それなら、ただ見てるだけで良いんじゃないですか?
真っ直ぐに振れているかということくらいですかねぇ。
剣道を詳しく知らないお父さんやお母さん、昔やっていたけど今はもう剣道の稽古をしていないという方が子供におしつけがましくああだこうだと指導するのはよくありません。
きっと、小学校の高学年くらいになってくると・・・
なんて生意気になってきますので。ですから、子供から求められた時に、少しだけ助言してあげられると良いのではないかと考えます。
子供から指導を求められるということは、子供とのコミュニケーションを取れる折角のチャンスなので、少しでも協力してあげたいですよね。
自分には無理と諦めるのはまだ早いですよ。というわけで、今日は
お父さん・お母さんでもできる子供も喜ぶ剣道指導!
というテーマを取り上げてみたいと思います。剣道に限らず、生活面や学習面についても同じことだと思います。自分ができないからと言って諦めるのは良くありません。
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保護者が子供にできる指導方法!
剣道というのは算数と同じで単純な動作の反復練習が大切です。見ていると本当に単純な動作に見えると思うのですが、やってみると意外と難しいのが剣道。
子供から指導して欲しいと言われた時にできることを考えてみました。
- ビデオ撮影をして見せてあげる
- 打ち込みを受けてあげる
- 打ち込み台を製作してあげる
小学生の子供の場合は上記の方法でとにかく面打ちを反復練習するのが良いと思います。そして、大切なのは、親子で一緒にするということ。と、言ってもあなたに剣道をしろと言っているのではありません。ちょっとしたお手伝いをするという意味です。
では、具体的に一つずつ見ていきましょう。
ビデオを見て基本動作のアドバイスを!
まず、最も簡単なのがビデオ撮影です。最近ではスマホでも綺麗な動画が撮影できますし、おすすめですね。実は、剣道というのはなかなか自分のイメージ通りにできないものなのです。そこで有効なのが動画です。
試合をビデオ撮影している保護者の方は多いと思いますが、練習風景ってなかなか撮影しませんよね。でも、まずは基本打ちが正しくできることが大切。ですから、基本の面打ちのビデオ撮影をしてあげましょう。
見せてあげましょう。
ビデオ撮影の良い点は、撮影してすぐに確認ができる点です。そして、客観的に自分を見ることができるというのが大きいですね。
そこで少しだけアドバイスができると、好感度アップという感じではないでしょうか。ポイントは少しだけという部分。沢山アドバイスしたい気持ちはわかりますが、子供は一度に言われても混乱してしまうだけなので気を付けましょう。
次に、子供の面打ちを直接受けてあげるという方法を見ていきましょう。
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一緒にやるのは抵抗がある?でも、受けるだけならできるはず!
剣道経験者なら子供と一緒に竹刀を握るということは抵抗がないと思いますが、そうでない場合はちょっと抵抗があるかもしれません。
でも、そんなあなただからこそ、竹刀を持って打たせてあげると子供も喜ぶのではないでしょうか。子供の頑張り、成長を一緒に感じる良い機会ですので、思い切って竹刀を持ってみましょう。
丁度、参考になる動画がありましたのでご覧ください。
上の動画では切り返しを受けていますが、そこまでする必要はありません。まずは面打ちだけ受けてみましょう。そして、子供と一緒に剣道を楽しみながら、多少気が付いたことを教えてあげると良い関係が築けるのではないでしょうか。
注意しなければならないのは、一緒に構えて、その後に面を打たせてあげること。間合いを覚えるという意味でも、きちんと構えたところから始めましょう。
というのであれば、打ち込み台を作ってみるのもおすすめです。打ち込み台を作るのはそれ程難しくは無いのですが、材料集めが大変ですよね。
そんな我が家の打ち込み台はこちらです。
⇒剣道のタイヤ打ち!作り方が難しい時の対処法!
打ち込み台があると、大人が居なくても自主的に稽古ができるようになる・・・かもしれません。自主性を育てるという部分でも良い効果が得られるといいですね。
それぞれの方法で子供の面打ちを見てあげる方法を紹介しました。でも、どのように指導すれば良いのか悩みますよね。
では、具体的に面打ちのポイントについて見ていきましょう。
子供の指導はここを見てあげよう!
まずは子供の面打ちを見てあげましょう。実際に受けてあげても良いですし、空間打突をビデオ撮影してあげても良いですし、勿論、打ち込み台を打たせるのでもOKです。
そして、その時に指導するポイントはこちら。
- 正しい構えができているか
- 大きく真っ直ぐに振れているか
- 手と足の動作がばらばらになっていないか
- 正しい足さばきができているか
まずは子供の面打ちを自分が受けてみて、上記の注意点について一つずつ気付いた点を教えてあげるというのが最も良い方法だと思います。但し、一度に言うのは一つだけとしましょう。
では、上記の注意点を具体的に見ていきましょう。
剣道は立ち姿が大事!
まずは構えについて。構えについての具体的なことは別記事に書いてありますので、こちらの記事も参考にしてみてください。
難しいことが書かれているかもしれませんが、小学生には手の構えと足の構えが概ねできていれば問題ないでしょう。
簡単に言うと、
- 足は左右は肩幅程度
- 右足の踵の位置辺りに左足の爪先
- 左足の踵を少し浮かせる
- 右足の踵は紙一枚分程度浮かせる
- 左手の位置は臍の握りこぶし1個前
- 剣先の高さは喉の高さ
- 剣先の延長線上が相手の左目または眉間付近
沢山のポイントがありますが、細かいことは気にせずに見た目におかしくなければOK!!という感じではないでしょうか。
細かいことを言いだしたらキリがありませんし、そういう部分は成長と共に自分で構えを作っていけば良いと思います。
では、次に竹刀の振り方について見ていきましょう。
大きく真っ直ぐに振れているか
面打ちを小さく打つ方法もありますが、やはり小学生が自宅で行う場合には大きく振った方が良いでしょう。大きくと言っても、左手が目より少し上まで上がっていれば問題ありません。
一般的に指導されるのは、
ということです。左手を上げ過ぎて剣先が下がってしまうのは左手の小指が緩んでしまっているので良くありません。ですから、程々という感じでしょうか。
そして、大事なのが、手と足の動くタイミングです。手と足の動作がばらばらになっていてはいけませんよね。指導のポイントは打突と同時に右足を踏み込むということができているかというところです。
できることなら、振りかぶりと同時に左足を蹴って前に出るということを徹底すると良いと思いますが、これは難易度が高くてできないかもしれません。ですから、初心者の内は振り下ろしと同時に前に出るということで良いでしょう。
さて、最後に足さばきについて見ていきましょう。
正しい足さばきができているか
剣道において足さばきというのはとても大事です。手だけで打った打突は試合でも有効打突と認められません。打突の勢いを作るのは足です。
ですから、子供には足さばきだけの練習を見てあげて、指導するというのもお勧めなのですが、自宅で足さばきの練習をするというのもちょっと難しいかもしれません。
そういう点も踏まえて、面打ちの後の素早い送り足を指導してあげてください。ポイントは歩幅を小さく速く動かすというところです。
歩幅を大きくすると速く移動することはできますが、姿勢が崩れるので次の打突に備えることが難しくなります。足さばきの上手な子供を見ていると、凄く感心しますよね。
まずは打った後の送り足。そこを重点的に見て指導してあげましょう。
まとめ
剣道の指導を子供にしてあげたいというあなたにできる方法を考えてみましたがいかがでしたか?
よく、剣道関係の掲示板なんかを見ていると
なんて言っている方を見掛けますが、お子さんの稽古をずっと見学していたらそれだけ目も肥えてきますよね。悪いことや癖なんかについてもよくわかるようになると思います。
だからと言って、上から目線で指導ということをしてしまうのは辞めましょう。ある程度上達してくると自分で考えて行動するようにもなってきます。そうなってくると尚更です。
そんなことにならないようにするには、子供と同じ目線で物事を見るのが良いのではないでしょうか。自宅でできる剣道の稽古というのは工夫次第で色々なことができますが、指導を求めてくるということは、そういうことのできない子供ということですよね。
では、記事のおさらいをしながら具体的な方法について見ていきましょう。
- ビデオ撮影をして見せてあげる
- 打ち込みを受けてあげる
- 打ち込み台を製作してあげる
特にオススメなのがビデオ撮影です。日頃の稽古でもこっそり撮影して、自宅に帰ってからすぐに見せてあげるというのもとても有効だと思います。
そして、指導という視点で見る時の注意点は以下の通りでした。
- 正しい構えができているか
- 大きく真っ直ぐに振れているか
- 手と足の動作がばらばらになっていないか
- 正しい足さばきができているか
人間の情報はまずは視覚から入ってくるそうです。ですから、見て覚える。そして自分ができていないことに凹んでも、少しずつ理想に近付けるようになると良いですね。
子供の成長を見守るのは親としてもとっても喜ばしいことです。ですから、めんどくさがらずに、是非とも協力してあげてください。
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