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集中!集中!集中!
たった1分の集中力・・・
たった一つの間違い
『聖の青春』という映画の中で、主人公の村山聖は病と闘いながらも羽生善治と対局する場面が何度かありました。その中の一局。もうすぐ勝てるというような状態だったのに、たった一つの間違いで負けてしまったということがありました。
村山聖に体力的な限界が訪れ、思っていたところではない場所に駒を置いてしまったのです。
集中力を何時間も保ち続けるというのは大変な作業ですよね。
集中力は、人に教えてもらったり、聞いて身につくものではない。勝負どころでの集中力を発揮するには、集中できる環境を自らつくり出すことこそが大切だと思っている。
- 羽生善治 -
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集中力が持続できない
少し前の六・七・八段受審者講習会の時に、
S先生
初太刀を取っているのに、集中力が途切れてしまってその後は全然駄目でしたね。
というコメントを頂きました。確かにその通りかもしれません。集中力が途切れたという認識はないのですが、結果的にそうなってしまっていたのでしょう。
どうやら、人間は元来集中力を持続させることが苦手なんだそうです。
それは、外敵から身を守る為に一点に集中していることは身の危険を意味するということだからなんですね。
今日は市内の中学・高校の合同稽古でしたが・・・
今日は市内の中学・高校の合同稽古会が開催されるということで、子供達にこっそりついて行きました。
稽古中盤に円陣になって1分間の1本勝負があったので、これまた参加してみました。最初は高校生の居るグループに混ぜて貰ったのですが・・・
3試合して0勝1敗2引き分け。しかもその1敗が、高校生に初太刀で面を取られたのです。開始早々の面。完全に虚を突かれた感じでした。打突自体は少し浅かったのですが、油断していたので完全にダメですよね。
やはり蹲踞の前には既に集中していないと。いや、礼をする前から集中できていないからこういうことが起こるのです。
本当に反省です。いや、反省というより、猛省というやつでしょう。
本来なら、お互いに礼をするところから集中しなければならないはず。しかし、完全に油断していました。
これは、日頃の稽古がそれだけ甘いということを物語っているだけ。確かに、立ち上がりからいきなり打ってくる相手との稽古って無いですね。だからと言って、言い訳はできません。
集中力の欠如は致命傷だということを身をもって知ることができました。そんな大事なことに気付かせてくれた高校生に感謝です。
まとめ
脳のメカニズムは非常に単純で、つらいことを避け、楽しむことを好む構造になっています。脳科学的には集中できる時間は90分が最大といわれます。しかし、実際に集中できる時間は30分が限度でしょう。
それ以前に、剣道の稽古や試合、審査となると凄く短時間。立ち上がりから油断せず、集中し続けられるようになりたいと思いました。
まだ剣道だから良いものに、これが人生を左右するようなことなら本当に油断はできません。
日頃の生活からメリハリをつけることも大事なのでしょうか。
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