大人でも小中学生に打たれると痛くて泣きそうな時があるくらいです。小学生なら痛いと言って泣き出すのもわかりますよね。
安くて良い剣道具が手に入るこの時代でも、やはり面や小手が痛いのは耐えられません。
中にはこんなことを言う先生も居ますが、実は・・・
慣れても痛いものは痛い!!
私なんか、もう30年近く剣道をしていますが、打ちが痛い人っていうのは居ますよね。力任せに打ってくる人。そういう人の打突はやっぱり痛いです。ある程度の慣れというのもあるかもしれませんが、痛いものは痛いのです。
好きで剣道を続けている人は仕方がないとしても、これから剣道を始めようっていう小学生のお子さんからしたら耐えられませんよね。
ですから、今日は『剣道の面や小手が痛い!!』というお子さんの為に対策方法をこっそりお教えしたいと思います。
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痛いのを防ぐ対策グッズがあるんです!
実は私も面や小手を打たれて凄く痛い時があるんです。特に剣道を始めて間もない小学生。高校の授業で剣道をした時も確かに初心者の打ちは痛かったですね。
私達の学生時代は痛くても、ただひたすら我慢!の時代だったのですが、今は違います。そんなことを教えたら時代遅れの生きた化石って言われちゃいますよ。
今は、剣道嫌いを少しでも減らす為に、打たれる側の【痛いを防ぐ】方法がちゃんと準備されているのです。
それは防具の強化、つまり打突部位を更に厚くするという方法です。しかも、市販品でそういった対策グッズが販売されていますので購入されることをおすすめします。
市販されている商品としては、こちらです。
- 面クッション・面調整布団
- 小手サポーター
それぞれ詳しく見ていきましょう。
面クッション・面調整布団
面用の衝撃吸収商品は面クッションや面調整布団という商品名で販売されています。しかも、数百円で購入できるので、竹刀なんかを購入するついでに購入されてみてはいかがでしょう?
面クッションの使用方法については詳しい動画がありましたのでこちらをご覧ください。
実は、市販品を買わなくてもできる対策もあります。その方法についても紹介しましょう。
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面クッションをタオルで作ろう!
面クッションを手作りで作ると言っても、市販品のような凝った作りの物を作るのは大変ですよね。少し現実的ではありません。もっと簡単な物・・・
雑巾をイメージしてください!
そうです、雑巾を頭の上に載せればいいのです。できれば、本物の面クッションのように面の内輪のところに挟んでおくとより安心できることでしょう。
実は、私の指導している少年団でも手作りの面クッションを使用しているお子さんが何人か居ました。お母さんの手作りの面クッション、いいですよね。
裁縫の得意な方なら、ちょっと形に拘って作ったりするのも良いかもしれませんし、中に衝撃吸収用のスポンジなんかを仕込ませるのも良いかもしれませんね。
是非、挑戦してみてください。でも、あんまり派手なタオルは使用しない方が良いかもしれません。変に目立ってしまいますので。(笑)
ところで、お子さんが面を打った相手に痛いと言われたことはありませんか?痛い打ちには原因があります。ですから、もう少し打ち方を工夫する必要があるかもしれません。
続いて、小手サポーターについて見ていきましょう。
小手サポーター
小手のサポーターはいくつか種類がありますが、こちらの商品が最も手軽だと思います。
他にも手の甲の部分の衝撃吸収を緩和する商品もあります。着用に少し手間が掛かりますが、なかなかの優れものですよ。実は私も一時期使用していました。痛いというより、手の甲の部分が打撲になってしまったので。
ちなみに、小中学生では突きの練習はしないかもしれませんが、突き専用の保護具も販売されています。思い切って突きの練習がしたいなら、そういった物も必要でしょう。
また、拳の方が痛いという場合には普通のサポーターでは対策ができません。その場合は、こちらの記事を参考にしてください。
痛みの為だけにお金を掛けるのなら、慣れるまで我慢させようかなって考えているお母さん!!そんなことで剣道嫌いになられても困ります。
って言う前に、対策をしてあげてください。
しかし、打つ方もなるべく痛くない打ちをするように心掛けましょう。
痛いと言われない打ちをしよう!
剣道の打突が痛いというのには、実は根本的な原因があります。その原因は、力任せに打っているからです。
って指導する人も居られますが、私の考えではちょっと違うように思います。あと、雑巾を絞るようになんて教える方も居られますが、あれは完全に間違いですね。
私とは考え方が違うという方も居られるかもしれませんが、私は竹刀が打突部位に当たる瞬間は竹刀に手の力は加えないのが良いと思っています。そして、当たった直後に握るようなイメージですね。
打突の冴えと言われますが、この打ち方が最も冴えがあるように思っています。つまり、竹刀が面や小手に当たる瞬間は力を入れていないということになります。
この打ち方をすれば、もう痛いと言われることはなくなるでしょう。しかも、変に力を入れるよりも速く竹刀が振れるという、嬉しいおまけ付きです。
剣道は相手の頭を叩く競技です。相手を敬い、良い関係を築いて行けるようにしましょう。その為にも、力の抜けた良い打ちができるように頑張ってみてください。
まとめ
剣道の面や小手を打たれたら痛いと悩んでいるあなた!如何だったでしょうか?いつまでも痛いと悩んでいる必要はありません。
痛いと悩んでいるのなら、迷わず面クッションや小手サポーターを使用しましょう!
もし、購入するのに抵抗があるのなら、自分で作ってみてください。面クッションは雑巾をイメージして作れば大丈夫です。
小手サポーターについては市販されてるリストバンドで代用もできますが、道場によっては禁止している場合もありますので指導者の方に相談してみてください。
ちなみに、私は普段はサポーター類は使用しないようにしています。勿論、面クッションや小手サポーターも使用していませんが、本当に痛くて耐えられない時があります。
高段者の先生でも下手糞な打ちの先生は居られたりして、辛いんですよね。ひたすら我慢しているのですが、稽古が終わってから手首のところを見ると痣ができていることも良くあります。
でも、上の先生には
なんてことは絶対に言えないのが辛いですね。
そんな時にはやはり我慢せずにサポーターを使った方が良いとは思うのですが、なかなかこの年齢で痛いからと言ってサポーターを付ける勇気がありません。
う~~~ん・・・
やはり自分を守る為にもサポーターは使うべきですよね。
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コメント
まつむらヨリ
2度目の送信させて頂きます。
少年剣士の親御さんから・・新しい先生は面が痛い、と言う話しになってるそうで長年自分でも周りの方々に対して心苦しい思いをしてきました。思い切り踏み込んでも打突にチカラを入れない、相手に優しい剣道でもっと稽古が楽しくなりそうです^_^ことしは二段に向けて20年ぶりに剣道形もしますが、のがわさんから助言して頂けたら嬉しいです。
松村様
コメントありがとうございます。痛い打ちと強い打突とは違うと思っていたこともあり、こちらに書いておりました。
https://xn--fiq85he02a7l7a.com/archives/2793.html
少しは参考になるかと思います。
痛い打突と痛くない打突の違いは打突部位に接触している時間が関係していると思うので、工夫してみるのが良いのではないでしょうか。
20年振りですか。意外と体が覚えているものですよ。知らないのと忘れたのは大違いなんだそうです。頑張ってください。