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剣道の上段対策!上段が嫌がるのはこの攻め方!


私が学生時代の時の話です。

先生
今度の剣道大会は去年優勝した上段の選手との対戦やな。

上段の選手と試合なんてしたことないんですけど・・・

先生
そうか、うちの学校は誰も上段教えてないからな。

先生、全く勝てる気がしないんで、上段対策を教えてください。

実は私の周りの剣道仲間には何故か上段の選手が居ないのです。今も昔も、殆ど居ないのです。隣町に一人居るのですが、最近は中段メインで稽古してるみたいで、そうなると本当に上段の選手が稀ですね。しかも、私が学生時代には本当に見たことがないくらいだったのです。

でも、たまに出稽古に行ったりすると、突然上段の選手との稽古に慌てふためくこともありました。ですから、たまには上段の選手とも稽古をしてしっかり上段対策を練っておきたいところですよね。本来なら、苦手な上段の選手と沢山稽古して苦手を克服したいとは思うのですが、なかなか機会がありません。

ですから、今日は苦手な上段対策について調べてみました。今度の剣道大会でまた上段の選手と対戦しても焦らないようにしっかり頭に叩き込んでおきたいと思います。
 

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上段対策の基本は平正眼で右回り!

上段対策と言えば、基本は平正眼です。日本剣道形の5本目の仕太刀の構えですね。打太刀が左上段に構えると、仕太刀は打太刀の左拳に剣先を付けます。そして、右回りに移動するのが基本となります。

何故上段に対しては平正眼なのかというと、自分の小手を守ることができ、剣先を少し上げるだけで面も守ることができるからです。右回りに移動するのは、上段の拳が視界の邪魔をするようにという意図があります。

そして、この状態から攻め、打突に繋げるわけですが・・・どのように攻めてどのように打てば良いのかわかりませんよね。そこで、こちらの動画をご覧ください。実際に対上段の基本稽古をされている動画です。

個人的には打突後に床を叩くのは見苦しいので嫌いなのですが・・・

上段に対しては左小手、それから突きをメインに技を組手てるのが良いようですね。逆胴なんかも有効です。では、具体的にどのような攻め方をすれば上段が嫌がるのかということについて考えてみたいと思います。
 

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上段への攻め方を工夫しよう!!

前述しましたように、上段対策としては平正眼の構えで右回りに移動するというのが基本だということを言いました。そして、攻め方としては突きと左小手をメインに攻めるのが基本です。
上段突き
では、具体的な攻めパターンを考えてみましょう。上段に対策としては色々な方法がありますので全てを書くことは非常に難しいので、今回は最も解り易い基本的な3つの攻め方について考えてみましょう。

上段への攻め方
  • 突きを攻める
  • 左右の小手を攻める
  • 片手面に対する応じ技

 
それでは、具体的に見ていきましょう。
 

突きを攻める

上段に対する攻め方として、最も基本的なのが突きを攻めるということです。突きに特化するなら、「六三四の剣」で修羅がとった霞の構えも有効かもしれませんが、特殊な構えなのでここでは割愛し、オーソドックスな平正眼からの攻め方についてのみ考えてみましょう。

まず、上段は突きががら空き状態ですよね。はっきり言って、
突けるモンなら突いてみろ!!
と挑発しているようにさえ見えますので、とりあえず突いてみましょう。

するとどうでしょうか。本気の突きを見せると、相手は必ず動きます。動かないという場合もあるかもしれませんが、動かなければ綺麗に突きが決まるでしょう。では、突きを打たれた上段の選手はどのように動くでしょうか。

  1. 後ろに下がる
  2. 竹刀で打ち落とそうとする
  3. 左手を内側に入れて払おうとする

 
この3パターンですね。しかし、上段の構えをとっているということは、恐らく後ろに下がるということは無いでしょう。何故なら、上段は火の構えですからそんな簡単には下がりません。逆に、下がるような上段は怖くないので大丈夫とも言えますが。
上段1_1
しかし、下がらない場合はどうでしょうか。動くということは隙ができるということです。
 
左手が動いたらチャンスです。
 
左小手を思い切って打ってみましょう。もし、左手を内側に入れようとする相手なら、右小手や面も狙えますね。

私の少ない経験では、左小手よりはいつも打ち慣れている右小手の方がうまく打てますので、是非右小手も打ってみてください。ただし、片手面の状態の時はダメですが。
 
攻め口はいくつもの引き出しを持っていると有利です。突きを攻めたら、今度は小手を攻めてみましょう。

左右の小手を攻める

次に紹介するのは、突きではなく小手を攻める方法です。

平正眼の構えからは左小手が打ち易いですが、上段のがら空きに見える左小手が実はなかなか決まりません。左小手を打とうとすると、左手を動かしてうまく避けられてしまいますよね。しかし、これまたチャンス到来!!

左小手を攻めると他の部位に隙ができます。最も打ち易いのが右小手ではないでしょうか。左小手を攻めて右小手を打つ!これが意外と使えます。そして、その逆も然り。

ただし、右小手は片手面に打って来られたときは空振りになってしまうので注意が必要です。
 
突きへの攻め、左右の小手への攻めができればある程度優位に立てるのではないでしょうか。そして、上段からの得意技を封じてしまえば完璧ですよね。
 

片手面に対する応じ技

上段と言えば、片手面。これを封じましょう。
上段_面
片手面を打ってきたら、日本剣道形の5本目のようにすり上げて面を打つ!これが最も綺麗な技ではないでしょうか。しかし、面すり上げ面が苦手な方にはちょっと難しい技ですね。

そんな場合には、面返し面を打ってみてはいかがでしょうか。上段からの片手面は基本的に捨て身の技です。一本打ってからは二の太刀になかなかつなげることができないので、片手面を竹刀で返してしまえば、相手の面はがら空き状態です。思い切って面を打ちこんでみましょう。

ただし、私のように背の低い者が背の高い上段の選手と試合をした場合なんかは面を受けたつもりでも面に当たっているなんてことがあります。竹刀で返したはずの面が有効打突になるなんてこともあるでしょう。どうやら、前の方で受けようとすると、角度が良くないので面を打たれてしまうようです。

この辺りはもう少し私も研究の余地がありますので、また研究してから追記したいと思います。
 
ここまで来れば、上段対策もわかってきたと思います。では、最後に最も重要な間合いについてお話ししたいと思います。
 

上段は遠間が得意なので気を付けよう!

上段との対戦で最も難しく、最も重要なのが間合いだと思います。上段だからと言って、怖じ気付き後ろに一歩引いたりなんかしたら、もうそこは上段の得意とする間合いとなってしまいます。

上段は片手技が得意ですよね。つまり、諸手技よりも遠い間合いでも打てるということです。
中段には遠い間合いだから安心!!
なんて思っていると、とんでもないことになります。気を抜いたら片手面が飛んできますよ。
上段2_1
しかし、逆を返せば上段は近い間合いが苦手ということになりますよね。ですから、上段との対戦の場合は簡単に下がらないように注意しましょう。そして、少し近間くらいにグイグイ攻めて行ってみましょう。きっと上段の対戦相手はいやな気分になるはずです。

そして、もう一つ重要なことは居着かないということですね。右回りの足を止めない。これが重要になってきます。
 

まとめ

さて、剣道の上段対策について考えてみましたが、もう一度おさらいしてみましょう。

重要な点は以下の4点です。

  • 構えは平正眼
  • 右回りで攻める
  • 居着かない
  • 下がらない(遠間は危険)

 
そして、上段への攻め方としては以下の3つの攻め方が定石です。

上段への攻め方
  • 突きを攻める
  • 左右の小手を攻める
  • 片手面に対する応じ技

 
大事なことは、居着かないこと。つまり、待たないということですね。自分から間合いを詰めて攻め続けることが重要です。右回りで様子を窺いながら間合いを詰めて、一気に動きましょう。

上段は振りかぶりの動作が無いのでとても速いですが、臆することはありません。自分から攻めていれば打たれることはないでしょう・・・多分。

自分から攻めていれば、上段からのフェイントにも惑わされることもないでしょう。しかし、変な軌道の片手小手、あれは避けられませんよね。良い方法がありましたら教えてください。

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コメント

  1. かつての剣道部員 より:

    昔剣道をやっていて今は全くやっていないのですが、いろいろと読ませていただきました。
    自分は剣道は高校と大学の2年終わり頃までであまり強くはなかったのですが、上段に対して平正眼の構えはよく言われるのですが、上段から見ると面も片手小手(中段から見て竹刀の右側(外側)から竹刀を通す)も打てるので、中段から見ると攻撃的な構えではありますが守るのが難しい気がします。
    平正眼の構えから見て打ちやすい、上段の左小手を打ちに行ったときに上段の面が来るとだいたい小手はとってもらえずがら空きの面で一本取られます。
    霞の構え(左拳を右にずらし竹刀の剣先を上段の右小手に合わせる)の方が、中段から見ると小手も面も守りやすく、中段から見て上段の左小手は狙いにくいですが上段の右小手を出小手気味に狙ったり、自分のペースで戦いやすいのかなと思います。
    あとは珍しい構えですが、試合で中段側が一本先にとってリードしたときに右手だけで竹刀を持って上の方で構えて動きながら小手も面もカバーしている選手もいました。たまにその構えから右手だけで竹刀をくるりと一回転させたりもしてました…(もちろん上段側から面など打ってつば競り合いになれば引き技には警戒する必要はあるかと思います。)
    上段に対しての突きはかなり遠間から打つ必要があると思うので、(難易度が上がりますが)左手のみの片手突きが必要かもしれません。(上段との中段の試合で中段の片手突きは決まっているのを見たことがあります)長文失礼しました。

    • 管理人 より:

      コメントありがとうございます。
      参考になりました。
      記事はかなり前に書いたので・・・

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