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中学校の部活動!練習時間はどれくらい?県の上位を目指すには?


先日、娘の所属する中学校の剣道部では、秋季中体連を前にミーティングが行われたそうです。

先生
君達は危機感が無さ過ぎる!
ですから、目標設定をしなさい。

部員1
じゃあ、県体優勝!!

部員2
ちょっと飛躍し過ぎやわ。現実味がないやん。

部員3
じゃぁ、県ベスト10!!

ベストテン・・・?

最終的に部員全員で相談した結果、来年の夏に近畿大会出場という目標を立てたそうです。しかし、現状のままでは絶対に無理です。まず、練習時間が少な過ぎるでしょう。

いくら稽古内容の質を良くしても、絶対的な時間が足りないと思います。私が考えるに、どれだけ運が良くても近畿大会出場は無理でしょう。世の中そんなに甘くはありませんよね。

というわけで、今日は
 
中学校の部活時間ってどのくらいで結果が出せる?
 
ということについて考えてみたいと思います。現在、娘の中学校の部活動は夕方30分間。かなり厳しいと思いますが、他の地域も似たような感じでしょうか?
 

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部活動で全中出場するには3000時間の練習時間が必要!

地元のフリーペーパー『ぼてじゃこ倶楽部』というものがあるのですが、過去に読んだ記事でずっと気になっていたものがありました。2014年7月号なのですが、男女揃って全中出場した卓球部の記事です。

気になるとは言え、流石に2014年の物を手元に持っているわけではありませんので、ネットで調べてみたところ、ピンポイントでバックナンバーの読みたいところが掲載されていました。

ずっと気になっていたのが練習時間のことです。要約すると、

  • 全中出場:引退までに3000時間の練習時間が必要
  • 近畿大会:引退までに2500時間の練習時間が必要
  • 県上位入賞:引退までに2000時間の練習時間が必要

 
ということでした。これは中学校の授業時間とほぼ同じなんだそうです。時間よりも練習の質を高めるべきという考えもあるかもしれませんが、ある程度の目安として、導き出された数値なのでしょう。

これって結構厳しいですよね。想定されているのは中学に入ってから卓球を始めた初心者と思われますので、経験者の場合はここまでの時間が必要無いのかもしれません。もう少し解り易いように計算してみましょう。

中学に入学して、本格的に部活動に参加するのは恐らく5月のGW明けくらいです。そして、引退するのが3年生の夏休み。近畿大会と考えると8月初旬ですね。つまり、期間としては26ヶ月もしくは27ヶ月

試験期間なども考慮して26ヶ月として計算すると、

  • 全中出場:3000÷26=約115時間
  • 近畿出場:2500÷26=約96時間
  • 県体上位:2000÷26=約76時間

の練習時間の確保が必要ということになります。更に、1ヶ月を30日として平均すると、

  • 全中出場:115÷30=約3.8時間
  • 近畿出場:96÷30=約3.2時間
  • 県体上位:76÷30=約2.6時間

つまり、県体上位入賞と考えても毎日2.6時間、更に上を目指そうと考えれば3時間~4時間の練習が必要ということになるのです。しかも、休み無しで。

しかしながら、これだけの時間を確保することは非常に難しいでしょう。

中学校の部活動に関しては昨今問題視されていますよね。子供の方ではなく、顧問の先生の労働時間の問題です。こちらの動画をご覧ください。

ですから、単純に考えて毎日それだけの残業を強いることなんて無理ですよね。実は、実際に結果を出された卓球部では休日を利用して練習時間を確保されていました。こちらについては後述したいと思います。

休日を利用するのも一つの方法ですが、やはり平日に少しでも時間を確保したいですよね。そんな時の裏ワザがありました。それは、社会体育としての剣道教室を立ち上げるという方法です。

社会体育としての剣道教室ってどういうことなのでしょうか?
 

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剣道教室で部活動以外の練習時間を確保!

実は、少し前に私宛に相互リンクの依頼メールが届きました。その方はとある中学校で剣道部顧問をされているI先生です。そして、部活動の練習時間についてどうされているのか聞いてみたのです。すると・・・

I先生
社会体育としての剣道教室を立ち上げ、部活動とは全く別という考えで練習時間を確保していますよ!

ということでした。そして、そのことに関して詳しく書かれている記事がこちら。

こちらの記事を拝見して、本当に目から鱗が落ちるような思いでした。

先程紹介した記事の中では指導は顧問の先生ですが、責任者は保護者さんになっています。つまり、その気にさえなれば誰でもできるということですよね。つまり、学校の先生が指導できない場合は地域の指導者でも何ら問題がないということになります。

教員の残業の問題が取り沙汰されている今だからこそ、地域の指導者や保護者が一丸となり立ち上がるべきなのかもしれません。

剣道教室を立ち上げるのは非常に簡単です。問題はどのように運用していくかという部分。特に開始時間については難しいのではないかと考えます。単純に考えて、次の二つのパターンがありますよね。

  • 学校の部活動の延長のような形で行う
  • 学校から一旦帰宅し、1時間後くらいに開始

生徒としては部活動の延長のような形で行うという風にした方が参加し易いでしょう。しかし、今度は帰宅時間が遅くなるということが問題になります。

逆に、学校から一旦帰宅する場合は保護者の送迎が必要になるかもしれませんが、帰宅が多少遅くなっても安全ですよね。但し、一旦帰宅してしまうので出掛けにくくなってしまう可能性もあります。この辺りは学校側とも協議して検討していく必要があるでしょう。

さて、最初に出てきた卓球部の場合は休日を利用して練習時間を確保していたということでしたが、具体的にはどういう風に部活動を行っていたのでしょうか。
 

時間の確保は部活動以外の時間に・・・

昨年、この先生は異動され、知り合いのYm子先生(剣道四段)と同じ中学校に勤務されていました。しかも、剣道部が無いのでYm子先生も同じ卓球部の顧問だそうです。私にとってはラッキー!

というわけで、知り合いの知り合いは皆知り合い・・・という強引な繋がりで聞いてみることにしました。

答えは・・・

  • 土日:練習時間8時間
  • 夏休み:練習時間8時間(盆除く)
  • 冬休み:練習時間8時間(大晦日・正月除く)
  • 春休み:練習時間8時間

ということでした。顧問の先生3人が交替で部活動を担当していたということですが・・・

Ym子先生
時代と逆行してますね。

N先生
今はもう無理ですね。明らかに顧問の生活を犠牲にしての練習時間確保でした。

私の予想とは全く違っていました。平日の夜に時間を確保していたのだろうと予想していたのですが、実際は休みを全て削っての時間確保ということだったのですね。

解り易いように1年間を50週、夏休みを30日間、冬休みを10日間として計算してみましょう。

  • 土日:50週×2日×8時間=800時間
  • 夏休み:30日×8時間=240時間
  • 冬休み:10日間×8時間=80時間
  • 冬休み:10日間×8時間=80時間

上記の合計が1200時間となります。2年と考えると2400時間。それに平日の部活動の時間を加えると、確かに3000時間近くは確保できることになりますね。

しかし、現在の社会情勢から考えると現実離れした数字です。しかも、公立中学校なので100%無理ですね。子供への負担も大きいのではないでしょうか。
 
しかし、こちらも先程の社会体育としての剣道教室を立ち上げることである程度クリアできるような気がします。
 

まとめ

今日は中学校の部活動で目標を設定したということで、その目標を達成する為にはどのくらいの練習時間が必要なのかということについて考えてみました。

一つの目安として、

  • 全中出場:引退までに3000時間の練習時間が必要
  • 近畿大会:引退までに2500時間の練習時間が必要
  • 県上位入賞:引退までに2000時間の練習時間が必要

という話がありました。とある中学校の先生の経験や統計から割り出された数字のようです。しかし、実際問題として公立中学校の部活動として2000時間の練習時間を確保することは難しいでしょう。

中学校の完全下校時刻というのは各市町村の教育委員会が決めているのですが、娘の通う中学校では日没の30分前と決められています。ですから、冬場なんかは殆ど部活動として練習できる時間はありません。

特に剣道部となると、剣道着に着替え、防具を着けるのに時間が掛かります。部活動が終わったら、また防具を片付けて着替えて・・・それだけで15分程度は掛かるでしょう。

そうなると、練習時間として確保できるのは実質10~20分程度となります。素振りをして終了という感じですよね。それでは県大会の上位入賞も狙えるわけがありません。

その解決策として、考えられるのは部活動以外の時間に自分達で練習時間を作るということです。しかし、昨今は『学校はブラック企業』と言われているので、中学校の先生には無理は言えないのが現状。

となれば、保護者地域の指導者が夜に時間と場所を確保し、部員の練習に付き合うのが最善策ではないでしょうか。

その一つの方法として、社会体育としての剣道教室を立ち上げることを提案します。

学校の部活動とは別の団体として登録することで、部活動としてではなく、剣道教室として錬成会や大会などにも出場できることになり、顧問の先生が忙しくても大丈夫!!
 
剣道でも、それ以外の団体競技種目の部活動でも同じなのですが、一人や二人が頑張っても県大会上位を目指すことは不可能です。部員全員が同じ方向を向いて進むということが重要になってくるでしょう。

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