攻めと溜めって本当に難しいテーマですよね。私なんかが語るのは本当に恥ずかしいレベルだとは思っているのですが・・・
K藤さんが困っていたので、私のわかる範囲でお話しすることにしました。ですから、これが正解というわけでもないので、参考程度に読んで、自分なりに攻めと溜めということについて考えてみてください。
それでは、行ってみましょう!!
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剣道における攻めとは気迫だ!!
攻めということを説明しようと思うと非常に難しいですね。ある人は自分がされてイヤだと思うことだと言います。確かにそれも一つの攻めだと思います。でも、そればかりでもないように思います。
形でわかる攻めと言うと、こんな感じですね。
- 上を攻めて下を打つ
- 下を攻めて上を打つ
- 裏を攻めて表を打つ
虚を攻めて実を打つなんて表現をよく見ますが、簡単に言うとフェイントということですね。
具体的な例を挙げるとすると、小手を打つと思わせて、相手が小手を防御したところで面を打つなど。そして、高段者になればなるほど、その目に見える動きが少なくなっていくと考えれば良いでしょう。
動きを少なくしていく分、気力で補うというイメージでしょうか。つまり、気迫です。そう、攻めとは気迫なんですね。
漫画で例えるなら、ドラゴンボールや北斗の拳、ワンピースの戦闘シーンを思い浮かべてみましょう。凄い気迫ですよね。オーラのようなものを身にまとっています。(下の図のようなイメージでしょうか・・・)
覇気とかの部類ですね。あんなのを見たらびびってしまいますよね。剣道でも試合や稽古中にあんな感じのオーラが出るくらいになれば良いのです。
と言っても、それはちょっと無理!!でも、安心してください。自分の気を相手に伝えることができれば良いのです。
例えば、
面を打つぞ!!
面を打つぞ!!!
って激しく心の中で思い描けば相手には伝わるでしょう。そして、
って感付いた時には何らかの行動を起こしませんか?つまり、相手に気持ちを伝えることによって相手の行動を起こさせることができるんです。
そして、その気持ちが強ければ強い程、相手には伝わるとは思いませんか?ちょっと馬鹿げてますかね?
剣道の攻めというのは気攻めです。つまり、気迫なんです。
更に詳しい攻め方についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
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攻め・溜め・打突
剣道は「攻め」「溜め」「打突」であると言われます。攻めて打つのは当然なのですが、攻めたところで自分勝手に打ちに行っても駄目なんですね。
それは、攻めたつもりかもしれません。攻めたつもりで思い切って打突したら返されて打たれるなんてことは良くありますよね。これではいけません。攻めたら攻め勝つ必要があるのです。
昔の人は
勝って打て!!
と言っておられます。攻めて、攻め勝ってから打つのが正しい剣道なのです。
つまり、攻めた直後に相手の反応を確認する必要がありますよね。それが溜めです。自分が何らかの形で攻めたその直後に相手の反応を観察します。それは0.1秒かもしれないし、0.01秒かもしれません。
丁度解り易い動画がありましたので、ちょっと見てください。
攻めた後の一瞬の時間が溜めということになります。そして、その後に相手の反応にによってどこを打つのか、返すのかを考えて打つということになります。
しかし、一つだけ忠告ですが・・・
考え過ぎは良くありません。ほんの一瞬です。自分はどうしてるかな?ってちょっとだけ考えてみてください。あなたは、攻めと溜めができてますか?
まとめ
剣道の攻めと溜めというテーマで考えてみましたが、いかがでしたか?雲をつかむような話でしたか?(笑)攻めというのは色んなパターンがありますので、これはほんの一例です。
実は、こんな偉そうなことを言っていても、上の先生に懸る時には全然自分の攻めが効いていないと実感するばかりです。まだまだですね。
こんな私ですが、攻めと溜めということについて私なりの方法を実践しています。良かったら参考にしてみてください。
それは、構えをなるべく崩さないということですね。
例えば面を打ちたい時、「面を打つぞ!」と念じながら構えのまま右足を前方に滑らすようにしています。ス~~~っというイメージですね。そして、そのス~~~っの間に相手が動けばそこを打突すれば良いだけの話です。
私はこうやって苦手な出端面を打てるようになりました。同レベル以下の相手限定ですが。
構えたままの状態でス~~~っと入ったら、殆どの人が行動を起こすでしょう。そのパターンは下の4通りです。
- 打ってくる
- 竹刀を使って避ける
- 下がって間合いを切ろうとする
- 動かない
もし、相手が動かなかった場合、自分の攻めが効いていないか、相手がボーッとしている状態でしょう。前者なら、攻めについてもう少し考え直す必要があります。後者なら打ちたい放題ですね。
他の3つの行動パターンの時は構えが崩れるのでどこかに隙ができるでしょう。その隙をすぐに見つけて打ちましょう。
ポイントは構えを崩さない。手元を上げない。たったそれだけです。是非やってみてください。
攻めと溜めは剣道家にとっては永遠のテーマです。非常に難しいので、日々の努力の積み重ねで少しずつ身に付けるしかありませんね。
攻めパターンについてはこちらの記事でも具体的に解説しています。よろしければ参考にしてください。
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