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剣道の素振りはこんなに種類があるって知ってました?


剣道の素振りって皆さん好きですか?
実は・・・

素振りなんて、大っ嫌い!!!

学生時代は特に素振りが嫌いでした。重い素振り用木刀を無理矢理に延々と振らされたこともありました。素振りが大事だということを理解できず、素振りが大嫌いなまま大人になってしまったのですが・・・実は、ここだけの話ですが今でも素振りは嫌いです。(笑)
 
でも、素振りの重要性については程度認識できるようになったと思います。若い頃は全くわかりませんでしたが。

実は、仕事とか家庭の事情により、対人の稽古が殆どできない時期もあり、そんな時にこそ素振りでなんとかモチベーションを保つこともできたのです。そして、昇段審査地獄を味わうことになったのもその時期。
 
しかし、昇段審査地獄を抜け出せたのも素振りだったのです。
 
今日はそんな大事な剣道の素振りの種類について紹介してみたいと思います。私の知らない素振りも沢山あると思いますが、私がやったことのある素振りのみ紹介させて頂きましたので、一人稽古をする時の参考にして頂ければ幸いです。

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基本の素振りの種類

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では、話を戻しましょう。ご存知の通り、剣道における素振りの種類は非常に多いですね。他所の道場の稽古に参加したら、見たことも聞いたこともないような素振りを取り入れられていてびっくりしたなんてこともありますが・・・
 
まず、どこの道場でも取り入れているであろう基本の素振りから見ていきたいと思います。

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基本となる素振りは下記の4種類ですね。

  1. 上下素振り
  2. 正面素振り
  3. 斜め素振り(左右面素振り)
  4. 早素振り(一挙動の素振り)

 
私の地域では、最初の素振りはまず膝の高さまで振り下ろす上下素振りというのが一般的です。そして、面を打つ正面素振り、それから左右面を打つ斜め素振り、早素振りと続いていくパターンが多いですね。
 
細かく言うと、それぞれの素振りに対して足さばき(体さばき)の前後左右・開き足などを取り入れることで無数の種類の素振りパターンが生まれます。
 
それでは、もう少し詳しく見ていきましょう。
 

上下素振り

竹刀の振りかぶりは基本的に上段の構え、振り下ろしは膝の高さまで振り下ろします。振りかぶる時に剣先が下がらないというのが重要ポイントですね。剣先が下がるというのは、左手の小指が緩んでいる状態となります。
 
振りかぶりについては、全ての素振りに繋がるのですが構えの状態の手の内のまま振りかぶります。そうすると、上段の構えの状態になりますね。この時に変に手の内の状態を変えると左手の小指が緩んだりすることがあるので注意してください。
 
振り下ろしは真っ直ぐに、膝の高さまで。この時、特に右手の握りが正しくない場合は膝の高さまで振り下ろせません。

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また、振りかぶりについて、お尻(背中)に竹刀が付くように指導される場合もあるかもしれません。このような指導が間違いというわけではありませんが、本来の素振りという意味合いとは多少目的が違ってきますので、その辺りを認識することが必要ですね。
 
お尻まで竹刀を付けるということは、恐らく正しい握りのままでは不可能です。私の場合は体が硬いので確実に不可能ですが・・・つまり、肩周りの関節を大きく動かす準備運動としての素振りですね。
 
素振りの意味合いとして、準備運動であるのか、きちんとした打突を作るものであるのか、その点をよく考えてから行うことが大切です。

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正面素振り

振りかぶりについては上下素振りと同じですが、振り下ろしは面の位置です。素振りの場合は面の位置より少し下(耳辺り)まで振り下ろすように指導されるかもしれません。
 
面の高さまで振り下ろして竹刀を止めるという動作は余計な力が入るため、実際の対人稽古の場合に打突が軽くなってしまう可能性があります。私も実はそうでしたが、一度ついてしまった癖を直すのが非常に困難な作業となりますので、できればそういう癖がつかないように面よりも少し下の位置まで振るという癖を付けた方が良いでしょう。
 

斜め素振り(左右面素振り)

斜め素振りは左右面を打つ素振りです。
 
注意点はやはり振りかぶりですね。左面を打った後は打った軌道をそのまま戻しながら振りかぶります。右面を打った時も同様に打った軌道をそのまま戻しながら振りかぶります。
 
実際の対人稽古として考えると当然のことなのですが、左面を打った場合、竹刀はそのままの角度で跳ね返ります。そこから直接上に振りかぶるというのは余計な力が加わることになります。ですから、打った軌道そのまま元に戻すという理屈です。
 

斜め素振りの足さばき(体さばき)

素振りの時の基本的な足さばきは前後(前進後退)ですが、前後左右という場合もあります。どういう方向にでも打ち出せるという意味合いだと認識しています。更に、斜め素振りの場合は開き足を使用することも多いですね。
 
開き足を使って体をさばきながらの斜め素振りはちょっと混乱するかもしれませんがスムーズな足さばきの練習にもつながるのでおすすめです。
 
開き足の方法としては、左面(自分から見て右側)を打つときには右に開きます。つまり右足を右斜め前に出し、左足を引きつける。逆に、右面を打つときは左に開くのですが、この時の足は左足を先に動かします。左足を左斜め前に動かし、その後に右足を引きつけます。この時の右足の位置は左足の後ろになります。
 
開き足は構えた時の剣先を中心に扇形を描くような形になるようなイメージですね。是非取り入れてみてください。
 

早素振り(一挙動の素振り)

早素振りはその名の通り、正面素振りを早くするだけのイメージですが、少しだけ違うところがあります。それは、振りかぶり時に後退して振り下ろし時に前進するということですね。
 
言葉では説明が非常に難しいですが、他の素振りの場合は前進しながら打つ、後退しながら打つという動作を繰り返しますよね。それに対して、早素振りの場合は後退、前進の動作で振りかぶって打つということになります。
 
ただ、通常の早素振りは前進時に打つだけなのですが、体さばきのパターンを取り入れることによって前後の早素振り、前後左右の早素振りなどもできてしまいます。これはやってみるとかなり難しいのですが、できるようになると楽しいので是非取り入れてみてください。
 
前後左右の早素振りの方法は、

  1. 後退しながら振りかぶり、前進で打つ
  2. 後退しながら振りかぶり、後退で打つ
  3. 前進しながら振りかぶり、右側に移動して打つ
  4. 左側に移動しながら振りかぶり、左側に異動して打つ
  5. 右側に移動しながら振りかぶり、前進で打つ

の繰り返しとなります。
 
ポイントは真ん中で振りかぶるということですね。やってる内にわけがわからなくなりますが、やってみてください。(笑)
 
素振り2
 

その他の素振り

先に挙げた基本の素振り以外では、

  1. 上下斜め素振り(左右胴)
  2. 返し面(手首返し)
  3. 片手素振り
  4. 片手早素振り
  5. 腰割り素振り
  6. 四股で行う素振り
  7. 四股+スクワットのような素振り
  8. 蹲踞からジャンプしながら行う素振り

等が挙げられます。特に5~8の素振りは下肢を鍛える要素が非常に強く、我々のような中年には非常にきついのですが、子供達が苦しむ姿を見る分には楽しいです。(笑)
 
というのは冗談で、簡単に思いつくだけでこれだけのバリエーションがありますし、真剣に素振りをしていたら、30分~1時間なんてあっという間に過ぎてしまいます。つまり、素振りだけでも非常に内容の濃い稽古ができるということです。
 
ここでは詳しく取り上げませんが、機会があれば記事にしたいと思います。
 

まとめ

素振りは単なる準備運動ではありません。ですから、きちんと打突するという意識を持って取り組むことが大切だと思います。正しい素振りは日頃の稽古に生きてきます。ですから、常に正しい動作での素振りを心掛けましょう。

室内で竹刀が振れないという場合には、こちらの記事を参考にしてみてください。

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特に振りかぶりについては正しくできている人が少ないようです。自分も含めて・・・
 
正しい素振りを続けていれば、綺麗な打突ができるようになります。辛い素振りも意識を持てば続けることができるでしょう。
ただなんとなく行う素振りはもうやめましょう!!
 
他にも素振りに関する記事を書いていますので、参考にしてください。

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