2019年1月に加筆修正しました。
遅剣のY本さんとS水さんの会話をチラッと聞いていたところ・・・
あなたは自宅の室内で素振ができますか?
実は、私は一応できます。背が低いのでできるのですが、木刀を使っての素振りか子供用の短い竹刀の場合に限ってという感じですね。残念ながら39の竹刀を使っての素振りは自宅の室内ではちょっとできません。ほんの少しのことなのですが、39の竹刀では振りかぶった時に天井に当たってしまいます。
ちなみに、私の身長は166㎝。リトルジャパニーズなので可能となっています。ですから、恐らく身長が170㎝以上ある人なら木刀での素振りでもアウトかもしれませんね。中学生くらいになると、もう室内での素振りは無理かもしれませんね。というわけで、今日は
室内での素振り!これならできる3つのアイディア!
というテーマを取り上げてみたいと思います。外だと人目もあるし、足の感覚も違います。やっぱり素振りは室内でやりたいなぁ~って思う人も多いのではないでしょうか。それに、天候に左右されるというのもちょっと辛いですよね。継続は力なりと思っても、続けられない状況ではどうしようもありません。
あなたも是非、このアイディアを使って室内での素振りをやってみましょう。
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室内で素振りをする3つのアイディアを紹介!
室内で素振りをする方法というのはいくつかあります。最も簡単なのは、手刀での素振り。それから、正座または椅子に座った状態での素振りですね。
しかし、上記の方法ではちょっと物足りなさを感じるかもしれません。そんな時におすすめしたいのが、こちらの3つの方法です。
- 市販品の素振り用品を使用!
- 使えなくなった竹刀をリサイクル!
- ホームセンターで買えるアレを使用!
では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
室内用素振り刀はちょっと高価
剣道の室内用の素振り竹刀で有名なのが、次の2つの商品。
- フリセンマグナム
- 面鳴り
どのような商品なのかそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
フリセンマグナム
フリセンマグナムは下の画像のような室内用の素振り竹刀です。
重さは
- 1100g
- 640g
の2種類があります。ショップによって若干価格が違うのですが、7,000~9,000円で購入できます。ちょっと高いような気もします。しかし、商品としては良くできているし、自作ではこんなに綺麗な物は作れません。旅先に持って行くにはちょっと長いかもしれませんが、室内で使用するには丁度良い長さだと思います。
では、次に面鳴りという商品について見ていきましょう。
音で正しい素振りができる面鳴り
次に紹介するのは、東山堂の「面鳴り」です。面鳴りは、数年前に発売された商品で、正しい振りができているか否かを音で知ることができるというものです。正しい振りをするとカチッと良い音がするのですが、正しく振れていない時には音が小さかったり、全く鳴らなかったりという状態になります。
基本的な使用方法としては、正面素振りをするというものですが、もう少し応用的な使用方法もあるようです。詳しくはこちらの動画をご覧ください。
応用的な使い方として、
- 小手打ち
- 胴打ち
- 上段からの打突
という方法もできるということです。東山堂の林先生、頑張ってますね。(関係ありませんが、林先生はLINE友達です。)動画のコメント欄には素人でも音が鳴ると書かれていましたが、コツを掴んでしまえば音が鳴るのは確かでしょう。しかし、実際はかなり難しいみたいです。私は使用したことが無いのですが、娘が
と言っていました。
そんな面鳴りですが、実は密かに購入を検討しています。
しかし、わざわざ購入してまで・・・という方にはおすすめできません。そんな場合には素振り用竹刀を自作してみましょう。
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使えなくなった竹刀をリサイクル!短く切って室内素振りに使ってみよう!
竹刀を自分で作るというのはちょっと無理がありますよね。以前読んだ剣道雑誌に
「出張には竹刀の柄(つか)の部分だけを切ったものを持参して行きます。」
という記事を読んだことがありました。
と思ったので、早速割れた竹刀を短く切り、次の出張の時に持参したことがありました。しかし、何か物足りない感じがしました。それは長さだけではなく、重さです。余りにも軽いので、振った感覚があまりありません。
そんな時の対策としては次の2つをおすすめします。
- 中に油粘土を詰める
- 先に素振り子(すぶりこ)を付ける
柄部分に粘土を詰めよう!
まず、油粘土を詰めるという方法を試してみました。しかし、柄部分というのは竹の肉厚が意外と厚いのでそれ程多くの粘土を詰めることができませんでした。そこで、竹を柄よりも少し長めに切り、先の方にも粘土を詰めることに。すると、そこそこの重量になり、素振り用竹刀としても利用可能な感じでした。
という場合には、武道具店で竹刀に装着する「素振り子(すぶりこ)」を購入されてはいかがでしょうか。
素振り子(すぶりこ)を装着してみよう!
素振りをする時に、より大きな負荷を掛けたいという場合に使用するのが素振り子(すぶりこ)という商品です。
素振り子は竹刀に装着できる約200gの重りです。あなたが自作した室内素振り用竹刀が軽過ぎるという場合に装着してみては如何でしょうか。但し、装着できる太さに制限があるので、装着できない可能性もあるので注意が必要です。
出張のお共にホームセンターで購入できる棒を・・・
前述したフリセンマグナムを見て、自作で作るのは無理だと諦めていました。しかし、ある時ホームセンターに行た時に、なかなか良い商品を見付けたのです。
それは、「柄(え)」だったのです。
そうです、「柄」です。鍬とかツルハシとかカケヤなどの柄です。ホームセンターで「柄」コーナーに行くと、色んな種類の物が並べられていたので、その中から自分好みの柄を探して購入。価格は900円程でした。
柄と言ってもやはり丈夫そうな商品はちょっと高いですね。3,000円とか。確かにモノとしては良いのですが、そこまでの物は求めていなかったので、900円で!!材質は樫でした。最も普及している木刀の材質と同じです。
鍬とかツルハシとかカケヤなどの柄(え)を見たことがあるでしょうか?良く見ると、木刀の柄(つか)部分と形状が非常に良く似ているということに気が付くでしょう。恐らく、人間工学的にこの形が一番握りやすいということなのだと推察します。
ですから、この柄を使えば素振り用の短い木刀を自作できるのではないでしょうか。
柄(え)を切ろう!!
ホームセンターで買った柄を切りました。長さは自分の好みで。全長がおよそ1mくらいなので、私は半分よりも少し長いくらいに切ることに。あんまり短くすると振ってる感覚がなくなりそうですが、長いと持ち運びに不便です。
私も以前は出張が非常に多い職場だったので、前述の剣道雑誌の記事のように出張中でも何かを振っておかないと不安になってしまうのです。
ですから、室内で気を遣わずに振れることも勿論なのですが、持ち運びができることも重要な要素だったのです。持ち運びができるというのはキャリーバッグに入る大きさ、つまり60cm~70cmくらいが適当であると判断しました。
重さが足りない?そんな時の考え方!
ホームセンターで購入した柄(え)を切ったものを実際に振ってみたところ、握り部分についてはなかなか良い感じでした。しかし、やはり重さという点では少し物足りなさを感じます。
竹刀の柄(つか)部分だけ切ったものと比較すると、それよりは少し重みがあるのですが、やはりもう少し足りません。
しかし、軽い物を振って冴えを作るという稽古方法にはもってこいだと考え、私はそのままの状態で使用することにしました。
ただ、やはり筋力強化ということを考えると、重量はもう少しあった方が良いですよね。そんな時は、切った残りの部分を先の方に合体させてしまうのが良いのではないでしょうか。
そこはあなたのセンスで。(笑)
まとめ
今日は、室内で剣道の素振りをするということについて考えてみました。室内で竹刀や木刀を使用して素振りをするのは意外と大変ですよね。室内で剣道の素振りをするときには天井に竹刀・木刀が当たらないかということだけではなく、周りに干渉物が無いかということを十分に確認した上で行う必要があります。
そんな時におすすめするのが、こちらの3つのアイディアです。
- 市販品の素振り用品を使用!
- フリセンマグナム
- 面鳴り
- 使えなくなった竹刀をリサイクル!
- ホームセンターで買える農具の柄を使用!
屋外で素振りをするのも良いと思いますが、365日ずっと続けようと思った時には天候に左右されない室内での素振りの方がおすすめです。特に私の住んでいる地域は冬場は雪が積もるので、屋外での素振りは非常に困難です。
また、出張や旅行の時には竹刀や木刀を持参できないこともあるでしょう。そんな時でも持参できる長さの素振り用竹刀などがあるととっても便利ですよね。私も最近サボり気味なので、決意新たに頑張ってみようと思います。
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