剣道中毒メルマガ配信開始しました!
メルマガ始めました!!

剣道の『攻め』について理解できる無料レポートプレゼント中。

詳細はこちら

剣道をするなら竹刀の名称は覚えておこう!試験に出るよ!!


昇段審査の学科問題としても良く出題される「竹刀各部の名称」は剣道の稽古をする時にも覚えておかないと困りますよね。

有効打突は竹刀の打突部で打つんや!
打突部ってどこかしってる?

A君
ここら辺・・・
この辺り。何て言ったらいいのかわかりません。

そう、物打ちな。

A君
ここって物打ちって言うんですか?へぇ~~~。

竹刀の名称は覚えとかなあかんで~。

剣道の稽古中にはそんな会話がなされることもあるのではないでしょうか。

というわけで、今日は
 
剣道するなら竹刀の名称を覚えよう!
 
というテーマを取り上げてみたいと思います。初段の学科試験の時に出題されたら、

A君
あっ!これってサービス問題やん!

って思えるように知識を着けておきましょう。ちなみに、こちらの記事でも竹刀の名称については触れていますので、参考にしてください。

但し、今日はもう少し詳しく見ていきたいと思います。
 

SPONSORED LINK
 


 

竹刀の名称とその役割りについて考えてみよう!

まず、竹刀がどのような部品からできているのかということをこちらの動画を見て勉強してみましょう。

動画で作業されているのを見ると、手慣れた作業でとても綺麗に仕上がっているので凄いですね。職人の仕事という印象です。

では、早速竹刀の名称について見ていきましょう。まず、基本的な部分は下の図で示した通りです。

全日本剣道連盟が発刊している『剣道学科審査の問題例と回答例』を見ると、初段の学科試験ではこの程度覚えておけばOKのようです。出題される場合は恐らく、穴埋めか選択式になると思いますが、日頃から竹刀の手入れをしていればほぼ問題ないでしょう。
 
では、剣道二・三段の学科試験はどうでしょうか?

実は、更に詳しい部品に分けられていました。それぞれの名称についても覚えましょう。

先程の各部の名称に加え、

  • ピース(四つ割りの竹)
  • 先芯
  • 契り

 
という3つの用語が出てきました。たったこれだけなので非常に覚え易いですね。初段の問題と二・三段の問題は大差無いので、できるだけ初段を受ける時に覚えておいた方がよいでしょう。その時に出題されなければ難しいかもしれませんが。
 
では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
 

SPONSORED LINK
 


 

剣先(けんせん)と先革(さきかわ)

剣先(けんせん)

竹刀(刀)の先端部分を示します。切っ先(きっさき)とも言われ、昔の人は刀の切れる部分を「切っ先三寸」と表現されたようです。
 

先革(さきがわ)

竹刀の先端部分を覆う鞣(なめ)した鹿革で作られた部品です。試合審判規則で先革の長さは5cm以上、先端の太さについても規定(竹刀長さによって違う)があります。先革は意外と破れていても気が付かないことが多いのでこまめに点検しましょう。
 

中結(なかゆい)・物打ち(ものうち)・弦(つる)

中結(なかゆい)

弦を竹刀の途中で縛るための細い革のことを言います。中〆(なかじめ)とも呼ばれることがあります。

中結の位置は、剣先から約30cmくらいのところと書かれている文献や剣先から竹刀全長の約1/4のところと書かれている文献がありますが、何cmという表記は竹刀の長さによって違うので、全長の約1/4のところで縛るのが良いでしょう。
 

物打ち(ものうち)

剣先から中結までの間の刃部(弦と反対側)を言います。試合審判規則の有効打突の条件に『竹刀の打突部』と書かれていますが、竹刀の打突部というのは物打ちのことを指し示します。

また、最も竹刀の破損が多いのが物打ち部分になりますので、常日頃から竹刀の点検を行いましょう。
 

弦(つる)

先革から中結を通り、柄革に繋がっているテトロンやナイロンでできている糸状の物です。琴弦の物もありますが、あまり一般的ではありません。また、弦の色で一般的に多いのは白色・黄色ですが、ピンク・紫・緑など様々な色の弦があります。試合審判規則に弦の色の規定はありませんが、あまり華美になるのは好ましくないでしょう。
 

鍔(つば)・鍔止め(つばどめ)

鍔(つば)

竹刀の柄と刀身の間に着ける、柄を握る手を保護する為の部品です。元々、鍔は刀を握った手を相手に切られないように守る為の物ではなく、突いた時に滑って自分で手を切らないようにする為に作られたそうです。
試合審判規則では以下のように決められています。

  • 皮革または化学製品の円形のもの
  • 大きさは直径9センチメートル以内

詳細は下の過去記事をご覧ください。

 

鍔止め(つばどめ)

鍔を固定する為の部品です。ゴム製の物や革製の物が多く、中には鍔自体に鍔止めが付いている製品もあります。固定する方法についてもいくつかの方法があります。

近年では上の画像のような内側に薄いゴムが付いた鍔止めを使用している選手が多いようです。

 

柄(つか)・柄革(つかがわ)・柄頭(つかがしら)

柄(つか)

柄(つか)とは竹刀を持って構えた時に手で持つ部分のことを指します。

近年、より刀の柄に近い形をということで、柄部分のみ小判型の竹刀や、握り易さを追求した「八角」の商品もありますので、武道具店で自分が使い易い竹刀を探してみるのも良いでしょう。剣道は手の内が大事ですが、その手の内が直接触れる部分が柄なので、柄の形状に拘る選手も非常に多いようです。
 

柄革(つかがわ)

柄革(つかがわ)は柄部に取り付ける鞣した鹿革でできた細長い袋状の部品です。

柄革の種類を大きく分けると、床(とこ)吟(ぎん)があります。「床」は動物の脂肪の側、「吟」は表面の方です。床革よりも吟革の方が薄いのですが丈夫です。当然、価格も吟革の方が高くなりますが、使用感が非常に良いので上級者は吟革を好む傾向にあります。

柄革の長さは竹刀の長さによって決まっていますが、好みによって短い柄革を取り付ける方もおられます。私は背が低く、腕も短いので短めの柄革と好んで使用しています。39の竹刀に38用の柄革を装着したり、初めから下の商品のように「柄短」として仕組んである竹刀を購入することもあります。

 

柄頭(つかがしら)

柄頭(つかがしら)とは、柄の先端部分のことを指します。構える時には左手を柄頭いっぱいに持つのが正しい構えです。指導者によっては

柄頭に小指を半掛けしなさい

と指導される場合があります。その時に出てくる用語なので、是非覚えておきましょう。
 

ピース(四つ割りの竹)

竹刀の竹の部分をピース、または四つ割りの竹と言います。ちなみに、竹刀は一本の竹を4つに割り、割った竹を削って組み合わせます。
 

契り

4本の竹(ピース)を繋ぐ為の金具を契りと言います。契りは竹刀の柄の先端に近い場所の竹の内側に取り付けられています。4つの竹が契りを結んでいるわけですね。とても分かり易いネーミングだと思います。部品としては、竹の中にあるのであんまりお目にかかることはありませんが、竹刀を分解すると小さな金具を見つけることができます。

当然ながら、竹刀によって契りの取り付けてある位置は異なりますので、別の竹刀のピースと交換する時には契りの位置に契りを取り付ける為のを作らなければなりません。
 

先芯

剣先部分(先革の内部)に取り付けるゴム製の部品です。4本のピースをまとめる時に必要です。知らなかったのですが、先芯ゴムの直径は6mm,7.5mm,9mm,11mmと4種類の商品があるようです。ですから、竹刀のサイズによって適切な直系の先芯ゴムを使用する必要がありますので注意しましょう。

ちなみに、竹輪と覚えていたのですが、先芯が正しいようです。商品名としては、先芯ゴムや先ゴムと言えば通じます。
 

まとめ

今日は剣道をする上で絶対に必要な道具である竹刀の名称について紹介しました。これでもう竹刀の名称を聞いてもわからないということは無くなりましたね。

では、もう一度記事を振り返ってみましょう。

竹刀の各部の名称は下の通りです。

  • 剣先(けんせん)
  • 先革(さきかわ)
  • 中結(なかゆい)
  • 物打ち(ものうち)
  • 弦(つる)
  • 鍔(つば)
  • 鍔止め(つばどめ)
  • 柄(つか)
  • 柄革(つかがわ)
  • 柄頭(つかがしら)
  • ピース(四つ割りの竹)
  • 契り
  • 先芯

 
これで昇段審査の学科審査もバッチリですね。

SPONSORED LINK
 

スポンサーリンク
竹刀
スポンサーリンク
シェアする
剣道中毒
タイトルとURLをコピーしました