Yママさんの息子さんはしばらく剣道を休んでいましたが、Yママさんの押しに負けて剣道を再開することになったようです。しかし・・・
いつになったら防具のお下がりが回ってくるのかと思ってたのに・・・
カビが生えてて。防具のカビって洗えば大丈夫?
剣道をしていると、カビなんて何とも思わなくなりますよね?私だけでしょうか?(笑)
とは言え、やっぱりカビはイヤなものです。ですから、今日は
剣道の防具にカビが生えるのは何故?
というテーマを取り上げてみたいと思います。私もカビには慣れているのですが、一度だけかなり凹んだことがありました。綿袴を履こうと思ったらカビだらけだったんですよ。防具のカビには慣れていたのですが、袴のカビには慣れていなかったので・・・
こんな私でもやっぱりカビが生えると良い気はしません。ですから、剣道の防具にカビが生えないような予防方法とカビが生えてしまった後の対処方法について考えてみたいと思います。
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剣道の防具にカビが生える4つの条件
剣道の防具って凄くカビが生えやすいイメージがあります。私は学生時代から幾度となくカビに悩まされてきた経験があります。しかし、カビなんて拭き取ってしまえば問題無いと思って過ごしてきました。
でも、本当にそれで大丈夫なのでしょうか?カビって思ったよりもしついかもしれません。こちらの動画をご覧ください。
基本的に、藍染めの防具や剣道着・袴の場合はカビが生えても取り除いてしまえば目立たなくなるのでそれ程大きな問題にはならないと思います。しかし、完全に除去することは難しいので、特にアレルギー体質の方はきちんと除菌することをおすすめします。
藍染めの剣道着の場合は、カビが生えたとしても拭き取ってしまえば見た目には大丈夫!
しかし、一度カビが生えると完全にアウトな物もあります。実は、学生時代に白いテトロン袴にカビが生えてしまったことがあり、黒い汚れが取れなくなってしまったことがありました。漂白しても落ちないんですよ。頑固過ぎると思いませんか?我慢して破れるまで履きましたが・・・
ところで、あなたはカビが繁殖する条件って知ってますか?何となくは理解しているのではないでしょうか。じめじめしてる感じのところというイメージですよね。ほら、剣道部の部室のような。(笑)
実は、カビが生え易いのは次のような4つの条件が揃った時だったのです。
- 温度が0~45℃(特に20~40℃が最適)
- 酸素がある
- 湿度70%以上
- 栄養分(垢など)がある
意外に思われるかもしれませんが、温度が低くてもカビは繁殖することができます。
と思っているかもしれませんが、冬には結露というラスボスが潜んでいるのです。
つまり、カビは室内環境なら一年中繁殖することができるということになります。
しかも、剣道の防具って汗が付着しますよね。汗・垢・皮脂というのはどう考えても栄養分です。ですから、剣道の防具はカビの大好物ということになるのではないでしょうか?
もしかすると、カビというよりもキノコが生えても良いくらいの環境かもしれません。そうなる前に、防具にカビが生えないように予防をしたいものですよね。
剣道の防具にカビを繁殖させない予防策!
予防策としてはもう解り切ったことしか言えませんが、前述したカビの生え易い条件が整わないようにするだけです。
つまり、たったこれだけ。
- 稽古後の汗はきちんと拭き取る
- 風通しの良い場所に陰干しする
- 比較的湿度の低い場所で保管する
これだけのことが意外と難しいのです。まずは汗を拭き取る。最も基本的な部分ですね。私の場合はこれすらなかなかできていません。
難しいのは、特に小手ではないでしょうか。小手の中の汗を綺麗に拭き取るなんてほぼ不可能でしょう。(小手の中にカビが生えていても気付かないということもあるかもしれませんが・・・)
面に関してはある程度拭き取ることができるので、できる限りのことはした方が良いでしょう。可能なら、ぬるま湯に濡らしたタオルを絞って拭き取るのが良いでしょう。拭き取る時は、軽く叩く感じで行うのがおすすめです。
そして、汗を拭き取った防具はまず風通しの良い場所に陰干しです。なかなかそんな場所はありませんが、カビを繁殖させたくない場合は何とか探してください。但し、乾燥させ過ぎると逆に防具に使用している革部分がダメージを受るので要注意です。
この辺りが非常に難しいですよね。乾燥し過ぎた場合には保湿クリームなどを使って保湿する必要がありますので、そんなことにならないように注意して干しましょう。
更に、汗が乾いたと思ったら、今度は比較的湿度の低い場所で保管する必要があります。ずっと防具袋の中に入れておいたら大変なことになるかもしれないので、それだけは避けましょう。
簡単なことのようですが、個人的にはかなり難しいですね。限られた時間の中でこれだけのことを行うのはほぼ不可能。何か良い方法はないでしょうか。
対策として考えたのはこちらの4つ。
- 除湿剤(乾燥材)を使用する
- 新聞紙を丸めて防具の中に入れる
- 布団乾燥機や靴乾燥機などを使用して乾燥させる
- 天井から吊るす
除湿剤として良いのは「猫砂」と聞いたことがあります。乾燥させれば何度も使用可能ということなので、やてみる価値はあるかもしれませんね。私は使用したことがありませんが。
他には、新聞紙。雨の日に濡れた靴を乾かす要領ですね。新聞紙はかなり優秀なので、是非使ってみてください。
それから、布団乾燥機や靴乾燥機も大活躍です。剣道の防具用に専用の乾燥機もありますが、布団乾燥機や靴乾燥機で十分です。勿論布団乾燥にも使用できますし、それ程高価な商品でもないので、是非使用してみてください。
ちなみに、こちらは新潟県燕市のふるさと納税の返礼品です。1万円の寄付で頂ける靴乾燥機。
ふるさと納税って凄いですね。もし、まだ持っていないという場合にはこれを機にふるさと納税してみてはいかがでしょうか。ちなみに、燕市と言えば剣道強豪地域を思い浮かべます。
また、道場によっては天井から吊るして防具を保管するところもありますが、あれはかなり有効な手段のようです。但し、ちょっと難易度が高いですよね。
では、そこまでしてもカビが生えてしまった場合、もしくはたまたまサボった時にカビが大繁殖してしまった場合の対処方法についても考えてみましょう。
剣道の防具に生えたカビの除去はどうするの?
防具に生えてしまったカビは次のようなものを使用して拭き取るのが良いでしょう。
- 蒸しタオル
- 歯ブラシ
但し、カビが外側だけではなく、内部にも繁殖している場合にはこの方法では完全に除去することができません。
本気でカビを除去するには、ドライクリーニングなどをする必要があるでしょう。できれば剣道の防具専門クリーニング店がおすすめですが、普通のクリーニング店でも依頼すれば大丈夫だと思います。洗濯機で洗うという方法もありますが、カビが完全に除去できるかと言われると、無理ではないかと思います。
また、カビを拭き取る時に、人体に有毒な物はよくありません。例えば、ファ〇リーズなどの化学物質の含まれているものを防具に使用すると、アレルギー反応を起こす可能性があるらしく、注意が必要です。
まとめ
今日は、剣道をしていると良く悩まされるカビについて考えてみました。カビは防具だけでなく、竹刀にも生えたりしますので、特に梅雨の時期などは注意が必要ですね。では、もう一度記事を振り返ってみたいと思います。
カビが生え易い条件としては次の4つでした。
- 温度が0~45℃(特に20~40℃が最適)
- 酸素がある
- 湿度70%以上
- 栄養分(垢など)がある
つまり、カビを生えさせない為には、上記の条件が揃わないようにすれば良いということになります。特に防具は汗や皮脂が付着しますので、稽古後にはしっかり拭き取って乾燥させることが重要です。乾燥させる為の工夫をするのが良いでしょう。
また、不運にも防具にカビが繁殖してしまった場合、蒸しタオルや歯ブラシを使ってカビを除去する必要があります。内部の綿にまでカビが繁殖している可能性があるので、完全に除去したいという場合にはドライクリーニングをするのがおすすめです。
そういう必要が無いように、稽古後のメンテナンスを怠らないようにしたいものです。私はそれができないからダメなんですよね。防具にカビが生えていても、
とは思いますが、そんなに深刻には考えていないのでなかなか学習できません。あなたは、そのようなことが無いようにしてくださいね。
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