とある稽古の休憩時間の時にしょう君とひろし君の会話が聞こえてきました。
あの時にメガネしてる子居たの見た?
あんなメガネあるんや~って思って見てたもん。
度付きのメガネを剣道の時も使いたいって思ってたんよ。
やっぱり剣道するときは見えた方が良いの?
そう言えば、しょう君は視力がかなり悪いらしく、0.1未満だと聞いたことがありました。私もひろし君と同じく、常に裸眼で生活しているので視力の悪い人が剣道をするとどうなるのかということについてはわからないのですが、やはり不利な部分はあると思います。
そこで、今日は
剣道で使用する度付きのメガネ
について色々と調査してみました。周りでメガネを掛けて剣道している人ってあまり見掛けないと思いますので、色々な疑問がありますよね。その疑問を解決したいと思います。
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剣道で視力は大切な武器です!
剣道の極意を表す有名な言葉で、
一眼二足三胆四力
という言葉があるのをご存知ですか?剣道において重要な順に書かれているのですが、最も重要なのが眼ということになります。しかし、眼と言っても視力だけの話ではありません。
宮本武蔵が「観の目強く、見の目弱く」と言っていたように、現象を見るということよりも相手の思考や動作を見破る眼力が重要だということになります。
だからと言って、視力は悪くても良いかと言われると、剣道に限らずスポーツ全般において、相手が良く見えた方が良いですよね。
調べてみると、剣道用というわけではなくスポーツ用のメガネという商品が結構あるらしいことがわかりました。例えば、こちらの動画の中に出てくる商品なんかとってもオシャレだと思いませんか?
スポーツ用のメガネと言うと、どちらかと言えばメガネと言うよりもゴーグルに近いような気がしますね。
ちなみに、ゴーグルというのは紫外線避けや防風、防塵用のメガネのことなので、剣道用のメガネはゴーグルではないようです。
ところで視力の悪い人が剣道をする時にはどうしているのでしょうか?
- 裸眼(あんまり見えない)
- コンタクトレンズを使用
- 剣道用のメガネを使用
視力の悪い剣道愛好家の中でもメガネを使用されている人は圧倒的に少数派ですよね。特に小学生くらいだと、剣道をする時は多少見えてなくても裸眼のままという子が一番多いと思います。
大人になるにつれ、コンタクトレンズの使用率が高くなりますね。私の知っている人で日常生活はメガネを使用しているのに、稽古になるとコンタクトレンズを使用する人が意外と多くてびっくりしたこともありました。
しかし、小学生の場合はどうでしょう。剣道をする時にどうしても視力矯正をするという場合にはメガネの使用率が高いように感じています。それはどうしてでしょうか?
最も大きな理由は、以下の2点ではないかと考えます。
- コンタクトレンズを上手く着けられない
- メンテナンスが大変
他にも理由はあるかもしれませんが、コンタクトを装着するということに対して抵抗があることは確実でしょう。
ちなみに、私もコンタクトレンズを装着したことがなく、目の中に異物を入れると言うこと自体が怖いのでどちらかを選択する必要がなるなら、迷わずメガネを選択するでしょう。慣れてしまえば大丈夫だと思いますが、子供には難しいかもしれません。
しかし、剣道をするときにメガネを着用するということはそれなりにデメリットもあります。次の章で剣道用メガネのメリットとデメリットについて考えてみましょう。
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剣道用メガネのメリットとデメリット
剣道用のメガネを使用する場合のメリットとデメリットについて考えてみましょう。まずはメリットから。
- 相手が良く見える
- ケアが簡単
- 装用時間に制限がない
- 防塵(竹刀のささくれ)の役割りも果たす
- 角膜内皮に対して悪影響がない
- 稽古中に紛失することがないい
メガネを使用した時の最も大きなメリットは言うまでもなく、相手のことが良く見えるということですえ。しかし、それならコンタクトでも同じです。しかし、コンタクトよりも良い点としては、稽古中に紛失することが無いと言う点ですね。
時々、稽古中に
○○さんがコンタクトを落とされました。
という経験はありませんか?皆で稽古を中断して探したけど、最終的に見つからなかったなんてこともあると思います。
他の人にも迷惑が掛かりますし、貴重な稽古時間も削られることになりますよね。その点、メガネなら紛失という問題は発生しませんよね。
また、相手の竹刀が割れていてササクレが飛んでくるなんていうこともあるかもしれませんが、メガネをしていることで、自然と目の保護ができてしまうのも凄く大きなメリットだと思います。
では、デメリットはどうでしょうか。
- 強度近視の矯正に向かない
- 左右差がある方には向かない
- 汗が目に入った時に困る
- レンズが曇ることがある
- 面サイズが小さいとフレームが面と接触
面の締め付けによる痛みの可能性がある
使用されている方から、「痛みを感じない」とのご指摘を頂きました。
まず、残念ながら強度近視の矯正にメガネは向かないと言われています。それは、メガネという構造上、どうしても矯正しきれないからです。そして、レンズ自体も厚く、重くなってしまうという問題もあります。
重さについてはやはり運動をするということを考慮すると少しでも軽量化するのが好ましいでしょう。最近では薄くて軽い強度近視用のレンズがありますので、この点に関しては改善されているようです。
また、剣道用メガネには汗が目に入らないように汗止めがありますので、基本的には問題ないでしょう。しかし、私のように顔に凄く汗をかくような人には多少の問題があるかもしれません。この点は個人差があるので何とも言えませんが。
それから、基本的に専門店ではメガネ購入時に面を着用して接触しないかということも確認します。メガネフレームのサイズも数種類あり、面の内輪部分に接触しない物を選択するのが基本ですが、通販などで購入すると接触する可能性もありますので注意が必要ですね。
そして、面の締め付け。これはどうすることもできないと思います。メガネを着用していなくても長時間の稽古になると面紐の締め付けによって痛くなることがありますよね。メガネを着用した場合は更に条件は悪くなります。
剣道用メガネのメリットとデメリットは上記のような感じですが、とりあえず使用してみないことにはわかりません。では、どのようなメガネを使用すればよいのでしょうか。
剣道専用のメガネを使ってみよう!
スポーツ用のメガネというのは上の動画にもあったように、凄く沢山の種類がありますが、剣道に向いているメガネというのはどうやら1種類しか無いようです。
つまり、剣道愛好者が愛用している剣道用のメガネと言えばこれ。商品名「天武(てんむ)」ですね。色々と改良され、剣道愛好家に30年以上愛され続けている商品です。
[Tenmu] NEW 天武 剣道 TS020-48 めがねフレーム 度付可 剣道用 日本製 … |
価格は通販サイトを見ていてもかなりの価格差があるので何とも言えません。安いショップではレンズセットで9,800円というところもありましたし、が、20,000円前後のショップもあります。レンズの種類やオプションによっても価格は変動するので、よく確認する必要がありますね。
しかし、メガネを通販で購入するというのはかなりの勇気が必要。剣道の防具を購入するよりも難しいのではないかと思います。ですから、購入する時には実店舗のメガネ屋さんで購入することをおすすめします。
安いからという理由だけで購入すると失敗するかもしれませんよ。
まとめ
今日は剣道用のメガネについて色々と調べてみました。
スポーツ用のメガネというのは凄く沢山の種類があって、中にはとってもお洒落な商品もありますよね。しかし、剣道用の度付きメガネと言えば、残念ながら「天武(てんむ)」しか無いようです。
では、剣道をする時にメガネを着用するメリットとデメリットについてもう一度見てみましょう。
- 相手が良く見える
- ケアが簡単
- 装用時間に制限がない
- 防塵(竹刀のささくれ)の役割りも果たす
- 角膜内皮に対して悪影響がない
- 稽古中に紛失することがないい
- 強度近視の矯正に向かない
- 左右差がある方には向かない
- 汗が目に入った時に困る
- レンズが曇ることがある
- 面サイズが小さいとフレームが面と接触
面の締め付けによる痛みの可能性がある
使用されている方から、「痛みを感じない」とのご指摘を頂きました。
剣道は「観の目強く、見の目弱く」と言われますが、観の目を強くする為の情報源としては、相手をよく見るということが必要になりますよね。その点、メガネを着用することで相手のことが良く見えるようになります。
脳への情報源としては視覚というのが最も重要だという話を聞いたことがありませんか?
剣道は自分勝手にやっていても駄目ですよね。相手との和が大切です。その為にもまずは相手のことをよく見て観察することがとても重要ではないかと考えます。
多少見えなくても大丈夫だと思いますが、個人的には見えないよりは見えた方が良いのではないかと思います。あなたはどう思いますか?
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コメント
私はメガネ派です。普段でもコンタクトレンズは使っていません。
メガネを作る時は面に合わせて作ります。作る時の参考にしてください。
http://tokyodo.org/newpage4.html
きんさん、コメントありがとうございます。
サイト拝見させて頂きました。
こんなに色んな種類があるのですね。勉強になりました。選択の幅があることはとても良いことですね。