稽古日誌

(追記あり)錬士六段、小手打ちに悩む?2つのポイントを見直そう!

カーリングの結果が気になって仕事が手に付かない管理人です。こんにちは。しかし、本当にオリンピック面白いですね。基本的に剣道以外にはそれ程興味がないのですが、今回は結構見てしまってます。

葛西選手も同じ歳ということで凄く応援してたのですが、残念な結果でしたね。

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小平選手の金メダルも凄かったと思います。韓国の選手との友情みたいなのもちょっと感動しました。小平選手と言えば、信州大学出身なんですね。そして、信州大学と言えば、たまたま信州大学剣道部OBのM先生(錬士六段)から相談がありまして・・・

M先生
助けてください!小手打ちが全然打てません!

ということだったので、日曜日の稽古でビデオ撮影して原因を探ってみることにしました。

(追記)この記事を読んだというYさんから、

Yさん
もう一つあるよ!

という指摘を頂いたので、追記させて頂きます。

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小手打ちが当たらない!?問題はたった2つだった!

日曜日の稽古では、基本稽古の時から小手が不発なのが見ていても良くわかりましたが、問題は出小手です。まずはM先生の当たらない出小手の映像を見てみましょう。お相手は先日三段に合格したJKのTさん。

部位には当たってませんねぇ。かなり深いように見えます。M先生はこの日、いつもよりも小手を多めに出してみたということでしたが、何度打っても当たらなかったそうです。うちの息子に

M先生
30本くらい打ったけど、一本も当たらんかったんや。何でやと思う?

って聞いてましたが、比較的小手打ちの得意な私とその息子には原因がさっぱりわかりません。(笑)

というわけで、帰宅してからビデオを見て分析してみました。先程の動画は顕著な例ですが、小手打ちが上手く打てない理由としては次の2点ではないかと考えました。

  1. 打ち始めるのが遅い(相手を引き出していない)
  2. 振りかぶりが大きく打ちが遅い

 
まぁ、私も人のことをとやかく言える立場ではないのですが、M先生の動画を見ていると概ねこのような状況でした。では、もう少し詳しく考えてみましょう。
 

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出小手は自ら攻めて相手を引き出すのが重要!

応じ技と言うと、相手が打ってくる打突に対して対処するというイメージが強いかもしれませんが、

F先生
応じ技は後の先。応じ技も先の技や!!

と、F先生に言われたことがありました。

こちらは私の六段審査の時の映像です。小手は3本打っていました。その内の2本の打突を見てみましょう。

なかなか良い感じですよね。誰も褒めてくれないので自画自賛してみました。(笑)それはさておき、こちらの動画のポイントは、相手とほぼ同時に動き始めているという点です。イメージ的には自分の方が先に動いて、相手が動いた瞬間に打ち始めるという感じですね。今はもうできませんが・・・

つまり、重要なのは攻めて相手を引き出すという点です。決して、相手が面を打とうとしてきたから、

M先生
面打ってきたなぁ~!じゃぁこっちは小手で対応だ!!

というイメージでは無いということですね。これだと完全に出遅れてしまいます。先に打つくらいのイメージが良いでしょう。但し、自分勝手に打ってしまってはいけません。この辺りが非常に難しいですね。

では、もう一つのポイントを見ていきましょう。
 

小手は振りかぶらなくても打てるってホント?

スポ少の講習会に行くと、I先生が良く

I先生
小手は振りかぶらなくても打てるんや!

と言っておられます。なかなか難しいのですよね。2年ほど前の剣道時代に「完全なる小手を打つ」という付録DVDがあったのですが、I先生はそのイメージ通りの小手を打っておられました。凄いです。

小手で悩んでいるM先生、実は他の映像を見ていると相小手面を打たれている場面がありました。よく見てみると、相手の方よりも先に小手を打ち始めているのに、振りが大きいので相手の小手打ちの方が早く打突部位に到達しているという衝撃の事実が発覚!

M先生の小手打ちは床に対して垂直以上に振りかぶっておられたのです。私もなかなか小さく鋭くというのはできないのですが、小手打ちで90度以上に振りかぶるのはちょっと振りかぶり過ぎですよね。60度くらいで良いのではないかと思いました。

 

まとめ

今日の話をまとめてみましょう。

出小手が当たらない原因は、こちらの2点ではないかと考えます。

  1. 打ち始めるのが遅い(相手を引き出していない)
  2. 振りかぶりが大きく打ちが遅い

 
その辺りを重点的に稽古してみてはいかがでしょうか。

と、書いている途中で女子団体パシュートが金メダル獲得というニュースが・・・
大興奮です!!
 
追記
 
この記事を読んだYさんより、小手が当たらないときのもう一つの理由として、

  • 振りかぶりの時に自分から見て右側に振りかぶる場合は拳にしか当たらない

ということをご指摘頂きました。特に右手の強い人に多い傾向のようですが、右側に振りかぶって打つことにより、打ちたい小手と竹刀の方向が反対側になってしまいますね。

また、打った後に体を右にさばくという意識が強すぎて、打つよりも先に体が右に動いてしまう場合についても同様です。やはり基本は真っ直ぐ打つということですね。

私の場合、基本通りではなく、ちょっと左手が左側に来ているイメージです。これが良いのか悪いのかはわかりませんが、基本通りではないので良い子の皆は真似しないでね!!

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  • この記事を書いた人

剣道中毒管理人

剣道錬士七段のしがないサラリーマン。 子供と一緒に稽古をするのが唯一の楽しみです。

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