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剣道で合気になること!それは気迫と気迫のぶつかり合い!


剣道の稽古をしていると、先生方の説明の中で『合気(あいき)』という言葉を使われることがありますが、合気って何でしょうか?まだ若かりし頃、稽古の途中で突然言われて困惑してしまったことがありました。

先生
自分勝手に打ってもあかん!!合気や合気!相手と合気になることが重要なんや!

合気???
合気って何だ・・・?

小中学生の指導にも合気という言葉を使用されるケースが多々ありますが、恐らく子供達は「???」ではないでしょうか?もしくは、意味をはき違えて認識しているのではないかと考えます。

というわけで、今日は
 
剣道では合気になることが重要って言われるけど、合気って何?
 
というテーマを取り上げてみたいと思います。合気って難しいですね。まだまだ勉強不足ですが、今わかっていることをまとめてみたいと思いますので、あなたが先生に

先生
合気になって打て!

って言われて悩んでいるなら、少しはヒントになるのではないでしょうか。
 

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合気とは何か?

「合気」という言葉を検索すると、合気道に関連するページや動画が多くヒットします。元々、合気道も剣道も、更に柔道も同じ剣術から派生したということなので、合気とは敵を破る術ではなく世界と和合する道であるとし、森羅万象の活動と調和することというのが共通の認識のようです。

しかし、合気道の合気については多少意味合いが異なってきているように感じました。例えばこちらの動画・・・

こういう動画を見ると、合気道に凄く興味が沸きますね。合気道の「合気」というのは単なる理合のことではなく、触れることで相手を無抵抗にさせるという技のようです。同様の動画が非常に沢山ありますので、続けて観るのもよいでしょう。良くある、数人に抑え込まれている人が一瞬で倒すという技も、この「合気技」の上級編なのだそうです。凄いですね。
 
 
さて、剣道における合気とは、合気道の技のこととは少し違い、理合に関する部分のことを指すようです。解り易いのは、日本剣道形。例えば、1本目の解説を見ると、こう書かれていますね。
 

打太刀は諸手左上段、仕太刀は諸手右上段で、打太刀は左足、仕太刀は右足から、互いに進み、間合に接したとき、打太刀は機を見て右足を踏み出し、仕太刀の正面を打つ。

 
この中の、『機を見て』という部分。詳細説明を見ると、『相手の心と体と術の変わりぎわにおこるときの「きざし」である。』と書かれています。この部分に合気になるということの大きなヒントが隠されているのではないでしょうか。また、合気道関連の書物では、武田惣角の物語の中に
 

支那では、手に子鳥を乗せる訓練をする人もいる。小鳥が飛び立とうとする瞬間に足で蹴って飛び上がるのです。その瞬間に手をさっと下げてやる。そうすると小鳥は絶対に飛び立てない。ずっと掌にのったままだそうです。気を合わせるのですよ。

 
という一節があるそうです。気を合わせているからこそできること。つまり、日本剣道形では師匠側である打ち太刀が、弟子側である仕太刀の気を感じ、気を合わせて打つということが大事になってくるということですね。とは言うものの、実際の竹刀剣道ではどうすれば良いのかさっぱりわかりません。もう少し分かり易い説明はできないものでしょうか?
 

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自らが火の玉になれ!!

気を合わせて打つと言われても非常に難しいですね。相手の気持ちが手に取るようにわかれば苦労しませんが、なかなかそういう訳にもいきません。そんな時に大阪の佐藤誠先生の誠先生の剣道教室というFacebookページの記事を拝見したところ、非常に分かり易かったので引用したいと思います。記事には以下のように書かれていました。
 

まず、自らが溶鉱炉の中の真っ赤に溶けた金属のように熱く恐ろしい位の気迫か出ているのか?止まっている様に見えて、実は高速で回っており石や砂など弾き飛ばしてしまうコマの様な気勢があるのか?それを自分に問いかけてください!

その、気迫気勢をお相手が乗り越え様とするところに「合気」があると思います。

まずは、自らが「火の玉」になれ!

 

目から鱗が落ちるとはこのことでしょうか。今までもやもやしていたことが一気に晴れ渡った感じがしました。とは言っても、すぐにできることではありませんが・・・

簡単な例で考えてみると、出端技のイメージかと思います。自らが気迫を出し、先を取って攻める。その気迫を乗り越えようとする瞬間に技を出す。これこそが合気なのでしょうか。まだまだ未熟者なので、これが100%正解だとは言えませんが、少しは正解に近付いたのではないかと考えます。
 

まとめ

今日は『剣道で合気になる』ということについて考えてみました。合気という言葉は一見簡単な言葉のように思えますが、実は非常に難しいですよね。子供を指導するときに単に相手と合わせるという意味合いで使用することもあるかもしれません。

しかし、そういう認識で合気ということを考えていると、高段者になるにつれて余計にわからなくなるのではないでしょうか。

合気とは、

  1. 自らが気迫を出す
  2. 相手がそれを乗り越えようとする瞬間

 
というイメージで考えれば良いのではないでしょうか。特に四段以上の昇段審査では自分勝手な剣道をしていては良い評価は得られません。そんな時に必要なのが相手と合気になるということです。

昇段審査に関しては、こちらの記事も参考にどうぞ。

合気になるって凄く難しいことですが、少しずつ身に着けられるように日々の稽古で気を付けようと思います。

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