昨夜は支部の稽古会。
夕方まで福井に居たので稽古には参加できないかと思ったのですが、遅刻しながらも参加することができました。
やっぱり剣道っていいですね。
色々なストレスや悩み事があっても、稽古の最中には完全に忘れて剣道に集中できます。
そんな中、昨日は審査ラビリンスのIさんとも稽古できました。しかし、稽古をしてみると、『やっぱり悩んでるな~』と気になったので、昇段審査で躓きやすい四段について考察してみたいと思います。四段審査は何故躓きやすいのでしょうか・・・
そう、四段の審査にはちょっとした壁があると思うんですよね。僕も結構苦労しましたのでとても良くわかります。ですから、ちょっとヒントになればと思います。
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四段審査の壁ってな~~に~?
四段の審査って結構厳しいですよね。特に滋賀県は厳しいという話を聞いたことがあります。剣道雑誌に
と投稿されていたのも見たことがあります。僕も不合格の回数を重ねる度にわけがわからなくなり、もう剣道を辞めようとまで考えたことがありました。
でも、審査が厳しいというより、できていないから合格できないだけの話なんですよね。今となってはそう思います。当時はわかりませんでしたが。(笑)
それは、攻めから打突に至るプロセスだと思います。
昨日もIさんと稽古していて、
なかなか良い攻めしてるね~!
とは思うのですが、そこからもうちょっとが足りないんですね。Iさん的には、
っていうことらしいのです。
というわけで、昨日のIさんの打突パターンを検証してみましょう。
- Iさん・・・攻める
- 私・・・動かない
- Iさん・・・焦って打つ
- 私・・・応じ技の練習
- Iさん・・・攻める
- 私・・・動かない
- Iさん・・・面打ってくる
- 私・・・避ける
まぁ、私が避けているという部分については未熟なので良くないとは思いますが、難しいのは相手が居るということですね。上記のパターンはやはり自分勝手に打っているイメージでしょう。
では、どうしたらよいのでしょうか・・・
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答えは・・・
攻めというのは非常に難しいですね。色々な攻めパターンがあります。しかし、私が考える攻めというのは相手を動かすことです。よく言われるのが
ということです。相手を引き出す、つまり相手を動かす必要があるのです。
ですから、上のIさんのパターンでは、相手が動く前に打ちに行ってしまっているという状況ですね。この状況を打破するためには、相手が動く状況を作り出さなければならないと思います。
難しいですね。
では、どうやったら相手が動いてくれるのか・・・
その辺りは自分で色々工夫して試してみると良いと思います。あと1センチ、2センチ前に出る。右足を滑らして間を詰める。そう考えると、上の2番目のパターンの場合は非常に惜しいところまで来ていると思います。
ポイントは、相手が防御の姿勢に入ったという点ですね。防御をするということは、必ず隙ができるということになります。正に打突の好機ということです。その打突の好機を作り出すことができているということになるのですが、問題はそこを打てないということ。
そこを打てるようになるには、タメ(溜め?)が必要です。剣道の打突は「攻め」「ため」「打突」と言われます。つまり、攻めと打突の間にほんの少しの時間的な間が必要なのです。
しかし、その時間的な間が長過ぎても逆に打突の好機を逃してしまうことになるので、ほんの一瞬の隙を見逃さずに打ち込めるようにしなければなりません。
頭ではわかっているけど、実際にやってみるとうまくいかないというのは、焦り過ぎてタメが無くなってしまっているからだと思います。難しいようですが、格下の人を相手すると心に余裕が持てるので意外と簡単にできるかもしれません。
一度コツを掴んでしまえば、簡単にできるようになると思いますので、是非体得してみてくださいね。そして、6月の審査で合格されることを期待しています。
四段審査に関してはこちらの記事も参考にどうぞ。
>>剣道の昇段審査は四段からが難しい?誰もがぶつかる壁をぶち破れ!!
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