剣道を志す人なら誰もが一度は欲しがったことがあるのではないでしょうか。打ち込み台。凄い動画を発見しました。こちらをご覧ください。
この打ち込み台って、購入したら1台につき約2万円です。購入しないにしても、材料費だけでもかなり掛かるのではないでしょうか。それに製作の手間を考えると、やはり結構大変ですよね。
でも、剣道は素振りをするよりも打ち込み台を打つ方が効果的と言われていますから、やっぱり打ち込み台があるといいですよね。
というわけで、今日は剣道における打ち込み台の効果とタイヤで作る打ち込み台の作り方について考えてみたいと思います。
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剣道は素振りよりもタイヤ打ち?
剣道で一人稽古をするというと、思い浮かべるのは空間打突ですよね。素振りです。相手のいないところを打って、自分の力で竹刀を止めるという稽古方法です。
しかし、空間打突にはデメリットがあるのを御存じでしょうか?
それは、前述した通り、自分の力で竹刀を止める必要があるということです。つまり、面打ちなら面(もしくは面より少し下)の位置で竹刀を止めなければなりません。しかし、これは実際の打突とは違った力の使い方になりますよね。
これが悪い癖となることがあります。つまり、実際に面を打つ時にも自分の力で竹刀を止めてしまうという癖ですね。そうなると、打突が軽くなる可能性があります。
ですから、空間打突よりは実際に何かを打った方がより実戦に近く、力の入れ具合も実戦に近くなります。その何かがタイヤというわけですね。
タイヤでなく、竹刀を打つというのでも良いのですが、竹刀よりはタイヤを打った感触の方が実戦に近くなりますよね。
ですから、剣道の一人稽古にはタイヤ打ちが良いと言われています。
ということになりますよね。最も簡単な方法は通販サイトです。しかし、安くても2万円。色々なオプションを付けると更に高くなるようです。
ちなみに、剣道道場に置いてある大きな打ち込み台は5万円~8万円もするので、ちょっと個人で購入するには抵抗がありますよね。少し大きな設置場所も必要になりますし。
そこで、多くの剣道愛好家が取っている手法がDIYですね。つまり、自作です。私の知り合いにもタイヤで打ち込み台を作ったという人がいましたので、見ていきましょう。
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タイヤの打ち込み台の作り方
実際にタイヤを使った打ち込み台を作ってみようと思い、参考になる動画を探していて見つけたのがこちらでした。
製作費2千円弱だそうですが、2千円でこの材料を揃えるのも作るのも難しそうですよね。そこで、数年前に少年団の保護者会長をされていたTさんが、
と言ってメールを送って下さったのを思い出しました。その時の写真がこちらです。
よく見ると大きさの違うタイヤを2個使用して、上手に工夫されていますね。土台はホームセンターに売ってるコンクリートスタンドです。
コンクリートスタンドがどんなものか解らなかったのですが、通販サイトで探してみたらありました。
「コンクリートポールスタンド(L)」【chusui_stand】<税込>【特価】(のぼり/のぼり旗/旗/幟/… |
価格が約5,000円です。意外と高価で驚きますよね?実際に近くのホームセンターでも同じような価格で販売されていました。
ちょっと材料費が掛かり過ぎるので、違う方法を模索していると、SNSの剣道仲間Aさんが使用されている自作打ち込み台の写真を送って下さいました。
先程の動画と同じように木製です。しかも、土台部分はかなり凝った作りになっていて、キャスターまで付属していました。
キャスターで移動可能な打ち込み台だったのです。
でも、イマイチ構造がどうなっているのかわからなかったので、詳しいことを問い合わせてみたところ、職人さんが何かのついでに作ってくださったとか。自作じゃないのか・・・(笑)
というわけで、同じものを素人が制作するのは非常に難しそうです。
しかし、タイヤの取り付けに関しては、木材にタイヤを乗せ、釘で打ちつけてあるだけのようなので、その部分は真似ができそうですよね。
そんな声が聞こえてきそうですが、稽古仲間のK藤さんの作った打ち込み台も写真を送って貰うことに。
これって市販されてる物に非常に近い形ですよね。頑張れば自分でも作れそうです。タイヤ自体はカーショップへ行けば廃棄タイヤを無料で入手できます。タイヤを廃棄するのもお金が掛かりますから、有効利用した方が良いですよね。
タイヤを入手する前に、その他の材料を探しに近くのホームセンターに行ったのですが・・・イマイチ材料が揃わずに挫折してしまいました。
材料調達に関してもK藤さんに聞けば良かったのかもしれませんが、材料探しの途中で良いことを閃いたので、そちらの方法を試してみることに。
というわけで、我が家ではちょっと違った打ち込み台を作ることにしました。
我が家の打ち込み台!
我が家の打ち込み台はタイヤを使用しておりません。でも、タイヤよりも実際の面打ちの感覚に近い物を見つけてしまったのです。
それが、
パンチングボール!!
ナント!!中古品ですが、ネットオークションで1,000円で落札することができました。送料が1,200円も掛かってしまいましたが。(苦笑)
それでも、コンクリートスタンドの半額以下で入手できたので、かなりお買い得だったと思います。
落札から2日後に到着したので、到着後にすぐに組み立ててみたところ、30分程度で組み立てが完了してしまいました。最後に要らなくなった子供の面をボール部分にかぶせて完成!!
使用感はどうかと言うと・・・
頑張ったら胴も着けられそうですよね。小手はちょっと難しいかもしれませんが、工夫次第でできないこともないかもしれません。
まとめ
剣道の一人稽古には空間打突よりもタイヤ打ちの方がオススメです。
理由は簡単。空間打突をすると打った打突を自分の力で止める必要があり、変な癖が付く可能性があるからです。打突が軽くなる可能性もあります。
しかし、タイヤを使った剣道用の打ち込み台を作るのは意外と大変ですよね。
そこで考案したいのが、パンチングボールを使用した打ち込み台です。これならかなりお手軽です。まさか、パンチングボールもこんな用途で使用されるとは思っていなかったでしょう。(笑)
そして、ゆずママにも使用感が実際の面打ちと同じであると伝えると、早速同じものを作ることにしたそうです。丁度、結婚式か何かのカタログギフトの中にパンチングボールがあったということで。
更に、稽古仲間のN尾氏もオークションでパンチングボールを購入。仲間がどんどん増えてきました。タイヤ打ちも良いですが、剣道愛好家にはパンチングボールの方が手軽かもしれません。
製作費用も非常に安価で、DIYの素人でも安心です。
また、パンチングボールはパンチをすると前後左右に揺れる構造になっているので、多少の不安はありましたが、実際に使用してみると面打ちでは殆ど揺れることがありません。
そして、稽古仲間のN尾氏のお子さんはこの打ち込み台を使用して逆胴の練習もしてるそうですので、下の方なら左右の衝撃にも耐えられるようです。
というわけで、剣道用の打ち込み台を作るなら・・・
タイヤも良いけどパンチングボールがオススメ!!
是非、この動きを全国展開していきたいと思っている管理人でありました。(笑)
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