秋なら名古屋で受けますが、やっぱり春は京都ですよ。
僕は名古屋しか知らんから・・・
稽古仲間のかずき君は今年の春の剣道六段の審査を京都会場で受けることに決めたそうです。私は京都会場というのは行ったことがなかったので、その魅力というのがわかりませんでした。
実は、京都会場で中央審査を受けるということは、彼にとって魅力的な要素がいくつかあるようです。ですから、今日は
京都会場で剣道の中央審査を受ける魅力!
について考えてみたいと思います。
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京都会場の昇段審査は格式が高かった?
かつては京都で剣道の昇段審査に合格するのは難しいとされ、京都で合格することが一つのステータスになっていたそうです。
何故かと言うと、昔は京都大会の後に昇段審査が開催されていたそうなのです。つまり、今と日程が逆なんですね。ですから、審査する先生方は京都大会で目が肥えている状態で審査をされるわけです。
京都大会で良い立会いを沢山見て、それを基準に審査されたら合格率も低くなりますよね。まぁ、それは一昔前の話なのですが、やはりその時のイメージというのは今も尚強く残っているようです。
ですから、
という人が多いというのも納得ができます。
そんな京都で行われている八段の二次審査の動画がありましたので、参考に見てみましょう。
京都の八段審査、一度は見に行ってみたいですね~。私の周りには受けている人が居られないので応援に行くこともないのですが・・・
その他にも京都で昇段審査を受けるメリットはありました。かずき君と一緒に考えてみたメリットはこうです。
- 開場時間が早い
- 会場が広い
- サブアリーナで稽古ができる
- 受審者が意外と少ない
それでは、もう少し詳しく見ていきましょう。
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開場時間が早い
実は、京都会場は開場時間が早いようです。何時に開場されるのかは明記されていませんが、かずき君が到着した時には既に開場していたそうです。8時前には会場に着いていたということなので、かなり早いですよね。
私は名古屋会場しか知らないのですが、確か開場時間は8時半頃だったと記憶しています。8時前に到着しても、玄関の外で30分以上も待たされるのです。
寒くも暑くもない良い季節の昇段審査なので、外で待たされても苦痛ではありませんが、問題は受け付けが混雑するか否かという点です。開場時間が遅く、受審者が開場と同時に一斉に受け付けをしようとすると、大変な混雑となります。
荷物を置く場所を確保して受け付けを済ませる。たったこれだけのことなのですが、混雑しないというのは精神的なストレスが軽減されます。余計なストレスは審査に影響しないとは言えませんよね。
剣道はメンタルな部分が立ち合いの内容に大きく影響を及ぼします。そう考えると、開場時間が早いということはとても大きなメリットではないかと感じました。
受け付け時の精神的なストレスは開場時間だけの問題ではありません。会場自体の広さとも関係があります。実は、京都の審査会場である京都市立体育館は非常に広い体育館なのです。
会場が広い
上の写真は京都会場で行われた剣道六段審査の立ち合い風景です。着目して頂きたいのは、観覧席です。結構広いですよね。
男性ならどこでも着替えられますが、会場が広いので本当に気にすることなく好きなところに剣道具一式を置き、好きなところで着替えられるイメージですね。更に、アリーナ横には広い通路がありますので、こちらも利用可能です。
そして、アリーナも審査会場を6会場分取っていますが、あと2会場分は余裕で取れそうな雰囲気でした。つまり、結構広い場所が開いているので、審査前に面、甲手、竹刀を置く場所に困るようなことはありません!
開場が広いっていうのはとても良いことですよね。狭いと素振りどころか、構えのチェックもままなりませんからね。
ちなみに、私が六段審査を受けた時は会場に入ってから一度も竹刀を振ることなく、立ち合いを迎えました。素振りくらいはしておきたかったですが、その場所もなかったのです。
素振りくらいはしておきたい・・・そう考える方は多いでしょう。実は京都市立体育館は素振りどころか、稽古までできてしまうのです。これって凄くないですか?
サブアリーナで稽古ができる
京都市立体育館にはハンナリーズアリーナと市民スポーツ会館という二つの体育館があり、剣道の審査会場として両方の体育館を使用しています。
- 実技審査会場・・・ハンナリーズアリーナ
- 日本剣道形審査会場・・・スポーツ会館
つまり、日本剣道形の審査が行われるまではスポーツ会館(サブアリーナ)での稽古が可能なのです。勿論、早く会場入りしていたかずき君もサブアリーナの方で面を着けて稽古したそうです。
しかも、全く面識のない大阪の人と。(笑)
こういう会場で知り合った方と交剣知愛できるという点も素晴らしいことだと思いませんか?
さて、剣道の中央審査と言うと、待ち時間が長いというイメージが強いのですが、その点でも京都会場は魅力的なのです。
受審者が意外と少ない
上の写真は2015年4月の六段審査午前の部の説明時の様子です。
って感じですよね。
そうなんです。近年、京都の剣道六段審査は受審者が減っているようです。下に2012年から2015年の受審者数と合格者数、合格率をまとめてみました。
年 | 受審者数 | 合格者数 | 合格率 |
2015年 | 882人 | 169人 | 19.2% |
2014年 | 896人 | 163人 | 18.2% |
2013年 | 997人 | 182人 | 18.3% |
2012年 | 1056人 | 142人 | 13.4% |
2014年、2015年の京都での受審者は900人弱ですね。2015年に関して言うと、午前の部は5会場での審査となっていました。通常は6会場だと聞いていたので、ちょっと驚きましたね。
それに、合格発表についても、10組(40人)毎に発表されるということだったので、少ないという印象が強いです。私が名古屋で受けた時は15組(60人)毎の発表だったのです。
受審者が少ないのがメリットか?と聞かれると、人によっては感じ方が様々かもしれませんが、私個人としては受審者数が少ない方が審査が早く終わるので、とても良いことだと思っています。
ちなみに、合格率は関係ないと思っています。合格率が高いと言っても、その人の剣道レベルが合格の基準に達していなければ合格率とは無関係に不合格になりますからね。
まとめ
京都会場で開催される春の中央審査について記事にしてみましたが、如何だったでしょうか?もう一度、京都会場で中央審査を受ける魅力について振り返ってみたいと思います。
- 格式高いイメージ
- 開場時間が早い
- 会場が広い
- サブアリーナで稽古ができる
- 受審者が意外と少ない
私自身、次に審査を受けるなら、京都会場が良いかなって感じています。その最大の理由はサブアリーナで稽古ができるという部分ですね。
基本的に肝っ玉のかなり小さい人間なので、審査前にちょっとでも稽古をしておかないと不安で不安で・・・。名古屋会場では稽古ができないので、その点ではやはり京都会場が良いですね。
しかしながら、私は11月に六段合格したので、七段を受けるのもまずは11月の名古屋になると思います。二回目は春の京都ですかね。できることなら一度で合格したいものですが・・・
他にも昇級審査・昇段審査関連の記事を書いていますので、是非ご覧ください。
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