まだ、我が家の息子が小学校低学年だった頃の話です。
防具袋の中がぐちゃぐちゃやないか!!
こんな感じで、防具のしまい方なんかは全く気にせず防具袋に詰め込むという感じの息子です。防具のしまい方については何度か教えるのですが、全く覚える気がありません。
とにかく防具袋に入ってればいいという感覚なのだと思います。しかし、防具は自分の身を守ってくれる大事な道具。ちょっとそれはダメですよね。もう少し大事に使ってほしいものです。
というわけで、今日は教えてもなかなか実践して貰えないので、
剣道未経験のお父さん・お母さんでもできる!簡単な防具のしまい方!
というテーマを取り上げてみたいと思います。これであなたも明日から防具をちゃんと片付けられるようにないますね。
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防具のしまい方は簡単
剣道の防具のしまい方でちょっとややこしいのが胴と垂れです。例えばこちらの動画をご覧ください。(しまい方は動画開始後3分くらいから)
はい、とっても難しいですね。こんなしまい方初めて知りました。(笑)多くの剣道愛好家はこのようなしまい方をしていないと思います。他にも動画があったのですが、ブログに貼り付けられないように設定されていました。残念です。
それでは、実際に簡単な防具のしまい方を見て行きましょう。ここで解説するのは
- 垂紐のしまい方
- 胴と垂を括り付ける方法
の2つです。面と甲手は特にしまい方を説明するまでも無いと思うので、それ程深く考えないでください。
まず垂れのしまい方から見ていきましょう。
垂紐のしまい方
垂のしまい方は私の知っている限り、幾つかの種類があります。もしかすると他にも方法があるかもしれませんが、その中から自分のやりやすい方法を選択すればよいでしょう。解説するのは次の2つの方法です。
- 真ん中の大垂に垂紐を巻く
- 垂れ紐の付け根に垂れ紐を巻き付ける
では、真ん中の大垂に垂紐を巻く方法から見て行きましょう。
真ん中の大垂に垂紐を巻く
一般的な方法は先程の動画と同じように、大垂(垂ネーム・ゼッケンの上辺り)に垂紐を巻きます。この方法が最も簡単で多くの剣道愛好家が実践されている方法だと思います。
注意する点としては、垂紐は綺麗に伸ばしてから巻くというところです。防具を使用している時は紐がぐちゃぐちゃになってしまうので、しっかり伸ばしてから片付けるようにしましょう。縮んだ状態で片付けると、垂紐に変な癖が付いてしまうので要注意です。
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垂紐の付け根に垂紐を巻き付ける
これは私が学生時代に後輩から教えてもらった方法で、実は私はこの方法を知ってからずっとこの方法で垂をしまっています。
まず、垂紐を写真のように折り、垂紐を一周回します。
その後は垂紐の出た部分を内側に折り返し、環になった部分の中に垂紐を入れてぐるぐる巻きにします。
見た目がとってもカッコいいと思うのですが、どうでしょうか?ちょっとわかりにくいですか?一度やってみると理解できると思います。
ただ、慣れないとちょっと難しいかもしれません。折り曲げる部分の長さの調節が少し難しいですね。丁度良い長さに折り曲げないと、巻き終わっているはずの垂れ紐がほどけてきてしまいます。
その他
その他の方法として、左右の垂紐を左右の大垂に巻く方法や裏側の小さい垂(小垂?)に巻いておられる方も見たことがありますが、少数派だと思われます。
ですから、こんな方法もあるよという感じで覚えておくと良いでしょう。
胴と垂をドッキング!!
いよいよ防具のしまい方も大詰めです。ここまで来たらほぼ終わったも同然。(笑)先程の動画のようにやるのも良いと思いますが、ちょっと難しいですね。そこで、一般的な方法を紹介したいと思います。
まず、垂を床に置きます。この時、ゼッケンが内側を向き、上下が逆に読めるように置きます。そして、その垂上に胴を置きます。
次に、胴の肩紐を胴の表側に回し、真ん中で十字を書くようにして上下から胴の裏側に持ってきます。
肩紐は胴の内側で蝶々結びをします。
腰紐は垂れの左右の部分を固定します。腰紐をそのまま上下にくるっと回して、最後は回した紐と胴の隙間に腰紐の端を入れておけばOKです。
出来上がりはこんな感じ。
まとめ
剣道の防具のしまい方について書いてみましたが、どうだったでしょうか?文字にしてみると結構大変なことがわかりましたが・・・実際にやってみるととても簡単です。毎回毎回稽古の後に片付けるのは大変かもしれませんが、習慣付けをすると全く苦になりません。
是非、お子さんと一緒に片付けをしてみてください。
ちなみに、私が中学の時に先輩から教えて貰った方法は、胴の腰紐はそのまま通常の胴紐を結ぶのと同じように結んでおくというものでした。この方法は垂が不安定になる為、おすすめできませんが、別にその方法でも問題ないでしょう。
また、面と甲手については、記述しませんでしたが、面の中に甲手を入れるというだけです。私は面を入れる前に剣道着と袴を入れますが、最近の人達は防具と剣道着を一緒に入れることに対して抵抗があるようですね。
袴のたたみ方が自信無いという方はこちらの記事を参考にしてください。
防具袋に防具を入れる場合は、最初に胴と垂、その後に面と甲手を入れると綺麗に収納できます。防具袋が小さい場合は多少入れ難いかもしれませんが、慣れればなんとかなります。(笑)
剣道は稽古だけではなく、生活そのものが修業と言われます。こういった小さなこともきちんと習慣化していきたいものですね。
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コメント
私も垂れは、紐をぐるぐるにする方法でしまってます。こうすると、垂れ紐がいつまでも、細くならないのでいいと思います。
紐をぐるぐるする方法は良いのですが、やっぱりちょっと時間掛かりますよね。だから、時々サボります。(笑)
私も胴紐を十字にしてドッキングするやり方です。しかし、垂れの紐はそのまま胴周り(下の方)をぐるりと半周させて、胴の前側で蝶々結びをするというやり方を長年やっています。先日、改めて他の方のやり方を見ると、自分と違っていて、すごく不安になりました。でも、とっても楽なんですが。ネットで調べても、私のような仕舞い方は見つかりませんでした。邪道なんでしょうか。
hiroさん
コメントありがとうございます。
私も何が正しいやり方なのかわからないのですが、邪道だとは思いません。
「そういうやり方もあるんだ・・・」
程度です。ただ、その方法は見たことがあると思います。
個人的な意見を言わせて頂くと、使用後は垂紐や袴の紐は伸ばした方が良いのではないかと考えます。