少し前に剣道を再開された先輩女性K美さんが審判を依頼されたそうですが、前に審判をしたのはもう20年以上も前のことだそうで、服装すらわからないという相談だったのです。
剣道において審判をする場合は決められているので、一応その辺りをお伝えしました。剣道の審判って細かい所まで決められていて、本当に大変ですよね。
というわけで今日は、
剣道の審判員の服装について
ということを取り上げて記事を書いてみました。審判員を依頼されたけど、何を着て行けば良いのか不安な方はご一読ください。
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剣道試合審判細則規則に書かれています
剣道の試合の時の審判員の服装は全日本剣道連盟によって決められています。
剣道試合審判細則規則の第23条によると、
審判員の服装は、次のとおりとする。ただし、その大会で定められた場合は、 この限りではない。
1.上衣は紺色(無地)とする。
2.ズボンは灰色(無地)とする。
3.ワイシャツは白色(無地)とする。
4.ネクタイはえんじ色(無地)とする。
5.靴下は紺色(無地)とする。
ということです。
びっくりしませんでしたか?靴下は紺色(無地)というところまで決められていたんですね。
「ただし、その大会で定められた場合は、 この限りではない。」という一文がありますが、あなたは上記以外の審判員の服装って見たことありますか?
実は、大会によっては審判員の服装が剣道着という場合もありますし、数年前までの玉竜旗の動画なんかを見ると白色のスラックスにポロシャツという決まりだったようです。
こちらは凄い玉竜旗の動画です。審判の服装に着目してみてください。
しかし、それ以外の大会は基本的に審判細則規則23条で決められている服装ですよね。でも、どうしてここまで決められているのでしょう?
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審判員の服装の色には意味があった!?
調べてみてびっくり!!
実は審判員の服装の色には意味があったのです。
ズボンの灰色についてはわかりませんでしたが、その他の物についてはそれぞれ下記のような意味が込められているのです。
では、『智』・『仁』・『勇』に込められた意味は?
『智』 | 何が正しいかを判断する知恵 |
『仁』 | 相手の立場に立ち物事を考える慈愛 |
『勇』 | 恐怖や不安を乗り越える勇気 |
このような意味が込められていたことを全く知りませんでした。講習会に参加してもこんなことは聞いたことがありません。でも、びっくりです。
この色に込められた意味は審判員の心構えや剣道を学ぶ心構えを超えていますよね。もう、人間として人を労わる、尊敬する、まさに礼儀作法なんだと。
まとめ
剣道の試合における審判員の服装は『審判細則規則』によって決められています。
今までは単に決められているんだから守らなければいけないと思っていましたが、その決められた服装に意味があったということを初めて知ることができました。
夏場の地方大会なんかになると、
という連絡を受けることがあります。
ネクタイは基本的に窮屈ですし、夏の暑い時期にブレザーなんてとんでもない!って思っていましたが・・・それぞれに意味があると知ってしまった今となっては、ネクタイは締めなくちゃっていう気になりますね。
これからの試合では審判員として、心を引き締めて臨みたいと思います。
審判員を任されたなら、こちらの記事も必読です。
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コメント
こんにちは。現在大学で武道の審判服について調べています。たまたまこの記事を読ませていただいたのですが、とても興味を持ちました。剣道の審判服に意味があったなんて驚きです。もしよければどのようにして審判服の色の意味について調べたのか教えてくださいませんか?また、ほかの武道の審判服の色にも何か意味はあると思いますか?もしよかったら返信してくださると嬉しいです。よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
記事を書いたのが2年以上前のことなので、はっきりとは覚えていません。
申し訳ありません。確かどこかのサイトの情報だと思いますが。