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木刀の材質と種類を調べよう!昇段審査にはどれを買えばいい?


少し前の話になるのですが、中学生のRioさんが木刀を購入しなければならないということで、お母さんから相談を受けたことがありました。

Rioママ
今度、娘が昇段審査を受けるんで木刀を買おうと思うんですけど、何を買えば良いのかわらからなくて・・・

木刀なんてそんなに種類ないでしょう?

Rioママ
それが、楽天で見てたら長さも違うし、種類も色々あるみたいで困ってるんですよ。

確かに、太刀の長さは2種類ありますね。90cmの子供用のがありますが、これは小学生までですね。中学生からは101.5cmというやつですよ。種類は、個人的には白樫が欲しいです。(笑)

実は、私は今まで自分用の木刀を購入したことがなかった(兄が使っていたやつを貰った)ので、迷うということもわかりませんでした。しかし、楽天市場で木刀を検索してみると、Rioママさんの言う通り色々な材質の木刀があってびっくりです。

これなら、迷うのも納得・・・

 

というわけで、今日は
 
木刀購入時に材質と種類で迷ったら・・・
 
というテーマを取り上げてみたいと思います。木刀なんて、何本も必要な物ではないので、気に入った物を購入するのが一番だと思いますが、そんなに選択肢も無いような気もします。それは何故でしょうか?
 

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昇段審査で使用する木刀の材質は何がおすすめ?

さて、今回のRioさんは昇段審査の形審査で使用する為の木刀を探しておられます。初段なので、小太刀は要らないので、購入すべき木刀の種類としては、

  • 101.5cmの木刀

ということになります。ショップによっては「100cm」と表示されている場合もあると思いますが、同じ長さの商品なので、細かいことは気にしないでおきましょう。
 

Rioママ
木刀の材質も色々ありますよね?

先程も書きましたが、個人的には白樫の木刀が欲しいです。自分でお金を出してまで買うことはありませんが。(笑)

白樫の木刀を見たことが無いというあなたはこちらの動画を見てください。

動画は光の加減でイマイチ解り辛いですが、実物の白樫はもっと明るい色で格好良いです。

ちなみに、全日本剣道連盟の中央審査(六段以上)の形審査では白樫の木刀を使用していますが、使用する人が受審者ということもあり、色落ちし易い剣道着・袴を着用されているので、柄の部分が青色になってしまってます。汚れることを考えると、白樫は不向きかもしれませんね。

木刀の材質は赤樫・白樫だけではありません。一般に購入できる木刀の材質としては、下の7種類。(価格は目安として楽天市場の商品価格を記載しました)

木刀の種類
  • 赤樫(イチイ樫):1700円~2700円
  • 白樫:1,900円~5,000円
  • 本赤樫:2,000円~10,000円
  • 枇杷(びわ):10万円~
  • 黒檀(縞黒檀・紫黒檀):10,000~(13万円以上の木刀も)
  • 椿:10,000前後
  • スヌケ(イス):5,000円~30,000円

 
一般的に昇段審査で良く使用されるのが赤樫の木刀だと思います。しかし、実は安価な赤樫の木刀の材質は赤樫ではなく、イチイ樫なのでした。ですから、「赤樫」っていう表記は間違いですね。本当の赤樫は「本赤樫」と表記され、イチイ樫より高価な商品となっています。

木刀に関して詳しい人の意見を聞くと、最も良いものは枇杷の木刀なんだそうですが、残念ながら使っている人を見たことがありません。というか、私のような素人が見てもわからないと思います。ちなみに、価格は10万円以上するようです。

上の画像の木刀が黒檀です。贈答品としても用いられるというだけあって、見ただけで、

高級な材質の木刀やな・・・

ということだけはわかります。学生時代のことですが、何故か剣道部の部室に黒檀の木刀(推定)が置いてありました。しかし、あまりにも高級そうだったので、その木刀で形の稽古をしてる人を見たことがありませんでした。一体何の為に置いてあったのでしょうか・・・

スヌケ(イス)の木刀も私の周りでは使用している人を見たことがありません。実際に購入しようとすると、5千円前後で購入できるようなので、凄く高級という材質ではありません。しかし、初段を受ける人が買う木刀ではないように思いますね。ターゲットは誰なのでしょうか・・・

私が昇段祝いで頂いた審判旗の材質がスヌケということでしたが、やはり重くて高級感があります。それ程高く無いと言われても、やはり小市民の私はこんな高級そうな材質の木刀を形の稽古で使用する気にはなれません。(笑)
 
以上のように、こんなに多くの材質の木刀がありますが、昇段審査用に購入する木刀の材質・種類は以下の二択になるでしょう。

  1. 赤樫(イチイ樫)の101.5cmの木刀
  2. 白樫の101.5cmの木刀

 
その理由としてはこちら。

  • 価格が手頃
  • 重さが手頃

 
では、もう少しその理由を詳しく見ていきたいと思います。
 

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木刀買うなら材質は赤樫よりも白樫?

赤樫(イチイ樫)と白樫の木刀の価格は、前述した通り、

  • 赤樫の木刀:1700円~2700円
  • 白樫の木刀:1900円~5000円

となっています。(楽天市場調べ)

やはり他の材質の木刀と比較すると、お手頃価格なので買いやすいですね。木刀が折れることは殆どない(見たことがない)ので、安い種類の木刀を購入しても品質には全く問題がありません。

気になるのは、重さでしょうか。

Rioママ
木刀って、種類によって重さが違うんですか?

重さは比重の違いによるものです。材質が同じ種類であっても、それぞれ違いはあるのですが、一般的に公開されている値は次の通りです。

比重[g/cm3
  • イチイ樫:0.81
  • 白樫:0.83
  • 赤樫:0.92
  • 黒檀:1.3

 
つまり、イチイ樫より白樫の方が若干比重が高いので、木刀としても重くなります。木刀の重量としては下の通り。

重量[g]
  • イチイ樫:450~500
  • 白樫:500~550

 
『g』表記されても実際の重さがピンと来ないかもしれませんね。竹刀で考えると、中学生男子の竹刀規定が440g以上、一般男子が510g以上と決まっていますので、

  • イチイ樫 ≒ 中学生男子の竹刀
  • 白樫 ≒ 一般男子の竹刀

 

 
というイメージで良いでしょう。更に、材質の硬さ粘りという部分も考慮すると、イチイ樫よりも白樫の方が硬くて粘りがあるということもあり、やはりオススメするのは白樫の木刀ですね。

但し、木刀の重量が500g以上になってしまうので、女性には若干重く感じられるのではないでしょうか。ほんの少し重くなるだけで、正しい振りが出来なくなる可能性もあるので、体の小さな女性なんかは、イチイ樫の方が振り易くおすすめです。しかし、多少の重さは大丈夫という場合は、やはり白樫の木刀をおすめします。
 

まとめ

今日は木刀の種類と材質による違いなどを調べてみました。

ちなみに、我が家にある木刀の種類と材質を見てみるとこんな感じ。

我が家の木刀
  • 101.5cm赤樫木刀 ×2本
  • 90cm赤樫木刀 ×1本
  • 赤樫の小太刀 ×1本
  • 赤樫の素振り用木刀 ×1本
  • 桐の木刀 ×1本

 
101.5cmの赤樫木刀は2本とも頂き物ですが、他については自分で購入しました。改めて見てみると、意外と色んな材質、色んな種類の木刀を持っているものですね。普通は無いかもしれませんが・・・

木刀には色々な種類、材質の物がありますが、その中から選ぶとすれば

  • 101.5cmの白樫の木刀

 
という一択になるのではないかと考えます。デメリットとしては、白樫の木刀はイチイ樫の木刀よりは若干重くなってしまうということです。Rioさんの場合は多少重量が重いことに関しては度外視するようで、

Rioママ
白樫の101.5cmの木刀を購入します!

という結果になりました。多くの種類から選ぶっていうことは非常に難しいですね。

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