剣道用の手袋というのは、甲手の下に着用する汗取り用の手袋のことを指しています。残念ながら、剣道用の手袋を使用しても凄い技が使えるようになるとか、試合で勝てるようになったとか、そういうことは一切ありません。稽古が快適になるという点を考慮すると、間接的にはそういうこともあるのかもしれませんが・・・
というわけで、今日は
剣道用の手袋を使用したときはどんな効果があるの?
ということについて考えてみたいと思います。初めて見た時には衝撃を受けたものですが、今となっては手袋を忘れた日の稽古はモチベーションが上がらずに困ってしまう程です。そんな手袋ですが、具体的にはどのような効果があるのでしょうか?
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剣道の手袋には3つの効果があった!
前述しましたが、剣道用の手袋というのは、基本的には汗取り用です。しかし、単に汗を取ると言うだけでは無いように思います。剣道用の手袋がどのような物か知らないというあなたは、まずはこちらの動画をご覧ください。
はい、ただの手袋ですよね。ちょっと違うのは、素材が綿であるということと、手首部分が少し長いということでしょうか。では、この手袋を稽古の時に使用するとどのような効果があるのでしょうか?主な効果としては次の3つ。
- 手が臭くならない
- 甲手の手の内が傷み難い
- 甲手も臭くなり難い
では、もう少し詳しく見ていきましょう。
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手袋が汗を吸い取るので清潔!甲手も傷み難い!
まず、一番のメリットは「手が臭くならない」ということではないでしょうか。学生時代、いつもではないのですが、部活動で朝練をすることがありました。勿論、朝から防具を着用して稽古をします。汗をかき、手は臭くなり・・・
剣道の手の臭いって異常ですよね。一度臭いが手に付いたら石鹸で洗っても落ちません!
でも、手袋を着用することで、手の臭いに悩まされることは無くなりました。臭いは全て手袋が吸い取ってくれるイメージです。というか、新しい甲手を使用する時から手袋を着用していれば、甲手自体がなかなか臭くなりません。これは凄いことですよね。
そして、今まで甲手の革にべったりと付着していた大量の汗は手袋が殆ど吸い取ってくれるので、革自体も傷み難くなります。今まですぐに手の内に穴が開いていたという人も、かなり長く使用することができるのではないでしょうか。
やはり革に汗が付着するというのはどう考えても良くないことですよね。革は一度濡れてから乾くと硬くなります。菌も繁殖し、甲手は痛み、手の内の張り替えを依頼することになります。甲手の手の内を張り替えると、片方で5,000~6,000円、両方で10,000~12,000円もの費用が掛かります。
手袋を購入する金額と甲手を張り替える金額、どちらが得なのかと考えると、どっちもどっちなのかもしれません。しかし、快適に稽古をできるという点では圧倒的に手袋を使用している時だと思います。
そして、驚いたことに手袋が甲手内部の汚れを取り除いてくれるという作用もあるので、古くなった甲手もどんどん清潔になっていくという印象です。もう手袋を使わないという選択肢はありませんよね?
但し、手袋の使用にはやはりデメリットもありました。では、どのようなデメリットがあるでしょうか?
剣道用の手袋を使用する時のデメリット!
剣道用の手袋を使用する場合のデメリットは次の3つではないでしょうか。
- 手袋の脱着に時間が掛かる
- 竹刀を握る感覚が変わる
- 剣道用の手袋は意外と高価
手袋の脱着には時間が掛かります。ですから、早く面を着けて稽古をしたいという場合には、最初から手袋を着用しておくことをお勧めします。剣道用の手袋は着用してからも紐を結ぶことができるような設計(?)なので、その点は問題ないでしょう。
竹刀を握る感覚については、私個人的には特に違和感無く握ることができます。しかし、人によっては違和感があるかもしれません。その辺りは慣れるしかないと思うので、とりあえず試してみましょう。
特に私が気になったのが手袋の価格です。実は、一時期安価な手袋を使用していました。
剣道用の手袋は高価!もっと安い類似品は無いの?
剣道用の手袋として販売されている商品は、メーカーによって違いはあるようですが概ね400~700円。勿論1着の価格です。意外と高価ですよね。
しかも、私が使い始めた頃(10年くらい前)の剣道用手袋というのは少し素材が悪かったように思います。何故なら、3~4回洗濯したら破れてしまったり、縮んでしまったり・・・400円もするのに殆ど使い捨てのようなイメージだったのです。
ですから、使い捨てならもっと安い手袋を使用した方が良いという考えで、暫くはホームセンターで作業用手袋(タクシードライバーさんが使用しているような白い手袋)を使用していました。ナント!!10着で400円程度。価格は剣道用の手袋の10分の1です。しかも、なかなか破れないので、長い期間使用していました。
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しかし、やはり剣道用として使用するにはイマイチな点がありました。それは次の2点。
- 直ぐに脱げてしまう
- 手首部分が短い
直ぐに脱げるというのは良い場合もありますが、例えば面紐や胴紐が稽古中に解けてしまったときなどには意外と不便に感じることが多いのです。ですから、
という結論に至りました。
まとめ
今日は、剣道用の手袋を使用した時の効果について考えてみました。一度使用したら、もう二度と後戻りはできない!そんな感じの手袋です。あなたも稽古や試合で手袋の使用をしていますか?
では、もう一度記事を振り返ってみましょう。
剣道用の手袋は甲手の下に着用して汗を吸い取る為の物です。手袋を使用した時の効果としては次の3つ。
- 手が臭くならない
- 甲手の手の内が傷み難い
- 甲手も臭くなり難い
そして、手袋を使用した時のデメリットは次の2点。
- 手袋の脱着に時間が掛かる
- 竹刀を握る感覚が変わる
- 剣道用の手袋は意外と高価
最大のデメリットは手袋の価格が高価だということではないでしょうか。しかし、その価格には意味があると思っています。手袋を着用することで手袋が汗を吸い取り、その結果として甲手が傷み難くなります。そういったことも考慮すると、剣道用手袋の価格は適正価格ではないでしょうか。
剣道というのは、昔から臭い!汚い!というイメージがありますよね。しかし、そのイメージを無くすのにも貢献しているのが手袋ではないでしょうか。最近では、洗える甲手や取り外せる面の内輪などもありますので、清潔な状態を保つことができるようになってきました。
今後、もっともっと清潔さを保って稽古ができるようになると良いですね。
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