剣道の面紐！長さは大丈夫？切った後の処理はどうする？

それは、とある日の稽古後の出来事でした。

私

面紐が長くないか？
面紐の長さは何センチ以内？

Ｋちゃん

えっ！？
わかりません！！

私

一度長さを自分で計って、長かったら切っておくように！

Ｋちゃん

えっ！？わかりません！やったことありません！できません！

Ｋちゃんに限らず、小中学生で面紐が長い子って多いような気がしませんか？体が小さいから長く見えるだけなのか、それとも面紐を結んだ後に揃っていないから長くなっているだけなのか・・・

実際、面紐はその性質上、使用している内に少しずつ伸びてきますよね。ですから、長期間しようしている場合には面紐の長さチェックをした方が良いかも知れません。

そして、長ければ切る。しかし、切るという行為自体に意外と勇気が要りますよね。そこで、今日は
　
剣道の面紐！長さが長い時はどうするの？
　
というテーマを取り上げてみましょう。試合会場で審判員に切られるという場面も見たことがありますが、ちょっと恥ずかしいですよね。この機会に今一度あなたの面紐の長さもチェックしてみてはいかがでしょうか？　

また、面紐の端をテーピングで巻いている人も時々見ますが、あれもちょっとカッコ悪いですよね。剣道はまずは身なり（着装）からきちんとしなければなりません。不安な人はしばしお付き合いください。
　

面紐の長さは40cm以内！長い場合は自分で切ろう！

まず、面紐の長さというのは剣道試合審判規則（剣道試合者要領）で決められているのを知っていますか？その中の「その他の要領」のところに、

面紐の長さは結び目から40センチメートル以内とする。

と書かれています。はっきりとしたことはわからないのですが、恐らく面紐が長過ぎると危険なのだと思われます。そして、市販されている面紐の長さについては、大凡の目安は下のようになっています。

小学生（下から）：６尺
中学生以上（下から）：７尺
中学生以上（上から）：８尺

　
実は、恥ずかしながら６尺や６．５尺という面紐があることを初めて知りました。当然、今までは知らなかったので、子供用でも７尺を購入して、長いから切るという感じでした。もっと早くに知りたかったですね。

さて、そんな面紐の切り方ですが、詳しく解説してくださっている方が居られました。大変解り易いので、まずはこちらの動画をご覧ください。

いかがだったでしょうか？とっても簡単ですね。手順としては以下の通りです。

面紐を結んだ状態で長さを40cm以内に揃える
長い部分をバッサリ切る
端から6cmをほぐす
ほどけないように処理をする

　
では、もう少し詳しく見ていきましょう。
　

40cm以内でバッサリ切ろう！

上にも書いたように、面紐は結んだ状態で40cm以内と決まっています。以内なので、極端な話20cmでも規定内ですが、恐らく20cmでは「短過ぎる」と指摘されることになるでしょう。切り過ぎても駄目なのですが、多少切り過ぎたとしても面紐は蝶々結びをするので3分の1に分散されますよね。ですから、そこまで厳密に40cmということに拘る必要はないと思います。

　
というわけで、面紐をバッサリ切ってしまいましょう！！
　
勿論、一度面を着けて、面紐を結んだ状態で長さを見てということになりますが。では、面紐を切った後はどうすれば良いでしょうか？そのままの状態で放置すると大変なことになりますよね。面紐の端からほぐれてきてバラバラ状態になってしまいます。