是則ち空也

まだ未熟です。（←重言？）
どうやら明鏡国語辞典２版では「まだ未～」は重言ですが「まだ未熟」に関しては許容されるとの立場を取っています。

ぼくはまだまだまだまだ未熟です。

ある所をしりてなき所をしる、是則ち空也。

宮本武蔵「五輪書・空之巻」

ものが有る所を知って初めて、無い所を知ることが出来る。
これがすなわち空である。

七段に合格したものの、稽古をすればするほど自分が多くの「できていない部分」に気が付くようになりました。
今までは何ができないのかということを理解することすらできていなかったということでしょう。

きっと、この感覚は物事を深く探求しようとすればするほど感じるようになるのではないでしょうか。
八段の先生方の剣道は僕のような未熟者から見れば完璧に見えますが、本人は恐らく完璧などとは思っていないかもしれません。

これこそが武蔵の言う「空」ということになるのでしょうか。

ということで、できないことばかりで凹んでおります。
昨夜は眠れませんでした。

できないことばかり

できないことばかり

知り合いに、

七段に合格したら、防具を全部燃やして剣道をやめる！

と言っていた人がいました。
恐らく冗談で言っていたのですが、今となっては

まぁ、その気持ちもわからなくもないか・・・

そんな感じです。

空が広すぎて・・・

剣道界とはそういうところなのかもしれません。
出る杭は打たれるとは言いますが、打たれてばかりでは辛いです。

来週のメルマガでは、どれくらい出た杭なのかを発信しようと思います。
乞うご期待。

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恐らく、メルマガとか書いている時点で出る杭扱いなんですよ。