稽古ができないので、面の着け方というのは最初に学ぶのですが、意外と面を外すことに関してはないがしろにされているような印象です。

面の着け方に関してはこちらの記事を参考にしてください。

剣道の面!正しい付け方はコチラ!!
剣道を始めて、しばらくすると、素振りが上手にできるようになった小学2年生のT矢君は面を付けるようになりました。   手拭いを頭に巻いて、失敗して、巻いて、失敗して・・・諦めて帽子みたいに折る方法に変えてようやく手拭いは付けられました。そ...

実は、少し前に子供向けの講習会に参加した時にもそんな話をされていました。全剣連としてもその辺りをきちんと指導していきたいという印象を受けましたので、詳しく解説していきましょう。

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剣道の作法には意味がある!面を取るときの注意点!

面を取る時の作法について、とても分かりやすく説明されている動画がYouTubeにありました。まずはこちらをご覧ください。

面を取る時の作法は次の通りです。

  1. 面紐をほどく
  2. 面紐を2~3回手繰ってまとめる
  3. 面を取る
  4. 面で顔を隠した状態で手拭いを取る
  5. 面で顔を隠した状態で手拭いを使って汗を拭く
  6. 面を甲手の上に置く
  7. 手拭いを折り畳んで面の中に仕舞う

動画内では警視庁の作法だと言っておられましたが、恐らくこの作法が一般的であり、全剣連としても推奨している方法だと思われます。私が教わったのもこの方法でした。

では、もう少し詳しく解説しましょう。

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面紐をほどいて放置しない!剣道の作法は美しく!

面を外すとき、まず最初に面紐をほどきます。ほどき終わった面紐をそのままにして面を外してしまっていませんか?実は、そういう人が意外と多いことに驚きます。

面紐をほどいた時の作法を具体的に説明すると、このようになります。

  1. 面紐をほどく
  2. ほどいた面紐を2~3回手繰って片手に持つ
  3. 面紐を持ったままの状態で面を外す

面紐を手繰る回数は面紐の長さや体格などによっても違ってくるので、明確には決まっていません。大事なのは美しい所作であるということですね。

面紐をほどいたまま、床にだら~っとなった状態のまま・・・想像しただけで美しくないということがわかりますよね。

では、続いて面を取った後はどのようにすれば良いのかということについて見ていきましょう。

相手に苦しい表情を見せないのも剣道の作法では大事な部分!

面を取った後、そのままドンッと甲手の上に置いてしまう人も意外と多いですね。実は私も以前はそのようにしていましたが、間違いなので気を付けましょう。

面を取る時の正しい作法がこちら。

  1. 片手で面と面紐を持って面を取る
  2. もう片方の手で手拭いを取る
  3. 面で顔を隠すようにしながら手拭いで汗を拭く
  4. 面を甲手の上に置く

最も重要な点は面で顔を隠すようにしながら汗を拭くという点です。動画内でも説明されていましたが、相手に弱みを見せないというのが理由ですね。

私は全然汗なんかかいてませんよ!!

という顔を見せなければならないというのです。本当に汗をかいていない場合には不要ですが、逆にいかにも疲れたというアピールをする人もいますよね。そんなアピールは試合の時の見苦しい動作と同じなのでやめましょう。(笑)

ところで、あなたは汗を拭いた後の手拭いはどうしていますか?

手拭いは下着?面を外した後の作法も重要!

面を外し、甲手の上にそっと置いたら、使い終わった手拭いを折り畳んで面の中に仕舞いましょう。

動画内では次の2通りの方法を紹介されていました。

  • 広げて面に掛ける
  • 折り畳んで面の中に仕舞う

どちらの方法でも良いと言われていましたが、全剣連の講習会によると折り畳んで面の中に仕舞うという方法が正しいということです。

その理由としてはこちら。

  • 手拭いは下着と同じである
  • 使用済みの下着を広げるのは良くない

ちょっと納得できるのではないでしょうか。使用済みの下着と言われたら広げるわけにいきませんよね。

以上のことができれば面の外し方は完璧です。今日の稽古から実践してください。
 

まとめ

今日は面の外し方ということについて取り上げてみました。剣道の作法というのは簡単なようで難しいと思います。しかし、剣道においては最も重要な部分なので日頃の稽古できちんと取り組みましょう。

もし、どこかに出稽古に行ったときにこういった作法が間違っていると、きちとした指導ができていない団体だと思われかねません。そうなると、一人だけの問題ではなくなるので日頃から注意が必要です。

では、もう一度面の外し方の作法についておさらいしておきましょう。

  1. 面紐をほどく
  2. 面紐を2~3回手繰ってまとめる
  3. 面を取る
  4. 面で顔を隠した状態で手拭いを取る
  5. 面で顔を隠した状態で手拭いを使って汗を拭く
  6. 面を甲手の上に置く
  7. 手拭いを折り畳んで面の中に仕舞う

大事なことは、

  • 相手に弱みを見せない
  • 道具を大事に扱う
  • 美しい作法である

ということではないかと考えます。是非実践してみてください。

ところで、先日全日本剣道選手権大会が大阪で開催されたのでチケットを購入して観戦してきたのですが、やはり全日本に出場する選手たちは所作が美しいので見ていて凄く気持ちが良いですね。

初めて生で観戦したので、今まで知らなかったのですが試合前に面を着ける場所と試合後に面を外す場所は別の所に畳が敷いてあることに驚きました。

今度、大会を見る機会がありましたら、その辺りにも注目してみてください。

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