元々読書が嫌いだったということもありますが、若い頃は文学なんてものには全く興味がありませんでした。そんな僕が最近読んでいるのは「若きウェルテルの悩み」。何と、ゲーテです。
もっと早くにゲーテに出会いたかった。国語の教科書なんかにも出てこなかった(と記憶している)のですが、一つ一つの表現が凄く奥深くて好きです。拘りがあると言えば薄っぺらいかもしれませんが、難解というわけではなく、何度も読みたい、そして真似してみたい表現方法だと感じました。
もう、完全に虜ですね。ただ、一つ一つの文章の意味を考えてしまうので、なかなか先に進めないんですけど。(;^_^A
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そんなゲーテがこんなことを言っていました。
前進しない人は、後退する。
前進していない人は止まっているわけでもなく、後退しているとは・・・孫正義さんの「髪の毛の後退ではない。 私の前進である」と共に、心に刻んでおきたい名言ではないでしょうか。
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表現方法を考える
先日の木鶏剣道総合研究所のセミナーでの立ち合い動画をFacebookに投稿したところ、打った後の表現方法についてのアドバイスを頂きました。
他の人と比べてどうなのか考えてみるべしということだったのですが、
と言いたいところをぐっとこらえ、考えてみることに。前進しない人と言われない為にも・・・
その結果気が付いたのが次の2点。
- 打突後の抜ける距離
- 打突後の腕の高さ
(1)については、「ドーン!」という感じで勢いがあるように見えて非常に良いとは思うのですが、僕個人としては縁が切れてしまうという印象の方が強いです。次の打突に備えるという点ではどうなのかと。
まぁ、個人的な意見なので正しくないかもしれませんが、あんまり真似したくありません。というか、疲れるので無理。(単なるサボりの言い訳?)また、八段の先生方はそんなに遠くまで抜けておられないという印象もあります。
(2)については、一時期頑張って気にしていた時期もあったのですが、最近は気が抜けていました。打った後、打った姿勢のまま抜け切るということですね。以前は子供にもそのように指導していましたが、最近は子供に指導することもなくなったので、意識から外れてしまっていました。
動画で見ると良く解りますが、打った後すぐに腕を下げてしまっています。これは直ぐに改善すべき。日本式KAIZENですね。
恐らく、ほんの少し意識を変えただけで、打突の表現方法もぐっと印象が良くなる・・・に違いありません。いや、そうであって欲しい。(笑)
立ち合いは演武だ
立ち合いというのは演武的な要素もあるということを度々耳にします。ですから、自分の良いところを見せるような表現方法を取り入れるべきでしょう。剣道の場合、ちょっとしたことで見た目の印象も大きく変わる可能性があります。
ですから、「ほんのちょっと」ということを少しずつ少しずつ集めて一つの作品を作り上げていきましょう。
これで十分だと思って前進するのを拒むことは非常に簡単です。しかし、前進していないということは後退するということ。後退するのは髪の毛だけにしておきたいですね。いや、髪の毛の後退も困ります。実は最近切実に悩んでおりまして・・・
ところで、「若きウェルテルの悩み」は手紙形式で書かれているのですが、現在読んでいるところは八月中旬あたり。丁度「自殺」という言葉が出てきたところです。
昨日は朝から竹内結子さんのニュースに驚きましたが、丁度ウェルテルの悩みとリンクして色々と考えてしまいました。ウェルテルは自殺は弱さや逃げではなく病だと言っています。当時はそういった表現方法は間違いだったのかもしれませんが、現代ではウェルテルの言う通り「自殺は病」という認識です。
最近では、少し前に映画館で観たコンフィデンスマンJPの「スタア」役の竹内結子さんが凄く魅力的でした。もしかしたら、プライベートでも無理して何かの役を演じられていたのかもしれません。竹内結子さんのご冥福をお祈りいたします。
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