以前の記事で、袴の洗濯方法について取り上げました。
しかし、洗い方に関する疑問が解決したとしても、剣道着を洗濯する頻度に関する疑問が残りますよね。
というわけで、今日は
剣道着の洗濯頻度はどのくらい?
というテーマを取り上げてみたいと思います。我々が学生の頃は予備の剣道着とか替えの剣道着なんかを持ってる人って居ませんでした。少なくとも私の周りには。でも、今は昔とは全然状況が違いますよね。イマドキの剣道着洗濯事情はどうなっているのでしょうか?
最初に断っておきますが、剣道着の洗濯頻度ということに関しては明確な答えはありません。それを踏まえた上で、こういう考えもあるのか・・・という感じでお読みください。
SPONSORED LINK
イマドキの剣道着洗濯事情!
袴の洗い方の記事でも紹介していますが、剣道着も大きく分けると、
- 藍染め剣道着(綿素材)
- ジャージ素材の剣道着
の二種類があります。
最近の中高生は殆どがジャージ素材の剣道着を着ていると思いますので、逆に藍染めの剣道着を着ている人を探す方が難しいかもしれませんね。話が通じないといけないので、藍染めの剣道着がどんなものかということをこちらの動画で見てみてください。
ちなみに、私も現在は殆どジャージ素材の剣道着を使用しています。最近のジャージ素材の剣道着は遠くで診たらジャージ素材とわからないような刺子の剣道着も沢山商品化されていますので、見劣りしませんよね。
実は、私は六段審査もジャージ素材の剣道着で受けました。袴は綿袴でしたが。
では、話を剣道着の洗濯頻度に戻しましょう。
藍染めの剣道着とジャージ素材の剣道着、一体何がどう違うのでしょうか?下の表にそれぞれの特徴をまとめてみました。
比較項目 | 藍染め | ジャージ素材 |
色落ち | する | しない |
見た目 | 良い(審査向け) | 安っぽく見える |
乾燥 | なかなか乾かない | すぐに乾く |
臭い | 抗菌・消臭作用がある | すぐに臭くなる |
その他 | 縮む可能性あり | 毛玉が出来易い |
上の表を見て藍染めの剣道着が洗濯に不向きだということをわかっていただけたと思います。しかし、藍染めは元々抗菌・消臭作用があるので一・二回の稽古で汗を吸収してもそれ程臭くありません。ですから、洗濯の頻度としてはジャージ素材の剣道着よりも少なくて済みます。ちなみに、私がジャージ素材の剣道着を着用した場合、殆ど汗をかいていない状態でも臭くなってしまいます。(加齢臭???)
逆に、ジャージ素材の剣道着の場合はすぐに臭くなってしまうので、洗濯の頻度としては毎日するのがおすすめです。我々おじさんと違って、若い人なら汗をかいてもそれ程臭くならないのかもしれませんが、現在販売されているジャージ素材の剣道着には抗菌・消臭機能がないので、できることなら1回の稽古で洗濯した方が良いでしょう。
但し、今後は消臭効果のあるジャージ素材の剣道着が開発される可能性は十分考えられます。その時は毎日洗濯する必要はないかもしれませんね。とは言え、1週間も洗濯しないというのはオススメできません。藍染め剣道着ならギリギリセーフかも。アウト寄りですが。
抗菌・消臭効果が期待できるとは言え、やはり1週間は不潔過ぎるのではないかと思います。私が学生時代には、洗濯してしまったら稽古ができないということで仕方なく週末だけ洗濯するということになっていました。
しかし、中には持って帰るのを忘れて、2週間、3週間も洗濯していない剣道着を着続けるという猛者もいましたが、周りが迷惑なのでやめておきましょう。ただでさえイメージの悪い剣道部のイメージが更に悪くなります。
では、袴についてはどうでしょうか?袴も毎日洗濯する必要があるのでしょうか?
SPONSORED LINK
袴も洗濯頻度は剣道着と同じ?
袴は剣道着以上に気を遣いますよね。特に藍染めの袴。私が学生時代にも、剣道着の洗濯は週に1回行っていましたが、袴はそんなに頻繁には洗濯しませんでした。その癖が付いてしまっているので、今でも袴はそれ程洗いません。
剣道着は1回の稽古で洗濯するのに対して、袴は1週間に1回か2週間に1回の洗濯頻度です。ちなみに、現在稽古で使用しているのはテトロン袴です。綿袴はそれこそ、殆ど洗濯しません。
よほど汗をかいたか、カビが生えたか、汚れたか、腰板が塩で白くなっているかという状況にならないと洗濯しないという感じです。
洗わなくても大丈夫なの?
って聞かれても、大丈夫かどうかはわかりません。(笑)
しかし、藍染めの抗菌・消臭効果のお陰か全然臭いと感じないのです。自分の臭いに気付かないだけかもしれませんが、
と、勝手に納得しています。
しかし、我が家の年頃の娘の場合は袴(テトロン)は2回稽古したら1回洗濯という頻度のようです。個人差があるとは思いますが、汗の量は下半身よりも上半身の方が多いので、袴はそこまで頻繁に洗濯しなくてもOKでしょう。
まとめ
今日は、剣道着の洗濯頻度ということをテーマにとりあげてみました。
結論をまとめてみましょう。個人的な見解ですが、
- 藍染め剣道着:3回使用したら洗濯
- 藍染め袴:塩を吹いたら洗濯
- ジャージ剣道着:稽古毎に洗濯
- テトロン袴:2~3回使用したら洗濯
という程度ではないかと考えます。勿論、気になる方は毎日洗濯されるのが良いでしょう。
剣道着を洗濯のし易さという観点で見ると、藍染めの剣道着・袴よりはジャージ素材の剣道着・テトロン袴の方が優れています。それは、
- 色落ちしない
- すぐ乾く
という理由です。また、夏場の稽古の時にはジャージ素材やメッシュ素材の剣道着が涼しくて使い易いですよね。(汗は吸収しませんが)ですから、私も最近は藍染めの剣道着を殆ど身に着けることがなくなりました。
しかし、本音を言うと、
という気持ちが強いです。藍染めって抗菌効果があることも認められています。何より、実際に使用してみると多少の汗では全然臭くならないことに気が付きます。
他にも、藍に含まれている「トリプタンスリン」という成分が抗アレルギー作用をもたらすこともわかっているのです。ですから、
という方なら尚更ジャージ素材よりも綿素材の藍染め剣道着の使用をおすすめします。ただし、洗濯が大変なんですよね。やっぱりそこがネック。色落ちを気にせずに洗濯するという心積もりが必要かもしれませんね。
SPONSORED LINK