先日、知り合いの女性Mさんのお子さんは中学に入ったら剣道部に入ろうかと考えているそうです。しかし、剣道のことなんてさっぱりわからないということで相談されてしまいました。
中古の防具とか無いんですか?
ありますよ!
ちょっと教えてください!どこで買えば良いのでしょう?
実は、先日ヤフオクで防具一式を購入してしまいました。我が家の子供達は3歳違いなので、中学入学と高校入学が同時なんですよね。春は出費も凄いことになってしまって。それぞれに使えるように防具はあるのですが、サブの防具が無いと出稽古に行くのも大変ですよね。
というわけで、今日は
剣道の中古防具ってありなの?
というテーマを取り上げてみましょう。剣道の防具というと、臭いというイメージが強くて中古の防具に関しては凄く抵抗があるという人もおられると思います。しかし、実際に私が購入した防具は凄くアタリ物件だったと思います。
ですから、あなたが中古防具を購入する時に参考になるように、私が購入前にじっくり検討したことについて紹介したいと思います。中古防具なんか買わないという方は、どうぞこのページを閉じてください。
SPONSORED LINK
剣道の中古防具を買うならヤフオクがおすすめ!
剣道の防具って、剣道をやめた人にとっては無用の長物。しかも、結構大きくて嵩張りますよね。でも、捨てようと思ってもなかなか捨てられなかったり・・・
そんな場合は買い取って貰うという方法があるのをご存知でしょうか?最も簡単な方法はリサイクルショップに持ち込むという方法。そして、調べてみると防具専門で買い取りしてくれるところもありました。
そして、ここで買い取られた防具は店舗でも販売されているのかもしれませんが、主な販売ルートはヤフオク。中古防具として販売されています。
中古防具はヤフオク以外にもメルカリでも出品されていますが、出品数は少ない印象です。販売済の商品を見ると、安くて見た目も良さそうな物もありました。しかし、ヤフオクのように毎日のように新しい(と言っても中古ですが)商品が出品されることはありません。
ですから、中古防具を購入するなら、断然ヤフオクがおすすめです。
とは言え、掘り出し物があるかもしれませんので、メルカリのチェックも忘れずにしておきましょう。ちなみに、下の画像はヤフオクのキャプチャ画面です。手頃な価格の中古防具がセットで販売されています。
では、私が手頃な価格の中古防具を見付けた時にチェックした部分を紹介しましょう。チェックしたのはこちらの5つのポイントでした。
- 傷み具合・汚れ具合
- 刺し目
- 面のサイズ
- 胴のサイズ
- 防具全体の雰囲気・飾りなど
もう少し詳しく見て行きましょう。
まずは防具の傷み具合と汚れ具合を確認しよう!
中古ということで、一番気になるのが傷み具合と汚れ具合でしょう。残念ながら、写真で臭いまで判断することは不可能です。しかし、汚れ具合で臭いの程度はある程度予想できるのではないでしょうか。
今回、私が落札した中古防具がこちらの商品でした。
防具専門のショップではなく、色んな中古品を取り扱っている業者からの出品。どうやら、出品者は防具に関する知識は無いらしく、手入れもされていない状態のようでした。しかし、逆にそういう商品なので、入札も少なく安価(送料込みで約7千円)で落札することができました!
傷みや汚れを見る時に写真で判断できるのは以下のポイントです。
- 面淵(頭頂部付近)の傷み具合
- 面布団(内側)の破れ具合や色落ち具合
- 顎(内側)部分の汚れ具合
- 胴の胸部分の損傷・色落ち具合
- 胴の裏側の革の破れ具合
最初はわからないかもしれませんが、いくつかの商品を見比べてみると良くわかると思います。特に面の傷み具合を見ると、元の持ち主がどれくらい稽古をしていたのかということがわかるのではないでしょうか。
頭頂部付近の色が落ちているのはそれ程気にしませんが、面布団の内側が破れている物については入札を控えた方が良いでしょう。特に首に擦れる辺りが破損している商品は多いと思います。
また、胴台に関しては、一度でも使っていれば傷が付くのが当たり前です。ですから、あまりにも酷い傷がある場合以外は、それ程重要視する必要はないでしょう。気になる場合は自分で磨くことである程度綺麗になると思います。
購入した中古防具を補修する時は、こちらの記事を参考にしてください。
甲手に関しては、初めから消耗品だと考えた方が良いでしょう。とは言え、そんなに手の内の破れているような甲手は殆ど出品されていないようです。
ちなみに、購入した中古防具の甲手は全く破れていなかったどころか、殆ど使ってないようにも見えました。当たり物件だったのかもしれません。
では、そこそこ綺麗そうな中古防具を発見したら詳細説明を見て行きましょう。
中高生が使用する中古防具の刺し目は4mmか5mm!
防具は糸で縫っているのですが、その刺し目の間隔によって見た目の格好良さや耐衝撃性が異なってきます。刺し目は小さい方が見た目は良く見えますが、耐衝撃性に関しては弱くなります。つまり、打たれると痛いということに。
ですから、中高生が使用する防具の場合はミシン刺し(機械刺し)の4mmか5mmが良いでしょう。
手刺し防具に関しては、高級なので初めから除外です。たまに2分刺し程度の手頃な中古防具を見付けますが、やはり落札価格は高くなっている印象です。
また、6mm刺しでも問題無いのですが、個人的には安っぽく見えてしまうのでできれば避けたいところ。
しかし、折角良い中古防具を見付けたと思っても、サイズが合わなければ実際に使うことができません。サイズ選びも重要です。
面のサイズは小さいよりは大きい方がマシ?
面のサイズはちゃんと測定してオーダーメイドで作って貰ってもなかなかぴったりの物はできないようです。小さ過ぎると入らないので使用できませんが、多少大きくても稽古に使用する分には問題ないでしょう。
ですから、ある程度は使用する人の面サイズを把握しておくことをおすすめします。そして、小さいサイズよりは少し大きめのサイズの方が良いかもしれません。面サイズの測定方法は、武道具を取り扱っているメーカーのサイトに書かれています。例えばこちら。
面のサイズが大き過ぎて使えないという場合には、専用のサポーターや顎宛ての使用をおすすめします。面専用のサポーターについてはこちらの記事に詳しく書いていますので参考にしてください。
また、我が家の子供達は体格が非常に小さいので、小さめの中古防具を探していました。そんな時に役に立つキーワードが「女性」と「小学生」です。特に女性が使用していたという商品の場合はサイズを見ても小さ目の物が多いので、一つの目安になるのではないでしょうか。
小学生用の場合は、「低学年で使用していました」などの説明書きが書かれている場合もありますし、表記が無い場合に着いても出品者に直接質問すると答えてくれる場合が多いようです。不明な点は直接問い合わせしてみましょう!
しかし、実は私が気にしていたのは面のサイズよりも胴のサイズの方でした。
意外と重要!胴のサイズは体に合ったものを!
胴のサイズに関しては、それ程細かく指定できません。中学生用の防具でも、一般的にはM・L程度の違いでしょう。前述しあましたが、我が家の子供達は非常に小柄なので、Lサイズの胴は使用できません。身長が160cmくらいあればLサイズでも問題無いと思うのですが、残念ながら150cm未満なので・・・
一番の問題は高さです。胴を床に置いた時の下から胸の乳革までの長さですね。この高さが36cm程度が最適なのですが、なかなか見つかりません。1cm程度問題無いようにも思えますが、胴が大きいと動きが制限されるので稽古にも支障を来すことになるでしょう。
ここでも、詳細説明で「女性」「小学生」というキーワードを覚えておくと良いと思います。
実際に私が購入した中古防具は女性が使用していたということで、私が使用している胴より小さいサイズの物でした。残念ながら、出品者に防具の知識が無い業者だった為に購入前に正しいサイズを知ることができなかったのですが、「女性」というキーワードは裏切らないような気がしました。(保障はできませんが)
では、良いサイズ・それ程使用感の無い中古防具を見付けることができたら、全体の雰囲気などを見て行きましょう。
防具全体の雰囲気・飾りなどを見てみよう!
中古とは言え、なるべく妥協はしたくないですよね。特に防具全体の雰囲気というのは大事です。剣道は見た目でその人の強さがわかると言われるくらい、見た目というのは重要。それなら中古なんて買わずに新品を・・・ということになるかもしれませんが、中古でも良い物は購入できるのです。
実は、ヤフオクを見てみると明らかに古そうな見た目の防具も結構出品されていますよね。例えば、面淵が白い物だったり、甲手が明らかに小学生の低学年が使用しているような安い物。そういう商品はいかにも古そうなイメージなので避けた方が良いでしょう。
また、面の顎部分と胴の胸部分の飾りに関してもある程度好みの物を選ぶことをおすすめします。ちなみに、私は個人的に面の顎部分が「×」になっているのは嫌いです。狙われそうじゃないですか。(笑)しかし、逆に「×」じゃないとダメという人も居られるので、好みは人それぞれということですね。
では、そんな中古防具の相場ってどれくらいなのでしょうか?
中古防具の相場はどれくらい?1万円台の物がおすすめ!
中古防具でも手刺し防具はやはり人気が高く、落札価格もかなり高くなってしまいます。しかし、中高生が使用するようなタイプの機械刺し防具に関してはセットで1万円台が相場のようです。中古と言う性質上、元々の商品の価格や使用状況によって価格は大きく異なりますが、ある程度の品質の中古防具は1万5千円前後で取引されているようです。
但し、出品者の知識ややる気によっては、良い商品でも全く値段が上がらないこともあります。例えば、
- 商品説明が不十分で良くわからない場合
- 商品の写真の撮り方が下手
という場合ですね。そんな商品は掘り出し物が多いように思いますが、逆にギャンブル性が高いようにも思えます。失敗したくなければ手を出さない方が身の為かもしれませんね。私の場合は当たりくじを引いた気がしますが。(笑)
しかし・・・
という場合には、アウトレット防具というのもあります。それなら安く新品の防具を購入することができるかもしれません。
剣道の防具はアウトレット品がかなりお得!
実は、ネット通販でも型落ちの防具というのはアウトレット品として販売されていることが多いようです。実際に検索してみると、いくつかの通販サイトがヒットすると思います。また、通販サイトの問い合わせ先に直接連絡してみると、意外と残り物が置いてあったりするかもしれません。
実際に私も単品の胴を探していた時に、ツイッター繋がりの武道具屋さんにダメ元で問い合わせしてみたところ・・・
上の画像の胴なら6千円で購入できるということでした。他にも5千円の胴もありましたが、素人目には特に何か問題があるようには見えませんよね。
実は、そういった防具を多く取り扱っている場所があります。特に年末年始のセールで販売されることが多いようですが、私も年始早々息子と一緒に見に行き、面・甲手・垂を購入してきました。見た目は本当に普通の防具なのですが、職人さんから見ると、少し色が剥げているところがあったりするそうです。
アウトレット品を購入することで、日本製の防具が2万円未満(胴以外)で購入できました!
新品の防具です。安くないですか?タイミングさえ合えば展示即売会に行ってみるのも良いと思いますが、なかなかそういう機会も無いので難しいかもしれませんね。
まとめ
今日は、剣道の中古防具について考えてみました。
実際に私がヤフオクで購入した中古防具は、身長157cmの女子高校生が使用していたものという商品。画像を見るとわかるように、恐らく昇段審査を受けてそのまま剣道を辞めてしまったのではないかと。高校で剣道部に入ったけど、やっぱり合わなかった・・・という感じだったのでしょうか。
剣道愛好家としては非常に寂しいと感じますが、折角なので中古防具を有効利用させて頂きたいと思います。では、もう一度中古防具を購入する時の注意点を振り返ってみましょう。
私が中古防具を購入する時にチェックしたのはこちらの5つの項目でした。
- 傷み具合・汚れ具合
- 刺し目
- 面のサイズ
- 胴のサイズ
- 防具全体の雰囲気・飾りなど
新入学のシーズン、かなり出費が嵩みます。制服・鞄・自転車などなど。一人10万円くらいはあっという間に使ってしまいますよね。その上剣道の防具を購入するとなると大変。我が家は3歳違いなので、今年は娘が高校、息子が中学に入学することになります。
節約できる部分は少しでも節約したいですよね。そんな時には中古防具の購入を検討するのもありではないかと思います。
SPONSORED LINK