面紐が切れたのを機に、新しく面を購入してしまいました。本来なら面紐の交換をすれば済む話なのですが、10年以上使用していてかなり傷んできたということもあり、購入に踏み切りました。
おぉ~!今風やん。面垂短いやん!
けど、今まで面型を付けようとして成功したことがないんよ。
そうなんです。実は今迄から面型を付けるのに成功したことが無いんですよ。そんなにかっこ悪くは無いのですが、かっこよくも無いという感じですね。でも、やっぱりかっこいい面型には憧れますよね。
というわけで、今日は
剣道の面型は富士山がかっこいい!
というテーマを取り上げてみたいと思います。大人になると、面を購入する機会というのは少なくなる気がしますが、最近の小中学生・高校生は進学する度に購入したりしますよね?その時にかっこいい面型が付けられるように、一緒に勉強しましょう!
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富士山のような面型!床に置いておくだけってホント?
剣道サイトでかっこいい面型として紹介されている書込みを見ていると、確実に出てくるキーワードが「富士山」なのです。確かに富士山は日本一。同じ日本一でもびわ湖じゃ駄目なのでしょうか?
冗談はさておき・・・
剣道の面における富士山型というのはどのような形の面型を指しているのでしょうか?色んなサイトや動画で紹介されていますが、私が最近はまっている百秀武道具さんの動画にもありましたので、ちょっと見てみましょう。
何となくイメージできましたね。重要なのは
- 面垂は上ではなく斜め前
という部分ではないでしょうか。面垂が斜め前を向くことで、富士山の裾野のような形になるということですね。そして、この面型を付けることで、かっこいいというだけではなく、面が長持ちすると言われています。正に一石二鳥!
実際に富士山の面型を付ける方法として最も良いと言われるのが、
- 面を床に置いておく
ということです。
そうですよね。実は、現在私が試合用に使用している一分刺しの面は上記のように聞いたので、しばらく床に置いておいたのです。更に「面垂の上に甲手を載せておくと良い」とも聞いたので、それも実践。
しかし、最終的にはイマイチな仕上がりとなりました。というわけで、やはり最初はある程度紐で縛って面型を付けた方が良いのではないかと考えます。そして、ある程度面型が付いてきたら、床に置いておくという方法を採用しては如何でしょうか。
それに、床に置いておいて面型を付けようと思ったら、1ヶ月くらいは放置しておく必要がありそうですよね。意外と大変だと思います。
というわけで、私は軽く紐で縛ってみることにしました。
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面型は職人さんの秘められた想いに従おう!
実際に面を着用するとき、あなたが面紐を縛る位置はどの辺りでしょうか?正しい着用方法としては、後頭部の一番出っ張ったところの少し下で結ぶのが良いと言われています。上過ぎず、下過ぎずというところですね。
小学生やおじさん剣道家には下の方(首の根元)で結んでいる方が多数居られますが、これは正しい着用方法とは言えません。そして、上の方で結ぶのも良くありません。試合中に面が脱げるというハプニング映像を見たことがありますが、これは上の方で結んでいるからではないかと考えます。
面型をかっこ良くするのも大事ですが、かっこいい面型を付けることで安全面も考慮できるということですね。しかし、イマイチどこなのかわからないという方も多いのではないでしょうか。実は、面を見れば職人さんの熱い想いを感じることができるのです。つまり、そのラインで結べば良いわけですね。
具体的には、縫い目が変わっている部分です。最近のミシン刺しの面は面布団の部分と面垂の部分では縫い方が違う商品が多いですよね。その、縫い目の切り替わり部分が面紐のラインと一致するように結ぶのが最も良いでしょう。
もし、そのラインが無い場合は、物見の反対側という表現でも良いでしょう。面金を見ていると、一部分だけ少し隙間の広い箇所があります。これが物見。つまり、目の位置ですね。そして、そのラインの丁度反対側で面紐を結ぶのが理想的なのです。
ですから、富士山のような面型にするには、正しい位置で面紐を結び、その位置で面垂を前に折って固定するのが良いということです。
しかし、最近の面は薄くて柔らかくて面型が付き難いという話もありますよね。そんな時に中高生が良く使用しているのがキーピング(洗濯のり)です。
そうですよね。実際のところどうなのでしょうか?
面型を付ける時にキーピングを使っても良いの?
一般的にキーピングと言われているのはこちらの洗濯のりです。
面型を付ける時に、柔らかくてなかなか型がついてくれないという時に、中高生達はこの洗濯のりを使用してカチッと固めているということですね。
しかし、使用している人の話を聞くと
- すぐに効果が無くなる
- キーピングを付けた部分だけが色落ちしなくて不自然になる
- 湿度が高かった翌日にはカチカチになってしまう
- 繊維が傷む
などの意見がありました。特に、繊維が傷むことで防具としての役割を果たせなくなるという意見もあったので、あまりおすすめできる方法ではありません。
それでもやりたいという方は自己責任で試してみてください。
まとめ
今日は、剣道の面型を付けるということについて取り上げてみました。
理想的な面型は富士山の裾野を表現したような形です。面垂を上や横ではなく、斜め前に持ってくることで、ただ単に形がかっこいいというだけではなく、防具としても長持ちさせることができます。
では、もう一度記事を振り返ってみたいと思います。
富士山のような面型を付ける方法としては
- 床に置いておく
- 紐で縛って型を付ける
という2種類がありますが、私は床に置いておくという方法で一度失敗をしているので、紐で縛って型を付けるという方法をやってみました。
また、中高生の間ではキーピングなどのスプレー式洗濯のりを使用して面垂を固めるという方法で面型を付けている人も多いようですが、この方法はあまりおすすめできません。
Yahoo知恵袋を見ていたら、
という意見もありましたので、一度購入された武道具店で聞いてみるのも良いかもしれませんね。
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