今日は午前中に市の剣道連盟の昇級審査、夜は剣友会の稽古に参加してきました。午後にも稽古があり、お誘い頂いたのですが、流石に朝から晩まで剣道は・・・と思い、欠席させて頂きました。
昇級審査は中学生と小学6年生で2級を持っている子が受けられることになっていますが、今回受審していた小学生は一人だけでした。聞いたところによると、2級を持っていても今回は見送ったと言う子もおられるようですね。
まぁ、焦っても仕方がないですからね~。どうせ初段は13歳にならないと受けられませんし。
というわけで、そんな感じの昇級審査ですが、わからないながらも審査員をさせて頂きました。う~~~ん、やっぱりさっぱり。(笑)基準をどこに置くかっていうのが難しかったのですが、今日の昇級審査のポイントなどを振り返ってみたいと思います。
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合格するんだ!という気持ちで臨め!!
今日の会長の言葉、なかなか良いことを仰ってました。
印象に残ったのは次の2点。
- 審査員は全員合格させてあげたいと思っている
- 「合格したいなぁ~」ではなく「合格するんだ」という気持ちで審査に臨むべき
まず、審査員は全員を合格させてあげたいと思っているということでしたが・・・
というくらいの気持ちで審査に臨みました。(笑)
実際にはそういうわけにはいかないのですが、知っている子を見ると甘くなるというか、厳しい目で見てしまうというか、どうすれば良いのかわからない状態に陥ってしまうので、冷静に審査したいという、ただそれだけなんですけどね。
それに、1級の審査基準には「初段の審査基準に準ずる」と書かれています。ですから、初段を受けても恥ずかしくないような立ち合いをして欲しいというのがありました。
実際には
という子も合格という結果になりました。そういう子に関しては、初段を受ける時までに頑張って稽古を積んで頂きたいと思います。仮免許ですよね。
そして、二つ目の「合格するんだ」という気持ちで審査に臨めということですが、その通りだと思います。
合格したい!
というのは願望ですよね。合格できたら良いな~という感じの意味合いでしょう。そして、そういう言葉を口にすることで、「合格出来たらラッキー」みたいな精神状態になってしまうのです。
逆に「絶対に合格する」という気持ちで審査に臨むことで合格できるイメージが具体的に湧き、メンタル面にも良い効果が得られるそうです。
このことは昇級審査に限らず、世の中の全てのことに通じる考えだと思います。かの有名なイチロー選手は小学校の文集で
ドラフト入団でけいやく金は、1億円以上が目標です。
と書いていたのは有名な話ですよね。イチローだけではなく、サッカーの本田圭佑選手なんかも卒業文集で具体的なことを書いたそうですが、「なりたい」ではなく、「なる」ということで書かれています。
そこには願望ではなく、自分の意志とそれまでの努力があるんですね。ですから審査も合格するという自信を持てるようになれば受ければ良いのではないかと思います。過去の自分に教えてあげたいです。(笑)
では、実際の審査はどうだったのでしょうか・・・
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合格するんだという意思が感じられない
今回、昇級審査を受けたのは男子12人、女子12人で合計24人。少ないですよね~~~。ちょっとびっくりしました。でも、まあこんなもんかもしれませんね。中学校の部活動で剣道を始めたという子の場合、審査を受けるのは夏以降?秋以降?だと思うので、それを考慮するとかなり少ないのも納得できます。
審査員をしていて一番に感じたことは
という感じですね。特に男子の立ち合いはそんな感じでした。会長の言われた言葉が全てだな~って感じた次第であります。
女子の立ち合いについても、もう少し・・・と思うことも多かったのですが、結果としては女子は殆どの子が昇級できました。
正直に言うと、微妙なラインの子が多かったのですが、打ち抜けるということができていたというのと、何本か有効打突があったということが合格の決め手となったのではないかと思います。
まずは切り返し!
滋賀県の場合、二段までの昇段審査・昇級審査では切り返しがあります。以前、M本先生に
と聞いていて、かなり納得したのですが、今日は衝撃を受けました。
切り返しの上手な子は立ち合いも上手にできるという印象を持っています。しかし、今日の審査では切り返しが凄く上手なのに、稽古になると全然違う人のようになってしまう子が居たのです。
でも、あんなに素晴らしい切り返しができるのですから、何かちょっとした切っ掛けで稽古の方も上達すると思います。
何はともあれ・・・
本日昇級された方々、おめでとうございます。
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